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2012.02.13

実に久々に、ちょっと涼しくなるものと出会ってしまいました。

営業妨害になるといけないので
詳しい状況は書けませんが
とある場所でのこと。

悪意のあるものではないようで
部屋にはいった瞬間にぞくっとなる…
ということはなかったのです。

が、しばらくすると電子機器がおかしなことになり

これまでの経験で言うと、どうも幽霊って
電気的なものや水に関係が深いような気がします。

たとえば…
この話、一度、このブログで書いたかしら？
2009年12月13日に「この話は改めて」と言いつつ
今日まで書いた記憶がない…
もしダブっていたらごめんなさいね。

それは大学4回生の時。
仲の良い友達4人と中国に旅行したときのこと。
私と同室だったYちゃん、
二人揃って同じ幽霊を見てしまったんです。

そう。当時はポータブルタイプで音楽を聞ける道具は
カセットデッキだったんです。
すごく小さいタイプでも、単行本くらいの大きさでした。
それをわざわざYちゃんが日本から持ってきてくれていたんです。
夜　寂しくなったらお気に入りの音楽を聞こうねと。

部屋に入った瞬間に私は「あ！この部屋には居る」と思いました。
でももう寝るだけだし、Yちゃんを怖がらせてはいけないと
黙っていたのです。
で、どちらが言うともなく音楽聞こうよ、ということになって
カセットデッキを取り出し、テープをセット。
流れてきた曲は、忘れもしない、井上陽水「なぜか上海」。

星がみごとな夜ですぅ～♪と
二人で歌っていたら、間もなく、
陽水の声がヘンなふうに波打ちだしたではないですか。

内心ぎょえっと思いましたが
「電池が切れたんと違うかな？」と新しい電池を入れ直して
再度ボタンを押したところ
音がどんどん間延びしだした揚句
プツッと切れてしまって、
以後ウンともスンとも言わなくなりました。
ひー！！！

二人顔を見合わせたものの
言葉に出すと怖いからか
「も、もう寝ようかな」
「わ、私もなんか疲れたし、寝るわ」

そして灯りを消して目をつぶったときに
初めて姿が見えたんです！
私のベッドの足元近くに
一人の男性が立っているのが。

あああああ！でたぁ～！！
と思ったけれど、
隣で寝ているYちゃんには見えないかもしれない。
怖がらせてはいけない、と黙って心の中で
「ごめん！私、あなたに何も悪いことしてません。
　だからお願い、成仏してください。
　南無妙法蓮華経…南無阿弥陀仏…アーメン…
　アッラーフアクバル…」
と思いつく限りの宗教の文言を唱え続けたのでした。

夜が明けて、出かける準備をし始めた時
もう言っても良いかなと思い
「ねぇ、Yちゃん、昨日ここにさぁ…」と言いかけたら
Yちゃんが
「居たよね？！男の人が居たよね！？」
私「灰色の服着てて…」
Yちゃん「帽子かぶってて…」
語り合う特徴は見事に一致。
Yちゃんも実は見えていたのに
私を怖がらせてはいけないと黙っていたのですって。

二人顔を見わせて「ギャー！！！！」
あとの二人が泊った隣の部屋に走って行って
ことの顛末を告げたのでした。
二人は私たちの話を聞いて驚きつつも
「うそー、どんなん？どんなん？」と
興味津々で私たちの部屋を見に行く始末。
そして「え～何も感じないけどなぁ」

え？どうしてわからないの？
同じような間取りなのに、私たちの部屋と
もうひと組の部屋は明るさというのか
漂う気が全然違うのに！！

中国旅行はその後も続き
以後　私とYちゃんは部屋に入ったらすぐに
（毎日のように移動したのでホテルも変わる）
「どう？」「大丈夫だと思う」と確認し合いました。

この話、日本に帰ってきていろんな人に話したけれど
皆　半信半疑。
ただ一人だけ心から信じてくれたのは
卒業後入社した会社の同期。
「それ、何て言うホテル？」という質問に答えたら
「ああ、あそこは出るね」と。
彼女は大学時代中国文学を専攻していたのでした…。

前例が長くなりましたが、
霊的なものが現れると電気的なものに変調をきたすと
そういう話です。

念のために書いておきますが
中国一泊目に音がヘンだったカセットデッキ、
翌日からは何事もなかったように普通に再生ができるようになりました。
今回の電子機器も、そののち正常に作動するようになったので
機械自体の故障とは考えにくいです。

ということで…
もしもゾワッとするような気配がして
電気系統がおかしくなったら
そこには居るのかもしれませんよ。
（稲川淳二さんみたいになってしまった）

ちなみに今回の霊は、女性だったように思います。

ところで私が思うに、中国での初日の幽霊、
部屋割が私とYちゃんの組み合わせでなかったら
見えなかったのかもしれないと思います。
なぜそう思うのかついては長くなるので、またの機会に。

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