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2013.01.07
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カテゴリ: 映画・舞台観劇
さて、昨日見に行った「壽 初春大歌舞伎」。


130106_松竹座.JPG

昨年、香川照之が歌舞伎界入りし、
市川猿之助、市川亀治郎がそれぞれ猿翁、猿之助を襲名するとともに
香川照之が市川中車を、息子が団子を襲名すると発表があった時に
大阪でのお披露目は絶対に見逃せないと思っていました。

私は子供の頃 日本舞踊を習っていて
小学生の時から踊りの勉強になるからと
歌舞伎を見せてもらっていました。


最初に見たのは尾上菊五郎の「助六」。
大阪難波にあった新歌舞伎座でのことでした。
まだ宝塚歌劇も見たことがなく(本当は見ているはずだけど記憶にない)
劇場の独特な雰囲気と舞台の華やかさに
すぐに歌舞伎が好きになりました。
とはいえ、子供のおこづかいで見られるわけもなく
祖母の観劇のお供をしていたのです。

菊五郎の次に見たのが市川猿之助(現 猿翁)。
その祖母が「猿之助はすごい」と言っていて、毎年のように連れて行ってもらいました。
「一本刀土俵入り」「黒塚」といったオーソドックスなお芝居だけでなく
「鏡山旧錦絵」「義経千本桜」などあっというような早変わりや宙乗りなど

いまでこそ、故勘三郎さんもおやりになり
広く認められているケレンも
当時の歌舞伎界では「これは歌舞伎ではない、サーカスだ」と
揶揄されていて、猿之助は時代を先取りしすぎていた感じでした。
でも、観ている側からは、とにかくうまくて面白かった。

市川猿之助の後援会「おもだか会」にも入り観劇していましたが、
なーちゃん(元花組トップスター 大浦みずき)に入れ込むようになってからは、
時間の点からもお金の面からも二股はかけられず
いつのまにやら歌舞伎は時々しか見なくなっていた私。

それでも、かつて後援会にまで入っていた澤瀉屋さんの晴れの舞台
見にいかないわけにいきません。

見に行くことは決めたものの、さてお昼と夜の、どちらをみようか…。

昼の部の演目は
一、正札附根元草摺
二、毛抜
三、吉野山
四、楼門五三桐

夜の部の演目は
一、操り三番叟
二、小栗栖の長兵衛
三、口上
四、義経千本桜

見た瞬間、夜に決定。

理由はまず「操り三番叟」。
私が花柳流の名取になったとき、
お披露目に踊ったのが「操り三番叟」だったので懐かしくて。
その上に「口上」があり
「義経千本桜」では四代目市川猿之助の早変わりと宙乗りが見られるのですもの。
夜だ、夜だ~。

ということで行ってきました「壽 新春大歌舞伎」夜の部。

まずは「操り三番叟」。
幕が空くと正面に地方さんがずらり。
七丁七枚(三味線、唄ともに7人ずつ)の豪華さ。
三番叟が出る前に登場する翁と千歳は藤十郎と吉太朗。
後見が薪車で三番叟は翫雀という配役。
操り三番叟は、役者が操り人形として舞台に登場し
後見が糸を引いて人形を動かしているという趣向の踊り。
三番叟に扮する人は
飛んだり跳ねたり滑ったり、とにかく身軽でないといけません。

私がこれを踊ったのは16歳の時。
いまより相当スリムで運動能力もあったからこそ踊れたと思います。
後見をしてくださったのはもちろん師匠。
名取披露ということで、ものすごくシゴいていただいたため
振り付けは体に染み付いていて
ぶかっこうではあっても多分今でも踊れると思います。
師匠がこだわったのは操り人形としてのリアルさ。
操り人形の糸がついているのは足も手もつま先だから、
お客様の目にそこが引っ張られているように見えるよう
つま先立ちならぬ、かかと立ちで踊るようにと言われたのが
難しかったです。
かかとで立って踊るのはかなりバランスが難しいんですよ。
それから飛び上がる時には、師匠がリフトして下さり
息を合わせてかなり高くまであがるよう頑張りました。
今思うと、宝塚歌劇の男役さんと娘役さんのリフトに
似た間合いではなかったかと思います。
そんなことを思い出しながら翫雀の踊りを拝見しました。

歌舞伎の舞踊と、私が習っていた花柳流では
振り付けや最後の決めの姿勢など
ちょっとずつ違うのですが、曲は同じ。
泣きそうに懐かしかったです。
大人の男性である翫雀は体重的に考えて
そう軽いわけではないので身軽さよりは
人形の動きのひょうきんさを前面に出して
楽しい踊りになっていました。

二幕目「小栗栖の長兵衛」
主役の長兵衛を演じるのは市川中車。
古典ではなく、世話物といった感じのわかりやすいお話でした。
時代は戦国末期。
本能寺の変のあと豊臣秀吉に追われた明智光秀が
いずこへともなく落ち延びていった、
たったの三日天下だったと町人が噂しているとき
小栗栖に住む長兵衛は
「落ち武者の一人も討ち取って、鎧兜や刀を剥ぎ取って
 金儲けをしてやろう」と竹槍一本を持って出かけていきました。
ところが追って豊臣秀吉からお触れがでて
「落ち武者を伐って身ぐるみはがすようなものは磔に処す」とのこと。
長兵衛が落ち武者狩りに勇んで出て行ったことを知った村人たちは
自分たちの村から磔の罪人を出しては、と青ざめる。
そこに帰ってきた長兵衛。
「落ち武者と思しき侍が3人ほど馬で駆けてきたが
一人目は打ち損じた。二人目は確かに腹を刺した手応えがあったが
相手もさすが侍、竹槍をスパッと切り取りそのまま逃げてしまった。
鎧も兜も手に入らず、骨折り損のくたびれ儲けだった」と
帰ってくるなりやけになったように
酒は飲む、周りに暴言を吐く、暴れる…。
もともとロクに働きもせず大酒を飲み乱暴を働くしで、近所の爪弾きだった長兵衛。
この騒ぎに村人だけではなく親兄弟までが呆れてしまっているところに
秀吉の使者が来て、明智光秀にやりをつけたのが長兵衛だったと判明。
村の鼻摘みが、一瞬にしてヒーローに変身。
意気揚々と、秀吉のもとに向かう長兵衛であった…。

6日夜に放送されたNHKドキュメンタリー「父と子」では
昼の部の「楼門五三桐」の石川五右衛門役に苦心している様子が
見て取れましたが、
なんとなく松竹新喜劇みたいなこの話は
中車にはやりやすかったのではないかと思います。
でも、休憩時間のロビーでは「ハラハラしたわ」という声も聞かれました。
私は、歌舞伎役者という意味ではまだまだ未熟なのかもしれないけれど
香川照之以外の役者さんだったらここまで出来たかどうかと思います。
すごい決意でこの道に入ったであろう、素晴らしい人だと思います。

三幕目「口上」
昨年末の紅白歌合戦でも披露されたこの引幕。

130106_松竹座 (2).JPG

私の席が5列目の一番上手端だったので
こんな写真しか撮れませんでした。残念!!
幕が引かれてきた瞬間、会場からは拍手でしたよ。

猿翁が休演だったことは とても残念でした。
しかし、血縁というのは面白いもので
猿之助と中車ってどことなく似ていますね。
さすがいとこ。

四幕目「義経千本桜」。
源義経が兄頼朝に追われる身となったとき
義経の妻 静御前をお守りし付き従っていた佐藤忠信。
ところが、もう一人佐藤忠信が現れて
最初の忠信は源九郎狐だったと判明。
なぜ狐が静御前と行動を共にしていたのかといえば
静御前が持っている「初音の鼓」が源九郎狐の親狐の皮で作られたものだから。
その音色に親を思い、どうしても離れ難かったという源九郎狐の告白に
哀れと思った静御前と義経が「その鼓をそなたにやろう」と。
喜び溢れる源九郎狐は初音の鼓とともに去っていった…

と荒っぽく言うとそういうお話。
みどころは「さてはそなたは狐じゃな」と素性がバレてからの
早変わりに次ぐ早変わりと奇想天外な場所からの登場、
そして最後の宙乗りです。

昔、現猿翁で見ているので、次はあそこから出てくる…と
わかっていても楽しいものですね。
そして猿之助の狐の可愛いこと!
初音の鼓を親に見立ててじゃれる所作のいじらしさ。
物心つく前に死に別れた親狐を慕う心に涙が出ました。

最後の宙乗りは、30年ほど前とはワイヤー自体が違うのか
宙に浮いてからの動きが以前に見たものより激しくて
「切れないか、落ないか」とハラハラしました。
3階下手側のお席の方は目の前に見られて楽しかったでしょうね。

源九郎狐が引っ込む3階からは桜の花吹雪が舞い
美しいのなんの。

客席からは鳴り止まぬ拍手。
やがて下手袖には
おそらく3階から全力で走り降りてきたであろう
猿之助が現れてステンディングオベーション。
歌舞伎では珍しいことです。

楽しかったなぁ、綺麗だったなぁ、面白かったなぁ…
大満足の「壽 初春大歌舞伎」でした。

次回は是非、市川団子ちゃんを拝見したい。

長文お付き合いありがとうございました。


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最終更新日  2013.01.07 22:45:42
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