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2013.12.26
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カテゴリ: 映画・舞台観劇
先週の土曜日に公開が始まった映画「永遠の0」を見てきました。
3年前に原作を読んで、非常に感じ入りました。

ですから、映画化されると聞いて、絶対に見に行かねばと思っていました。
結論から先に言うと、かなり満足できる映画でした。
普通、原作に感動した場合、
映画を見てがっかりするかイラッとするかのどちらかなのに
この映画はそういうことがなかったです。

もしお時間があれば、あらすじについては
2010年9月15日 百田尚樹「永遠の0」読了


主役をV6の岡田准一くん。
素直に演じているように見えました。好演。

でもこの映画を成功させたのは岡田くんよりもむしろ
特攻を志願して死んだ宮部(岡田君の役)について証言する
老いた男性たちを演じる俳優さんたちの演技によるところが大きいと思います。
「あいつは海軍一の臆病ものだった」と怒りを隠さない
傷痍軍人役の平幹二朗。

末期がんで余命3カ月を宣告されたのに、
6ヶ月経っても命の灯が消えなかったのは
「あなたたちに宮部さんのことを話すためだったんですね」と語る橋爪功。

「あの人こそ生きて戦後の日本に必要とされる人だった」と語る山本學。


それゆえに宮部を認めていた男、田中泯。

そして宮部の遺志を継いだ男、夏八木勲。

彼ら俳優陣の演技の素晴らしいこと。
しわの一つ一つまでが輝かしいものに思えました。


唯一残念だと思ったのは、

単なる謎として放り出されてしまったこと。
ものすごく注意深く見ていれば
「ああ、あの人か」とピンとくる作りにはなっているけれど
何気なく見ていたらわからないと思うんです。
そのエピソードはぜひとも映像として入れてほしかった。
それによって「宮部の遺志、強い願い」を叶えようとしたのが
一人だけじゃなかったことが浮き彫りになり
そのことで一層、宮部がさげすまれるような人間ではなく
「あの人こそ生き残るべき人だった」という証になるのになぁ。

逆に、このシーンいるの?と思うシーンが最後のほうにありまして
(三浦春馬くんのサービスシーンに見えた)
そこをカットして上の場面を入れてくれればなぁと
勝手な希望を持ちました。

あ、それと、映像にするとグロテスクだからやめたのかもしれないけど
宮部さんの死にざま、敵であるアメリカ兵が思わず敬意を表し水葬までした
鮮烈な死にざまも入れてほしい気がしました。

ところで「永遠の0」に関して、
戦争礼讃だとか特攻隊を美化しているなど
作者の百田尚樹を執拗に批判している人がいるのを
ツイッターなどで見かけます。
私は不思議でたまりませんよ。
どこを読んでるねん?!
もしくはどこを見てるねん?!と。

「永遠の0」ほど、
特攻隊の死がいかに空しいものかを訴える作品はないと思います。
しかし同時に、特攻で亡くなった人を「犬死に」などと表現することも
許されないとも訴えています。
その人たちの死を悼み、自分がどう生きていくべきかを
考えさせらる作品なのです。
また、どんなときでも最後まで生きる努力をしなくてはいけない、と
呼びかけている作品でもあるのです。

たぶん、読んでいない人、見ていない人が
的外れな批判をしているのじゃないかなぁ。

お勧め度は100%です。
これは絶対見ておいたほうが良い映画です。
そして原作も強くお勧めします。


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最終更新日  2013.12.26 20:18:47
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