旧・茶々吉24時-着物と歌劇とわんにゃんと-

旧・茶々吉24時-着物と歌劇とわんにゃんと-

PR

サイド自由欄

★お勧めホームページ★

【お勧め図書】
ただ今在庫セール中
⚫︎『パーソナリティ千波留の読書ダイアリー』通販サイト
0706book_cover1Web


茶々吉も共著に名前を連ねさせていただきました。
大人でも楽しめる読みごたえのある学習本です。


【送料無料】子どもに教えたいふしぎのお話365


【送料無料】世界を変えた人たち365 [ 田島信元 ]


【茶々吉の写真販売サイト】
PIXTAバナー


お勧めブログ
 ↓
【手づくりケーキ&心の輝きセラピスト 朝ちゃん】
朝ちゃんバナー

イメージコンサルタント&パーソナルカラー診断
創色空間

キーワードサーチ

▼キーワード検索

コメント新着

マーシャ@ Re:チャコさん(元宝塚歌劇団 上条晃)を偲ぶ@ともみ先生のストレッチ(11/25) ふと、上条あきらさんを思い出していたと…
Geraldrex@ legal case management system скайп для нокиа н9 с видео. где взять &…
うえだまさし@ Re:優ひかり・真琴愛ディナーショー客席&終演後(04/04) こんんちは。 ちょっと思い出探索で、「八…
gachapin3 @ Re[1]:肉芽治療にクエン酸(07/08) まゆまゆさんへ 大変でしたね。 今きっと…
gachapin3 @ Re[1]:肉芽治療にクエン酸(07/08) nanatさんへ このブログはすでに更新をや…

カレンダー

2014.01.10
XML
カテゴリ: 宝塚
本日2回目の更新、失礼します。

今年は宝塚歌劇100周年、宝塚大劇場はもちろんのこと
花の道にも飾り付けがされています。
手塚治虫記念館20周年、宝塚市制60周年、
本当に記念すべき1年なのですね。

140110_花の道

劇場内のお花はお正月バージョン。

140110_ロビー花


星組「眠らない男ナポレオン―愛と栄光の涯に―」。
宝塚友の会の抽選で1階7列しもて側の席で見ました。

140110_チケット

すごく面白かったです。

ただ、宝塚歌劇を見たという感じが薄かったです。
それは否定的な意味ではないんです。
芸名やニックネームではなくて
たとえばタレーランやバラスなど、
その役としてそこに立っていたように見えたのです。
ちょっと不思議な気持ちでした。

また、ちえちゃん(星組トップスター 柚希礼音)と
ねねちゃん(星組トップ娘役 夢咲ねね)は別として
他の人たちが出番の多い少ないは別として
ほぼ一線上に並んでいるようにも見えました。
決してトップコンビ以外が十把ひとからげということではないのです。

2番手3番手が続き、
ただいま売り出し中のいきの良い若手男役さんがいる…という
明らかな順列の配役に見えなかったせいかもしれません。
もしかしたら専科のみっちゃん(北翔海莉)が投入されたことで
組の中の順列が崩のかしら。

適用されていない作品のように見えました。
これは私の感想であって、的外れなことを言っていたらごめんなさい。

さて、ナポレオン:ちえちゃん(柚希礼音)。
もうさすがとしか言いようがありません。
歌もお芝居も堂々としたものです。
トップになってから演じた役の一つ一つが今の彼女を作っているのが見えました。
それは「激情」のホセだったり「スカーレットピンパーネル」のショーヴランであったり。
役者さんは役を演じるたびに引き出しを増やしていくんだなァということを
思わせてくれるナポレオンでした。
戴冠式の衣装が豪華でしたわ。重たそうだった。

ジョセフィーヌ:ねねちゃん(夢咲ねね)
私の中ではジョセフィーヌというと、
元花組トップ娘役 若葉ひろみさんです。
ペイさん(高汐巴)がトップのときの「愛あれば命は永遠に」で
ジョセフィーヌを演じたのがヒトちゃん(若葉ひろみ)だったもので。
でも、今回のジョセフィーヌは「愛あれば…」とは違う描かれ方だったので
すぐにねねちゃんのジョセフィーヌを受け入れることができました。
お芝居後半、世継ぎが必要なナポレオンのため身をひいた後
待望の男子が生まれたことを知って
「私のしたことは無駄ではなかった」(セリフ、うろおぼえ)と
自らを納得させる場面、
銀橋に出てきたとき、スポットライトがまだ当たっていない薄暗いときに
ねねちゃんの目から大粒の涙がぼろっと落ちたのが見えてびっくり。
スポットが当たったあとセリフをしゃべりながらも
また涙がポロポロ。本気の涙でした。
残念なのは、そんなふうに感情を抑えてナポレオンに尽くす後半の芝居で
セリフから歌にうつると、突然甘えん坊声になってしまうこと。
そこだけが違和感ありでした。

特別出演タレーラン:みっちゃん(北翔海莉)は
ちょっと前まで 「THE MERRY WIDOW」 でどっかんどっかん笑いをとっていた人と
同一人物と思えない芝居でした。

歌もさりげなく歌いこなしているからさらっと聞けるけど
本当はめちゃくちゃ難しい歌なのではないですか?
みっちゃんは組配属がない分、いろんな組に出て
いろんな役を演じることができて、役者としては幸せかもしれませんね。
通常は娘役さんのソプラノを聞かせるフィナーレのエトワールは
紅ゆずる、真風涼帆との釣り合いをとるための苦肉の策にも見えました。
歌がうまいみっちゃんだからもちろん良いのだけれども。

誰だこの歌がうまい子はと思ったら、礼真琴くんでした。
ジョセフィーヌの連れ子、ウジェーヌを演じていました。
とびきり踊れて、歌もうまい。
身をひくというジョセフィーヌに、ママはそれでいいのかと問う場面
礼さんは客席に半分背中を見せる態勢で立っています。
だから横顔は下手側の客席にしか見えません。
一瞬ほっぺたが光ったのでオペラグラスで見たら
涙が頬を伝っていてびっくりしました。
もちろん泣けばいいってものじゃないけど
役に入り込まないとあんな風にはならないでしょう。
この人、ダンス・歌・芝居と
三拍子揃ってるんだワと思いました。
うまく説明できないけど、礼さんは
私の思う星組の伝統的な男役さんの系統に入っているように見えます。
このまま順調にすくすく育っていかれると良いですね。

この人の頬骨が好きなの…などと
いつも変態チックなことをいってしまう汐月しゅうサマ。
今日見たらいっそう好みな感じになっていてゾクッとしました。
ところが、ずっとしゅう様を追い続けることは不可能でした。
というのも、このミュージカル、ナポレオンの生涯を描いているものだから
そもそも歴史の授業みたいな側面があります。
次から次へとエピソードが出てくるし、
登場人物が入れ替わり立ち替わり現れる。
世界史が弱い私は授業に遅れないようについて行くのに必死で
途中でしゅう様を見逃してしまいました。残念だ。

みっちゃんの歌については先ほど書きましたが
他にも美穂圭子、英真なおき、一樹千尋など歌える人が多くて
安心していられました。

壮大なドラマを見たという満足感に浸りながらも
時代は変わったんだな、というちょっとした感傷にも浸りました。
というのは、私が子どものころ、宝塚歌劇の1月公演というのは
難しいことを考えずに楽しく見られる軽い作品というような
暗黙の了解があったように思うのです。
その代表格が昭和54年1月雪組「春風の招待」。
まぁ粗を探せばいろいろあったのでしょうが、
トップと2番手が両方二役というファンサービスなどもあり
罪のないコメディでした。
今日見た「眠らない男」は年配の男性にも満足してもらえそうな歴史物であり
一度は熱烈に愛し合ったはずの二人の心がすれ違う様は
大人の心を揺さぶるはずで
どこにも子どもへのサービスがないように見えました。
それなのに私の隣にいた小学生くらいのお嬢さんは
最後までしっかり楽しんでいるように見えたのです。
どういうことだろうと考えて思ったことは…
今の子どもは物心ついたときにはすでにパソコンを操作しているし
ディズニーランドやUSJなど手の込んだアトラクションに慣れています。
トランプ遊びやボードゲームしか知らなかった私たちとは違うわけで
そういった意味で、お正月だから、夏休みだからこういう作品がウケる…といった
かつての演劇の常識自体が変わってきたのかもしれません。
もちろんそういう変化は、宝塚歌劇団の生徒にもいえることです。
宝塚歌劇100周年。
ここまでせっかく続いてきたのだから
世の流れを見て、それにおもねるのではなく、
良い意味で観客のニーズをとらえつつ
150年、200年を目指してほしいなぁ。
そんな思いを深くした星組公演でした。

【おまけ】
冒頭と終盤に出てくる例のヤツ。
あれってもしかして「ベルサイユのばら」の
ガラスの馬車(の土台)じゃないですか?
アンドレとオスカルを天国に送って行ったあと、
ナポレオンを乗せていたとは知らんかった。
時系列としては合ってるし。

【おまけ2】
ラインダンス、背中の飾りが踊りにくそうでしたワ。
連続脚上げ、数えたら22回でした。
それって男児誕生合図の祝砲の数に合わせたのかしら?

*とどめの1回を入れたら23回でした。
 もし回数を数え間違っていたらごめんなさい。

【おまけ3】
私は「眠らない男」の途中で、一瞬遠いところをさまよってしまいました。
その引き金になったのはイポリット・シャルレの登場。
ジョセフィーヌの若き愛人です。
昭和60年花組「愛あれば命は永遠に」で
なーちゃん(元花組トップスター 大浦みずき)が演じていました。
それを思い出しまして。
ヒトちゃんがイポリットを呼ぶときの
「イッポリット」と小さい「ッ」にアクセントを置いた独特なセリフ回しや
軍服姿のなーちゃんを思い出していたんです。
今年は絶対に東京に行く!
なーちゃんの追悼展に行くんだい!


もし今日の日記を気に入ってくださったなら
 ↓ ポチッとクリックお願いします。

人気ブログランキングへ






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2014.01.10 22:01:03
コメント(6) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: