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福島第一原発の爆発事故で放射能についての関心が高まって
いますので、放射能の人体に及ぼす影響についてまとめてみまし
ょう。
放射線に関係する単位には、「シーベルト」「グレイ」「ベクレル」
「c p m(カウント・パー・ミニット)」の4種類があります。人が被
ばくした度合いを表すのがシーベルトです。物質に吸収された放射
線のエネルギーの大きさを吸収線量と呼び、グレイで表します。
放射性物質が放射線を出す能力が放射能で、単位はベクレル
です。c p m は1分間当たりの放射線数を示します。
人間が1年間で普通に生活していて浴びる放射線量は2・4ミリシ
ーベルトです。胸部CT検査では6・9ミリシーベルトを浴びます。した
がって今回の事故で、福島第一原発3号機周辺で最高1時間当た
り400ミリシーベルトが検出されたということは放射線量から言って
も大変なことです。
しかし、放射線量は1線源からの距離の2乗に反比例して減少し
ていきます。例えば福島第一原発から30キロ離れた地点の線量は
1キロ離れた地点の900分の1です。原発から250キロ離れた東
京は、900分の1のさらに70分の1で「影響はほぼ皆無」ということ
になります。
一度に100ミリシーベルトを超えると、がんになる恐れがありま
す。ヨウ素は甲状腺に集積しやすいため、甲状腺のがんに、ストロ
ンチウムは血液を造る骨髄に集まるために白血病に、セシウムは
全身のがんにそれぞれなりやすくなります。
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