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March 13, 2007
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カテゴリ: 科学
先日の 「がん細胞を自滅させる酵素」 に続いて(?) 「染色体DNA修復に重要な役割を果たす酵素」 が見付かった事が「 MSN毎日インタラクティブ 」の3月13日の記事に出ていました。

DNAは,紫外線の照射や活性酸素による酸化等の様々な要因によって損傷を受けます。また,複製時にも複製のミスが起こる事が知られています。こういった障害やミスが残っていると,細胞の正常な増幅や機能が妨げられます。結果, 「癌化」 します。

勿論,生体にもそれを防ぐための防御機構が存在しています。一つは上記の 「修復機構」 でもう一つが先日の 「アポトーシス」 です。つまり,できるだけ修復に努めるけれども,修復しきれないとなった時には,細胞ごと消し去ってしまうわけです。(@_@)

「修復機構」 ですが,こう聞くと難しそうに思いますが,やってる事は我々が何かを修復する時と同じです。簡単に言えば,損傷のある部分(ヌクレオチド又は塩基)をDNAから切り取り,生じた隙間を新たなヌクレオチドや塩基で埋めるだけです。

で,この 「修復機構」 が阻害されたらどうなるでしょう。そう,傷を負ったDNAが増幅される結果,その細胞は機能できなくなり死んでいきます。正常な細胞でこれが起ると機能障害で病気になるわけですが,癌細胞でこれが起ると・・・・・・そうです。 「癌細胞が死ぬ=癌の治療」 になるわけです。

そのため,上記のニュースになったわけですが,実用化には「如何に癌細胞の修復だけを(選択的に)阻害するか」「如何に癌細胞のDNAに(選択的に)損傷を与えるか」といった問題の解決が必要です。一歩ずつ進んではいるのでしょうが,「癌の薬」となるのはまだ先のように思います。


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Last updated  March 13, 2007 11:13:20 PMコメント(0) | コメントを書く
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