知音夢裡尋

知音夢裡尋

PR

×

プロフィール

tommie_unterwegs

tommie_unterwegs

カレンダー

バックナンバー

2026年05月
2026年04月
2026年03月
2026年02月
2026年01月
2007年06月04日
XML
カテゴリ: 秀星的日乗
スー・チーさん軟禁いつまで続く 国連が軍事政権非難

いやなニュースが公私共に押し寄せてきてうんざりなんだけど、ここ数日でいちばん打撃力があったのがこのニュース。

前にも書いたけど、大学に入る前の一年は郷里で、ビルマの民主運動を支援する運動にもほんのちょっとだけ関わっていたので、その時からまったく進展がないってのはやっぱりショッキングだ。

もちろん「民主化=進歩」という短絡かつ安直な図式は僕は支持しない。あくまでその国の歴史と文化のコンテクストを最重視して考えるべきことだから、軍事独裁が「悪」という一方的な見方もしていない。でもビルマの軍事政権は僕からすればやはり「悪」以外のなにものでもない。

ちなみにビルマ人は姓と名がくっついてるし、分かち書きもしないので「アウンサンスーチー」という表記が本来は正しい。英語表記も「Aung San Suu Kyi」。字数の制限があるとは言え、「スーチーさん」ではなにか落ち着かない。

でも天安門事件のリーダーの一人のウイグル人のウルケシュ・ダブレット(Urkesh Davlet)の中国表記「吾爾開希」が日本語に受け入れられた時に「ウーアルカイシ」になって、それを「ウーアル・カイシ」とカン違いして、来日して某番組でインタビューを受けた彼を某ジャーナリストが何度も「カイシ」さんと呼んでいたのに比べるとマシかもしれない。

人名の呼び方にはもっと慎重であってほしい。

前にも紹介したビルマの民主化運動に関する本でぜひ読んでもらいたいのは、

Freedom from Fear and Other Writings 自由 』)

アウンサンスーチー演説集

ビルマ軍事政権とアウンサンスーチー

など。あと、ビルマといえば、古典的な

アウンサン将軍と三十人の志士

も、やはりはずせない。


もうすぐ六四だし、ウルケシュの名前が出たからついでに言うけど、僕らみたいに少しでも89年の「天安門事件」を前後した当時の中国の民主化運動に関わった人間はウルケシュは絶対に心情的に許せない。そして柴玲夫婦も。まぁ、そのへんの詳しい説明はここには書ききれないのでまたいずれ。

天安門事件も「学生=正義」、「共産党・人民人民解放軍=悪」という単純な図式では成り立たない複雑な構図を持っている。僕も、もちろん天安門広場を埋め尽くした学生たちが100%正しかったとは決して思っていない。むしろ「非」が学生たち、とりわけ柴玲たち学生リーダーにあったことはその後にやはり明らかにされている。日本を含む西側諸国がこぞって喧伝した「広場で数百人(数千人)虐殺」という通説も、僕は最初から疑ってかかっていた。



僕が中国や中国語のことを語りだすといつも深刻な精神論になるので「もっと気楽に楽しくすれば」なんて言う人いるけど、そんな中で再出発した僕の中国語を通して見る現代中国は、僕にとっては「気楽」にも「楽しく」も絶対にできない対象だ。

もし16歳の誕生日(事件は実質3日の夜から)にこの「事件」がなかったら、中国語はお気楽な子供の趣味のままだったかもしれないことを考えると、なんだかとてつもなく感慨深い。

1989年の息もつかせぬ、たたみかけるような一連流れから受けた影響がその後の僕を決定付けていることは否定できない。今考えてもすごい年だった。


(2007年05月27日の日記を改訂)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007年06月04日 16時56分28秒
[秀星的日乗] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: