CHIOTOの休日

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Jan 25, 2013
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カテゴリ: 書庫
仁徳天皇の頃(4世紀)、インドから熊野灘に漂着した裸形上人が那智の大滝において

修行を積み大滝にうたれること千日、その暁に滝壺で丈八寸の観音菩薩を感得し、

ここに草庵を結びお祀りしたのが開山となります。

その後200年ほどたち、推古天皇の頃、大和の生佛上人が来山し、

玉椿の霊木で一丈(3m)の如意輪観世音を刻み、裸形上人が感得した八寸の観音菩薩を

胸佛に納め勅願所として正式に本堂が建立されました。

平安朝中期から鎌倉時代には「蟻の熊野詣」といわれ、熊野三山の信仰がさかんになり、

第65代 花山法皇が三年間大滝の上に「円成寺」という庵を結び修行し、那智山を一番として、

近畿各地の三十三観音様を巡拝されましたので、西国第一番札所となりました。



神仏習合の一大修験道場でした。

明治時代初期の神仏分離令により、廃仏毀釈を行い、いくつもの仏寺や坊舎が取り壊され、

明治4年、那智権現は「熊野那智大社」と称し、仏教・修験道を廃止した神社となりました。

如意輪堂は取り壊されませんでしたが、仏像仏具は「補陀洛山寺」に移され、空堂となりました。

しかしその後、山内の人々の願により、明治7年、神社側から独立「青岸渡寺」と名づけられ、

天台宗の一寺として再興されました。





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Last updated  Jan 26, 2013 03:21:41 AM
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