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2008年01月11日
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 コーエン兄弟の傑作と評判の「ノーカントリー」、名優ダニエル・デイ=ルイス主演「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」等々。年末年始、アメリカで公開された映画はどれを見ようか迷うほど秀作が出そろっていた。

 これは集客目当てというよりアカデミー賞を意識して映画会社が自信作をこの時期に集中上映するため。前年1年間に米国で公開された映画が同賞の対象になるので、記憶に新しい作品が賞の選考に有利に働くと読んで、12月まで待って駆け込み上映するケースが多いのだ。

 アカデミー賞の方は、2月24日授賞式の予定だが、ストは収束のメドがたっていないため影響も出そうだ。外国映画を含めて今年の受賞対象作品306本の中から、5829人の会員が専門部門に分かれて投票で各ノミネーションを選ぶ作業が、目下行われている。

 映画ファンとしては、授賞式のテレビ中継の場合を考えて、主要作品だけでも押さえておきたいところ。

 そこでまず、鬼才ティム・バートン監督の「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」を見る。19世紀のロンドンで起きた怪奇な事件を描いた話題作で、ミュージカル挑戦のジョニー・デップの役作りの凄さに敬服。が、あまりの血生臭さに胃の辺りがおかしくなった。

 翌日口直しに、と見たのは「ジュノー」。16歳の女子高生が同級生の子を身ごもるが、めげずに自分で里親を見つけて両親を説得する。責任を取ろうと頑張るオシャマな高校生を描くコメディーで、映画評論家もこぞって激賛。知的、かつ笑えて泣けて、すっかり心が温まって映画館を後にした。

 何とか早くストが収拾されて、アカデミー賞だけでも授賞式が開かれることを祈りたい。
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最終更新日  2008年01月11日 20時13分47秒
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