未熟な作家の気まぐれファンタジー小説blog

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2007.07.13
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カテゴリ: 落雷疾風記
やがてエージニア渓谷に到着した。今は晩の7時である。
すると渓谷の端に誰かいるのにジンが気付いた。群青色のローブ、赤髪、周りには黄緑色の光・・・・・・
(・・・・・・ヴァンスさんだ。なんでここにいるんだ?)
僕はふとそう思った途端、茂みに隠れていた僕達めがけて火を帯びた鋭い羽が飛んできた。
僕とジンは素早く避けると、目の前にはヴァンスが。
「ほぅ、君達はいい物を耳につけているねぇ。・・・・・・そのような汚(けが)らわしい物を!」
ヴァンスの指先から針状の炎が出現し、僕達のつけていたピアスを貫いた。
「フッ、君達は運がいい。私のこんな姿を見れたのだからな・・・・・・。」
するとヴァンスの身体に異変が起きた。真っ赤だった髪は薄い紫に変わり、犬歯や爪が伸び、美しく群青色に染まっていたローブは茶色に汚れた。それはまるで・・・・・・

ジンが足を少し引きながら問うと、ヴァンスは憎たらしく笑うだけ。
「ハハハッ。まさかこんなに早々と私の正体がバレるとは・・・・・・もったいないことを。」
「何がもったいないんだ!」
ジンは少しキレ気味で、腰の銃に手を掛けている。
「もう少し私を利用すれば良かったのにと言っているのだ。その方が、命拾いできたものの・・・・・・残念だな。ククク・・・・・・」
僕はヴァンスの所へ行き、睨みつけた。彼がなぜここにいるのかを知りたかった。
「教えてやろう。私がここにいる理由を。・・・・・・死んだ仲間の魂と、そいつらの精霊達の生命力をラールが吸収するためだ。だからラールは無形体なのだ。」
「ならなんで火霊なんか持っているのさ。」
「フン。まだ分からぬのか。この者の元々の髪が赤だったからだ。」
「えっ・・・・・・それが理由?だってお前はデーモンのはずじゃ・・・・・・」
ヴァンスはため息をついた。その息は重く、臭いがきつかった。

ヴァンスが言おうとした途端、ヴァンスは吐血した。何か体内に異常があるのだろうか。
「グフ・・・・・・まぁよい。俺の名前はまだ言わぬことにしておこう。この身体では不十分な要素がありすぎた。」
倒れたヴァンスの身体から紫色の火が上がり、ヴァンスは骨とミスリル、オリハルコンの破片だけが残った。
「・・・・・・どうやらヴァンスは身体を借りていたらしいな。」
「ジン・・・・・・彼は無情すぎる!今まで仲間だと思っていたのに!」

「クローヴィス、言ったはずだ。『大切な物を盗まれるかもしれない』・・・・・・とな。」
僕は仲間がこれから徐々(じょじょ)にいなくなるのではないかと言う恐怖心を覚えてしまった。

今、仲間と思っていた人が1人減った。これは偶然ではなく、『運命』。
ヴァンスはニクス、赤髪であった。火霊を持ち、いかにもニクスであった。
しかし、無形態の精霊は本来存在せず、おかしいとは会った時から分かっていた事だが、彼の従順な態度により、その疑問は吹き消された。
そもそも、このエージニア渓谷に来る事となった原因は、商人からもらったピアスだ。いろいろな事で頼りにしていた人が居なくなった為、今度は自分達で考えなければならない。
もしかすると、これは『試練』なのかもしれない・・・・・・





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Last updated  2007.07.14 00:17:33
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