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今日は抗がん剤投与の日。娘と実家に泊まった私が、少し遅く目を覚ましたら、すでに父は病院へと出かけていた。
病院で5時間の投与、それから、体内投与が48時間。病院には多くの抗がん剤投与の患者が、父と同じように抗がん剤を打っているそうだが、みんなバケツ片手にゲーゲーと、それはそれは見事な光景だそうだ。
そんな光景の中で、異色に映る父…。きちんとスーツを着て打ちにいくそうだ。投与中も特に何もなく、平然としているから、周りからもうらやましがられている。ついこの間も、辛そうに抗がん剤を打っている患者に看護婦さんが「○○さん、この人はあなたより数段悪いのですよ。そう見えないでしょ? 頑張って」と、父を指差して言っというぐらい。
もしかしたら、その場にいる患者の中で、父は一番病状の悪い患者なのだと思う。その父がこうやって投与中、平気でいられるのは一体何なのだろう? 抗がん剤との相性と、父の気力の強さとしか言えない。さて、抗がん剤副作用はどうなることやら。
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