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テンデイズゲームズのタナカマ店長にお誘いいただいてのゲーム会。この日は他に声をかけた方々が皆都合がつかなかったとのことで、私とタナカマさんの2人だけ。人が集まらないのは残念だったが、逆に2人プレイ用ゲームを遊ぶいい機会だと思い直し、ホイホイとお店に。
店に着くと、タナカマさんは大量のボドゲを荷造りしたり、雑誌の記事を執筆したりしていた。火曜は定休なのに、注文が多いときは店に出てきて仕事をしてるのだという。好きなことを仕事にしてるとはいえ、私なら休みの日くらいは別のことをするだろうなあw 頭が下がる。
まずはMayfair Gamesから出たばかりのMartin Wallaceの新作、「Test of Fire: Bull Run 1861」を触らせてもらった。こんなの↓。
南北戦争をテーマにした2人用ゲームということで、日本じゃちょっと敬遠されそうなゲーム。ダイスを振って実行可能なアクションを決め、その中から実際に実行するアクションを選ぶ、という方式。「イスファハン」っぽいかな? なかなか面白そうだったが、さすがに和訳なしでやるのは少し面倒そうだったので、箱にしまったw Mayfair Gamesはルールを公開してくれないからなあ。誰かよろしくお願いしますw
南北戦争ゲームに後ろ髪を引かれつつ、やはりMayfair Gamesから出たばかりの「Steam: Map Expansion #1」から、2人プレイ専用の「ベルギー&ルクセンブルク」マップをプレイ……指摘されて気づいたが、ここんとこ6連続でワレスゲーしか触ってないなw
初期配置図。
「スチーム」と言えば、ワレスゲーでも1、2を争う人気ゲーム「蒸気の時代」をほんの少しライトにしたゲームだ。と言っても、手番順を競りで決める標準ルールを使えば、カツカツ感は元の「蒸気の時代」とほぼ変わらない。収入の自動減少ルールがないので、その分は確かに楽になってはいるが、そもそも「なぜ収入が勝手に減るのか」がいまいち分からないルールだったから、これはこれでいいんじゃないだろうか。ゲーム終了時の得点計算方法が簡便化され、貨物駒の補給にダイスを使わなくなり、より戦略的になっているなど、改善点も多い。個人的には「スチーム」の方が好きだ。
さて、その「スチーム」に待望の拡張マップが出た。株のルールを追加し、ほとんど別ゲームとなる「スチームバロン」に入っていたものを除くとこれが初めて(Bezier Gamesなど、他社から「蒸気の時代」と兼用できるものはたくさん出てるが)。そのうえ、これまで「スチーム」を楽しむには長時間ゲームに耐えられるメンバーを4、5人は集めなければならなかったが、この拡張には3-7人用の大マップのほか、2人用と3人用マップが入っているのも嬉しいところだ。
今回プレイした2人用マップはベルギーとルクセンブルクが舞台。アントワープ、ブリュッセル、ヘントの3大都市が固まっており、灰色駒4個が初期配置されるルクセンブルクが山の向こうにある。河川ヘクスや山岳ヘクスが多く、線路建設コストがかさむマップだ。
このマップの特別ルールとして、町ヘクスにも初期配置で貨物駒が1個ずつ置かれる。通常は町を都市化しないと駒を持ち出せないが、このマップでは町のままでも線路さえ引けば(その町ヘクスに線路タイルを置けば)輸送できるようになる。もちろん、輸送先とするには都市化しなければならない。
また、フランスのリールとオランダのマーストリヒトが「外国都市」として登場する。白色の都市で、実際にはマップ上の見た目より遠くにあるため、貨物駒をこの都市に運んだり、この都市を経由して他のベルギーの都市に運んだりすることはできない。つまり貨物駒の供給源にしかならないのだが、ゲーム中(全7ターン)の各ターン終了時に駒が1個ずつ補充され、何色の駒が何ターン目に補充されるかはゲーム開始時にすべて分かっている(都市ヘクスにつながっている白いマスに置かれる)。また、各プレイヤーはリールとマーストリヒトのどちらか一方からしか貨物駒を輸送することができない。線路を両方の都市につなげても、いったん片方の都市から貨物駒を輸送したら、もう一方の都市から貨物駒を輸送することはできなくなるのだ。
アクションの選択にも縛りがある。あるアクションを選んだら、相手プレイヤーがそのアクションを選ぶまで、再びそのアクションを選ぶことはできない。たとえば「都市化」アクションを選んでどこかの町を都市化したら、相手が「都市化」を選んで他の町を都市化するまで、もう一度自分で「都市化」アクションを取ることはできなくなる。どのタイミングでどのアクションを選ぶかがよりいっそう重要になりそうだ。
以上のルールから、「どちらの外国都市から貨物駒を輸送するか」と「固定で灰色駒が4個も置かれているルクセンブルクにどのように対処するか」が鍵となるマップと言えるんじゃないだろうか。
ひとしきり悩んだあと、両者とも収入レベルを3下げて15ドル借金してのスタート。両者ともマーストリヒトに線路をつなぐ展開となった。手番順を譲った結果、先にマーストリヒトから貨物駒を運ばれてしまったので、私はリールに路線変更。リンクはゲーム終了時に得点になるとは言え、無駄な線路を引いてしまったのはやはり痛かった。さらに何を勘違いしたのか、わざわざリールに隣接する町を灰色都市化。そしたらマーストリヒト方面に線路引いてるタナカマさんがルクセンブルクに線路つないで、遠くの灰色都市に貨物駒運ぶに決まってるわなw この敵に塩を送るプレイが響き、5、6ターン目に安定して灰色駒×2個輸送で8点ずつ稼いだタナカマさんの勝利。うーん、駄目すぎるw
タナカマさんの「もう一度やりましょう!」の声に手拍子で頷き、即2戦目。今度は相手の動きをよく観察して、対応するプレイを心がける。またマーストリヒトに行きそうだったので、そこに沸く青色の貨物駒3個をゴミに変えるべく、1ターン目に「都市化」アクションを取ってヘントの隣に青都市建設。2ターンかけてその周辺を線路で埋め尽くして完封。これはなかなかうまくいったものの、リール側にも青駒がいくつかあったため、こちらも後半伸び悩み、どちらも3、4リンクしか使えない状況になった。しかし早々に長距離輸送を諦め、エンジンレベルを4まで上げなかった私に対して、エンジンレベルを6まで上げたものの、私のリンクを使わなければ輸送ができなくなってしまったタナカマさんの方が維持費の支払いで不利になり、僅差で勝利。
それなりの人数でやるゲームの2人プレイ用というと、たいていは練習用といった扱いになりがちだが、この拡張マップは本当に「2人でも十二分に楽しめる」ように作られてると感じた。「スチーム」好きなら買って損はないと、自信を持ってお勧めできる。
残念なのは、印刷上の問題で色の分かりにくい都市があること。ルクセンブルクは青都市なのだが、どう見ても青には見えないw 他のマップでも同様なので、「何色か迷ったら青」と考えれば間違いはないだろうw
また、隣接する都市間にリンクを作る際の建設コストがはっきりしない。0から2ドルのあいだだとは思うのだが……こちらはBGGでも質問スレッドが立っているが、まだデザイナーからの返答はない。はっきりしたらここで告知したい。
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