PR
Calendar
Keyword Search
Comments
「イノベーション」をやらせてもらうため、水曜日の会に行ってきた。
「イノベーション」
ルールの詳細はこちら↓
ひだりの灰色:イノベーション/Innovation
文明(というか技術)発展系ゲームで、同じものは1つもない特殊効果を持ったカードがてんこ盛りと、大好物間違いなしのゲーム。しかし専門用語の和訳化が困難で、そのためカードの和訳化も厳しかったため、購入を見送っていた。しかしいたるさんが自作のシールで日本語化し、プレイアビリティを上げているとのことだったので、プレイさせていただくことにした。これほどカードの日本語化が必須なゲームもなかなかないw
他プレイヤーの手元にあるカードの効果を確認したり、アイコン数を比較したりするときの煩わしさが軽減されるので、少人数でやった方がいいゲームのようだ。今回はなかなかうまい具合に高レベルのカードを引くことができず、他プレイヤーが最後のアチーブメントを購入する手助けまでしてしまい、いいところなしw
しかしこれは思ったよりもずっと軽く、にもかかわらずやり応えも充分にある良ゲーだった。残念ながら今流通している英語版はテキストとアイコンしかなくて味気ないので、綺麗なイラストの入ったフランス語版を手に入れたい。しかし、テキストとアイコンでほぼカードの全面が埋まってるのに、どうやってイラストねじ込んだのだろうかw
「ヴィンテージ」
土地を買い、ブドウを植え、ワインを作り、倉庫に輸送し、熟成/販売する。ここまで来てやっと勝利点獲得。労働者駒を使って手番ごとに実行したいアクションを1つ選ぶが、他プレイヤーが選んだアクションを実行するには余分に労働者駒が必要になるので、実行したいアクションを全部やるには駒が足りない。他プレイヤーとかぶらないように長期的なアクションマネジメントが必要になるゲーム。
実はネットではあまりいい評判を聞かなかったので、ルールを訳したときの印象とは違うのかなーと不安だったが、これは非常に面白い! 翻訳担当が言うと提灯記事みたいで嫌だけど、もう完売してるから言っちゃうw
低評価の理由は「アクションカードが強力すぎて大味」ということらしい。しかし手札制限はたったの2枚、カードの獲得だけでなくカードのプレイにも労働者駒と手番が必要であることを考えると、「カードを最適のタイミングで使用し、最大限の効果を発揮させる」ためにマネジメントを行うゲームなのだろう。ワーカープレイスメントゲームだと誤解してやると肩すかしを食らうかもしれないが、そういうゲームだと分かってプレイすればかなり知恵を絞る必要があり、長時間だれることなく楽しめるんじゃないか。
たいていのゲームに負ける私だが、今回の「ヴィンテージ」は稀に見る大惨敗となった。もうね、9ラウンド中「これは間違ってないな」と言えるプレイを打ったところが数えるほどしかないw 土地を買わないと労働者駒が増えないのに、最初の痩せた土地だけで頑張って中央の豊かな土地を買おうとしたり、倉庫でのワインは位置を間違えて土地を買うのに必要な勝利点を用意できず、結局1段階劣る土地を買ったり(ここなら1ターン目から買えたよ!)、船での輸送力を計算ミスして、ワインを販売するどころか倉庫にも入れられず船上で腐らせたりw これで勝てたら奇跡ってくらいにひどいプレイだった。
それに対して同席した初対面のお二人はすごかった……何度か遊んだことがあるという方はもちろん、所有者だが初プレイの方までほぼ完璧なマネジメント。一見奇異に見えるワインとブランデーの生産振り分けや、強力なカードをスルーして使い勝手の悪いカードを取ったりするプレイなどがあったが、感想戦で理由を聞いてみると納得のいくことばかり。初見でゲームの肝を見抜ける人って実在するのねw
「Five Fingered Severance」
「Five Finger」は「万引き」。「Severance」は「退職金」。つまり「万引きした退職金」。クビを宣告された店員が「じゃあ今日は好き放題やらせてもらうぜ!」と商品に手をつけ、客に暴言を吐き、死角でサボり、でも店長の見てる前では働いてるふりをして好印象を与えるゲーム……まあひどい設定だw
この設定なら「これはバカゲーなんだろうな」と誰もが思うだろう。ところが、プレイしてみるとごく普通のゲームだった。こんな設定で普通のゲームをやっても仕方ないのにw バカゲーであれば、むしろ糞ゲーであっても逆に楽しめて記憶に残ったと思うが、「設定はお馬鹿、でもゲームは可もなく不可もなく」では正直どうしようもない。
手番の最初にイベントカードをめくり、指示に従う(たいていは所定の場所に仕事や客やサボりイベントを配置する)。そのあと移動したり、店長を移動させたり、万引きしたり、サボったり、客を馬鹿にしたり、たまには仕事したりする。悪いことしてるとだんだん店長の怒りゲージが上がっていき、ゲージを振り切ったプレイヤーはゲームから抜ける。1人を除いて全員が抜けるか、イベントカードがつきたら終わり。得点が多いプレイヤーが勝つ。
他プレイヤーの邪魔をしたりもできるが、基本はキャラクターの能力を利用しつつ、得点を稼いでいく。このキャラ能力に強弱がありすぎ。得点に直接からむものと、間接補助能力があるが、そりゃ直接得点取れるものの方が楽で強いわなw 「客と同じ場所にいなくても任意の客をバカにできる」能力を持った私は、ロッカーに万引きした戦利品をしまったあと、一歩も動かずに次々と客をディスりまくった。店内放送でも使ってんのかw 2位以下に結構な差をつけて勝ったが、チートキャラで勝ってもなあ……もうプレイすることはないだろう。「糞ゲーじゃないのが残念」という、一風変わったゲームだw
「Food Fight」
日本でフードファイトと言えば大食い競争のことだが、このゲームはフードを食べてファイトするのではなく、フード「が」ファイトするw
カードゲームで、各カードは「人間に食べられたい」と考えている料理。これが軍人テイストに擬人化されていて、「スープ軍曹」とか「マスタード衛生兵」とか愉快なキャラがわんさかいるw これらのカードを9枚ずつ配り、1枚ずつドラフトする。
ドラフトが終わったら9枚から5枚を選んで部隊を編成し、「朝食」「昼食」「夕食」のどの戦場(戦場だ!)に向かうかを秘密裏に選んで公開。各戦場の得点はラウンドごとに異なるので、高得点の戦場を目指すもよし、他プレイヤーとのバッティングを避けて低得点の戦場に行くもよし。
バッティングしたら戦闘が発生。各プレイヤーは部隊に選んだカード5枚を「シャッフルして」1枚ずつめくり、その戦力を比較する。特殊能力を持っていて、自分や他のカードの戦力を上げたりできるカードもある。また、カードには戦力となるもののほかに追加効果を付与するものもあり、各プレイヤーはそれを何枚でも残りの手札4枚からプレイすることができる。先に3勝したプレイヤーが得点。
戦場がかぶらなかったプレイヤーも気は抜けない。なんと人間様の食事を狙ってNPCの犬畜生が襲ってくるのだw 犬だけに食欲旺盛で、こっちが頑張って戦力10前後をたたき出しても平気で20とか出してくるので、むしろ他プレイヤーより強いかもしれないw
これを何度か繰り返して、10点先取したプレイヤーの勝ち。
テーマはバカっぽいが、ゲームは実によくできてる。そのラウンドの得点を見据えてのドラフトの苦しさ、どの戦場に向かうかの駆け引き、そして戦闘中ではカードがランダムに出てくるというほどよいバカっぽさw 最後の点は賛否あるだろうが、そこまで運の要素は気にならない。どうしても駄目だという人は、ここを「各プレイヤーは任意の順番でカードを並べる」とか「1枚ずつプレイする」にしてもまた違った楽しみ方ができるゲームになるだろう。
ドラフトの流れから他プレイヤーがどの戦場を狙ってるかをいち早く見抜き、途中でドラフトの方向性を修正したタムラさんがお犬様との戦いも制して勝利。私の中では「七不思議」を超えるドラフトゲーにランクインw 国内で扱って欲しいゲームの1つとなった。だがフレーバーを生かした翻訳はかなり難しそうだw
「Evolution」
Today's EXCREMENT GAME!!

生物の進化を扱ったゲーム。手札を裏向きに出して生物種を生み出し、それに表向きに出したカードをくっつけていって、さまざまな能力を付与する。全員がパスしたらダイスを振り、そのラウンドに供給される食糧の数を決める。スタートプレイヤーから食料を生物種に割り当てていき、満腹できなかった種は絶滅する。カードの山がなくなったら終わり。得点が多いプレイヤーの勝ち。
某所で紹介されてちょっと注目されてるゲーム。だが、私のルール解釈が間違ってないと仮定すれば、これは現状ではゲームとは呼べない。
まず、得点計算が最後の最後にしか発生しない。ゲーム終了時に生き残っていた種(とその種に付属するカード)から得点が得られる。つまり、ゲーム中にどれだけ頑張って種を生き残らせても、それは最終ラウンドにぽっと沸いた種と得点がまったく一緒なのだ。さまざまな能力を付与した種が生き残りやすいというなら話は別だが、厳しい食糧事情のせいで、必要食料を+2する「寄生」カードをつけられた種が数ラウンドに渡って生き残るのはほぼ不可能。つまり最初のうちにせっせとカードをプレイする意味がまるでない。
ラウンドごとのカード補充枚数が「1+生き残ってる種の数」なので、新たな種としてカードを1枚だけ使った場合、2ラウンド生き延びればカード枚数的にプラスになるが、何の能力もない種が2ラウンド以上生き延びるのは難しい。かといって大量の能力カードを付与すれば元を取るのに時間がかかり、それまでに「寄生」をつけられればおしまいだ。
ルールに従って勝ちを目指すとこうなる。食糧独占による大量カード獲得を防ぐため、できるだけ先手と同じ枚数の種を出す。能力は一切つけない。誰かが「肉食」(他プレイヤーの種を食料代わりに食ってしまう)を出しても気にしない。通常の食糧でまかなえた場合は食べられることはないし、たとえ食べられても、相手にカード2枚使わせてこちらは1枚損ならさほど変わらない。いずれ「寄生」を引いたときにつけてしまえばいい。これをゲーム終了間際まで続け、終わりが見えたらため込んだカードを全部出して、最も効率のいい組み合わせで生き残りを狙う。
長々と書いたが、とにかく現状ではゲーム性は皆無だ。
・ゲーム終了時だけでなく、毎ラウンド得点計算を入れる
・食料ダイスをラウンド終了時ではなく、ラウンド開始時に振る(食料の多寡に応じた戦略を練る必要が出てくる)
・スタートプレイヤーを取るアクションを追加する
などを追加すれば遊べるかもしれないが、そこまでしてあえてこのゲームを遊ぶ理由はない。このゲームを見かけたら避けて通ることをお勧めする。
【プレイ日記】友人宅ゲーム会 2026.04.25
【プレイ日記】クリッター・キッチン会 2026.04.21
【プレイ日記】友人宅ゲーム会 2026.04.11