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2020.04.20
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カテゴリ: 和訳

ボックスアート


 春の「赤竜亭」シリーズ紹介強化運動第2弾はこちら、初のスタンドアローンミニ拡張となる「スパイク&フラワー」だ。キャラクターは2人しかいないが、スタンドアローンなのでドリンクデックも同梱されており、これだけ買えば「赤竜亭」2人プレイができる。また、これは他のゲームとの初のコラボ作品でもある。

 私と同じくらいに元ゲーについて知らない人に軽く説明すると、「マンチキン」とはスティーブジャクソンゲームズから発売されてる人気カードゲームだ(いっぱい拡張とかスピンオフ作品とか出てるから人気なんだろう)。デザイナーはもちろん、テーブルトークRPG「GURPS」を作ったスティーブ・ジャクソン。タイトルの“マンチキン”とは、TRPGの本場アメリカでは「自分のPCが有利になるように周囲にワガママをがなりたてる、聞き分けのない子供のようなプレイヤー。『オズの魔法使い』シリーズに登場する小人国およびその住人の名に由来している」を指すそうだ(wikipediaより)。ゲームはこのプレイスタイルをモチーフにしており、あらゆる手段を使って自キャラを強化し、他プレイヤーの足を引っ張って(パーティーメンバーなのにw)勝利を目指す内容になっているらしい。ずいぶん前に日本語版も出てたが、たぶん今は絶版でプレミア価格になってる。おそらくそんな高値を払ってまでやるようなゲームじゃないがw

 で、おそらくそのゲームに登場するキャラクターがこのスパイクとフラワーだ。この2人は当然マンチキンなので、手に入れた財宝(後述)を装備してどんどん強くなっていくし、もちろん博打でいかさまもするw



 スパイクのカードの例。なおマンチキンに必要なのは強さだけであって個性は必要ないので、ルールブックにも箱裏にもキャラ解説はないw 集めた財宝を使って要塞を作って身を守ったり、他プレイヤーに殴られた仕返しをするために財宝を得たり、とにかく財宝を2枚引いて1枚得たりする。火力とズルで言ったら火力寄り。



 フラワーのカードの例。拾った斧で殴ったり、クロスボウで撃ったり、金をふんだくったりする。真ん中のカードは後述するレベル依存カードで、レベルが上がるほど効果が高くなる。これだけ見るとガチ脳筋だが、どちらかと言えばズル寄りで、反撃したりする対抗カードもやや多めだ。



 そしてこれが2人の生命線、財宝カードの例。財宝デックはスパイクとフラワーの2人で共有して使う。前述のスパイクのすべてのカードや、フラワーの右のカードなどをプレイすると「財宝を得る」と指示され、このデックから1枚公開して得ることができる……が、なんとこいつら、そんなカードを使わなくても各手番開始時にも1枚得ることができるので、もうがんがん強くなっていくw ただし装備部位(頭とか足とか胴体とか)ごとに1つ(手には片手装備2つか両手装備1つ)しか持てないし、↑の真ん中のカードのように「呪い」カードを引くとろくなことが起こらないので注意が必要だ(注意してもどうしようもないが)。

 もちろん、これらの装備カードの多くには特殊能力がついてるが、↑の左や右のカードのように何もないのもある。これらはまったく無意味かというとそうではなく、右下の数値の分だけ装備したキャラのレベルが上がる。2人のキャラカードの中には、フラワーの真ん中のカードのように自分のレベルに応じて追加効果が発生したり、基本効果が強化されたりするものが多くある。フル装備のスパイクとフラワーは「赤竜亭3」のゴグの火力に加えて特殊能力を使ってくるので手に負えないw





 これはこのセットに含まれてる景品「酔った勢いの護符」。次に飲んだドリンクのアルコール量のうち3までを気力に変換するという優れもの。





 本作はコラボ作品なので、「マンチキン」側でも「赤竜亭」キャラを使った「 Munchkin: The Red Dragon Inn 」という拡張が発売されてる。これはそれに含まれてる「赤竜亭」用のプロモ景品「六本指の手袋」。次の手札補充フェイズ中だけ手札上限が+2される。これも充分に有用だ。



 最後に、本作では2人プレイに一味添えるNPCとして、ウィズジルとレンチが作った自動人形「オットー」が追加された。



 こんな感じの戦士、盗賊、僧侶、魔術師に分かれたカードが5枚ずつあり、ゲームごとにそのうち2職業分を使ってオットーデックを作る。で、オットーのアクション時や賭博ラウンド中の手番時や攻撃の的になったときなどに1枚公開し、対応するボックス内の指示に従う。正直言って、私はどんなゲームでもNPC入れてゲームする気になれないのでこれにもあまり興味はないが、そうでない人は試してみるのもいいだろう。なおルールにもあるとおり、「赤竜亭」はオットー抜きの2人プレイでもまったく問題なく機能する。



 キャラデザの方向性も全然違うし、元ゲーの「マンチキン」を知らないとちょっと手を出しづらいかもしれない。カード名も英語のだじゃれが多くて超翻訳しづらいしな(“ass(ケツの穴)”と“arsenal(武器庫)”をかけてたりするし、↑のフラワーのカードでも“axe(斧)”と“ask(尋ねる)”がたぶんかかってる)。でも「赤竜亭」を好んでやるようなゲーマーにはTRPG経験者も多いだろう。そしてマンチキンなプレイヤーに会ったこともあるはずだ(あるいは自身がマンチキンだったとか)。そんなTRPGあるあるネタを笑える人ならこの拡張もマストバイだ。

BGGの和訳ルール







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Last updated  2020.04.20 20:08:32
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