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2024.01.09
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テーマ: 化学(352)
カテゴリ: 科学技術
なんと、1970年代までは水素H2を主要成分とした都市ガスを家庭で利用していました。
この都市ガスの成分は水素H2、一酸化炭素COで、水性ガスと呼んでいます。
実は石炭を乾留(蒸し焼き)して炭素部分だけを残した燃料=コークスと水が原料です。
(昔、私の小学校ではストーブでこれを燃やしていました。コークス当番の生徒が毎日運んでいました)

東京瓦斯のガスタンクとガス炉 Wikipediaより
ちなみに豊洲の鮮魚市場は東京ガス工場の跡地でした

以下、水性ガスの生成反応です。
柏谷悦章・石井邦宜 「H2Oによるコークスガス化反応における反応の種類」鉄と鋼 Vol79(1993)No12 では、かなり詳細に反応の分析がされている
反応温度1000℃(1273K~1673K)で小粒コークス充填層に水蒸気を通過させ水性ガス反応を起こさせ、生成したガスを分析した結果です。

(反応式中=は化学平衡を現す、ほぼ吸熱反応です)
水性ガス反応Ⅰ:C+H2O=CO+H2  主な反応
水性ガス反応Ⅱ:C+2H2O=CO2+2H2 かなりの割合で生じている
ブドワール反応:C+CO2=2CO この反応も起こっている 
水性ガスシフト反応:CO+H2O=CO2+H2 1273K以上ではこの反応はおこりにくい


このことにより都市ガス成分は水素H2と一酸化炭素COをふくんでいて、昔はガス漏れによる一酸化炭素中毒事件が起こりました。
現在の都市ガスはメタンCH4です。有毒ではありませんので漏れても引火にだけ気を付ければ中毒の心配はありません.

水性ガスの燃焼反応は
CO(g)+1/2O2→CO2+283KJ
H2+1/2O2→H2O+286KJ
です





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最終更新日  2024.02.02 15:24:46
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