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001:新 新幹線「ひかり」に乗りて西に行く夫と連れ立つ金婚旅行002:甘 小さくも甘きみかんのひと袋宇佐駅前の八百屋に買ひぬ003:各 各々が秘蔵の雛を店先に飾りて街に春のはなやぎ004:やがて やがて来る更なる老いを想ふ時おろそかならず金婚旅行は005:叫 指宿に向かふ急行「たまてばこ」叫ぶがごとく汽笛を鳴らす006:券 食を求めて席に座りたりキャナルシティーの喧騒の中007:別 満ち潮に寄せ来る波の音を聴く別府温泉野天砂風呂008:瞬 一瞬をきらめくものの残像を瞼に残し流れ星消ゆ009:テーブル テーブルに地図を拡げて確かめる昼間歩きし虹の松原010:賞 大臣賞の立て札のあるしだれ梅紅鮮やかな花をひらきぬ011:習 習ひつつ素焼きの皿に花を描く陶芸館の素焼き教室012:わずか まだわづか湿り気残るシャツを着るホテルの部屋に干しておきしを013:極 究極の露天風呂なり屋久島が海のかなたにぼんやり見える014:更 日本にゐるのを忘れてしまひさう博多のキャナルシティーの夜更け015:吐 指宿に着きてま白き蒸気吐く観光列車〈たまてばこ〉号016:仕事七十二歳旅三昧の七日間仕事しごとの日々のご褒美017:彼 彼岸かと思ふばかりの穏やかさ如月なれど指宿は春018:闘 水彩画のやうに淡あは穏やけし闘志を捨てたる七十代は 019:同じ同じやうに見えても朱(あか)が異なれり柿右衛門窯、今右衛門窯020:嘆 陶器市の皿に嘆息洩らしたり値札に並ぶ0の数ほど021:仲 仲良くて元気で暮しもほどほどの証なるべし金婚旅行022:梨 梨棚に枝を休ませひつそりと春風を待つ伊万里幸水023:不思議 海の下の関門トンネル歩きつつ不思議なほどに早足になる024:妙 同じやうに聞こえながらも長崎と佐賀では語尾が微妙に違ふ025:滅 赤き灯を点滅させて飛行機が闇の奥へと遠ざかりゆく026:期 一日に二本しかない定期バス高校生をしつかり運ぶ027:コメント コメントをせぬのが夫のコメントか 強き否定の影がちらつく028:幾 幾許か多めに入れる賽銭に口には出せぬ願ひを一つ029 逃 寒さより逃れて来たる指宿の畑に太しそらまめの莢030:財 「時」といふ財宝だつたにちがひない 玉手箱より出でし煙は031:はずれ どちらにもとれる言葉を連ねたり「はづれ」を避ける占ひサンは032:猛 〈猛犬に注意〉と門に札ありて静まり返るその奥の闇033:夏 日向夏のアイスクリームのひと匙に砂湯のほてりおさまりてゆく034:勢 「よいしょっ」と勢ひつけて起き上がる旅の五日目少しつかれて035:後悔後悔がモスグリーンにもやもやと胃の幽門を閉ざし始める036:少 少しづつ冬から春に変はりゆく鹿児島行きの車窓の景色037:恨 隠れたるキリシタンにはなかりしか時の政治を恨む心は038:イエス オ―、イエス! 大肯定の人生はなかなかよろし 道のひらけて039:銃 麻酔銃でも撃ちてくれぬか 二日ほどぐつすり眠り続けてみたい040:誇 逆上がり見せてくれたる二年生誇らしげなり視線を上げて041:カステラ 長崎のカステラ屋さんの店先に少し値引きの「弟子焼き」並ぶ042:若 若き日にはなじめずにゐし紫が七十過ぎてしつくりと来る043:慣 三年に一度は墓参に来る慣ひ 古墳に近き八女の山腹044:日本 日本字とローマ字、簡字、ハングルと駅名板の表示にならぶ045:喋 お喋りに夢中になると立ち止まる集中癖のあるこの人は046:間 一時間に一本しか来ぬバスを待つ木陰のベンチに腰をおろして047:繋 桟橋に繋留された漁船より上げしばかりの蟹を買ひきぬ048:アルプス 山羊の乳を木椀に飲ませとせがまるる「アルプスの少女」を読みし五歳に049:括 孫歌をひと括りにして見さげゐしあなたが祖母になる日近付く050:互 お互ひの歌を褒め合ひ勉強をした気になりて歌会を終へる051:般 リビングの般若の面と目が合ひぬ心にきざす翳の消せぬ日052:ダブル 「スコッチをダブルで」と言ひ脚を組む そんな女であればよかつた053:受 てんでんこ、死はそれぞれに受け入れてどんな人でも「それでおしまひ」054:商 〈商ひ〉を〈春夏冬〉を書くセンス江戸の言葉は機智で読むべし055:駄目 駄目ならば駄目と言ひても構はぬと遠慮がちなり君の頼みは056:善 悪魔より善魔が始末に負へないと遠藤周作エッセイに書く057:衰 衰へは先ず脚に来て駅までの徒歩の五分が七分となる058:秀 「秀作と傑作はどちらが上かしら」友と我とで意見が違ふ059:永遠 永遠と思へるほどに長かりき地震の揺れの七分間は060:何 今日ひと日達成感の何もなし いつものやうに夕暮れとなる061:獣 獣(けだもの)の目をして息のあらあらと仔猫が庭の駒鳥を見る062:氏 日本で一番多き氏の〈佐藤〉 わが姓として五十年経つ063:以上 以上でも以下でもなくてささやかな身の丈ほどの淡きしあはせ064:刑 午前二時隣のピアノが鳴り始む 刑法上の罪にあらねど065:投 「早実の投手で4番王選手!」 ラジオに聞きゐし高校野球066:きれい 「きれいね」と花を見せれば二歳児は小さな指でつつきて揺らす067:闇 闇の中鈴の音させ黒猫のピッピが家をパトロールする068:兄弟 じょんがらを息もつかせず弾きあげる津軽三味線吉田兄弟069:視 背を伸ばし姿勢をただし見栄をはるエレベーターの監視カメラに070:柿 柿の実が夕陽を受けて輝けり 今夜がぐつと寒くなりさう071:得意 逆上がり出来た位で得意顔はしなくなりたり九歳の夏072:産 糸川氏の想ひを継ぎて国産の新型ロケット宙に発ちたり073:史 将来はこういう風に生きたいと斎藤史の自在羨しむ074:ワルツ 不整脈をワルツのやうだと笑ひをり気にせぬふりが上手な友は075:良 四十二で逝きてしまへり気がつよく健康優良児なりし姉は076:納 捨てられずあれこれ溜る納戸なり タイムマシンの機能も兼ねる077:うっすら うつすらと霧の向かうに見えてをり乳白色の秋の太陽078:師 薬剤師になりて優しく応対す ピンクレディーの好きな児なりき079:悪 どの人が悪者とすぐ区別つく子供映画の簡潔がよし080:修 修飾をすべて捨てたるわが言葉ぽつりと浮ぶ宙のうつろに081:自分 何もかも自分でしたい四歳児今朝もボタンをかけ違へをり082:柔 やはらかき髪亜麻色の九歳が前髪ブルーに染めて登校す083:霞 風に乗り黄砂が山を霞めたり 中国大陸意外に近し084:左 指輪の跡くつきり残る左手の薬指より虚しさが来る085:歯 歯磨きで磨けば銀のスプーンに私の顔が〈おかめ〉に映る086:ぼんやり 朝からの霧がだんだん上がりゆきうすぼんやりと山が見えだす087:餅 三日夜餅食べたるごとく入籍し五十年経つ 子も孫も在り088:弱 「鰯はどこが弱いのだらう」塩焼を改めて見る皿に盛りつつ089:出口 総選挙出口調査につかまりてついつい事実をそのまま話す090:唯 唯一の楽しみなれば早起きも苦にせず今日も墨を磨りたり091:鯨 水面をバシャーンバシャンと尾でたたき鯨は我が乗るボートを揺らす092:局 薬局で「すずきさあん!」と呼びだされ「さとう」だけれど「はい」と答へる093:ドア 重きドア支へてくれる人ありて労はられゐる我と思へり094:衆 聴衆の一人となりて目をつぶる エル・ディーヴォの声「ふるさと」の歌095:例 故郷の八幡様の例祭にいつも蒸しき栗のおこはを096:季節 季節風吹きはじめたる霜月にまだ色づかぬ銀杏舞ひ散る097:証 旧友と並びて撮りし一枚は今年も元気で逢へたる証拠098:濁 濁し手の白のやさしも有田焼からくり人形万寿姫さま 099:文 約束は文書でしやうと定めたり 忘れてしまふことが怖くて100:止 何回も立ち止まりてはまた走りやつとゴールに辿りつきたり
2013年11月05日
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よちよちと、やっと終わりました。最初は、九州旅行の内容ばかりにしようと出発したのに、時間がたつうちにできなくなってしまい、「なんでもアリ」にしたのがちょっと残念ですが・・・それでも、これで、11年連続完走。 1100首の歌を並べることができたのは、自分としてはありがたいことです。もし、来年、この催しがあったら、心を入れ替えた上で、また参加しようと思います。五十嵐さん、ほんとうにお世話になりました。ありがとうございます。
2013年11月04日
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何回も立ち止まりてはまた走りやつとゴールに辿りつきたりこれは、題詠ブログ2013のことです。ちょっと、内輪歌になったかと思うけれども、ま、ふつうの何かのレースとしても、わからなくはない。ただ「あ、そうですか」みたいになった歌だけれども、今年は、ほんとうに立ち止まりがちだったので、実感というところ。
2013年11月04日
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何回も立ち止まりてはまた走りやつとゴールに辿りつきたり
2013年11月04日
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約束は文書でしやうと定めたり 忘れてしまふことが怖くて若い人がこれをしたら、ちょっと角が立ちそう。「面倒くさい人ねえ」とか。でも、年寄同士だと、必要悪。そうでないと、だれかが時間を間違えたり、場所を間違えたり、極端な場合は日を間違えたりする。え? その紙がどこかに行っちゃった?まあ、そんな人とは、もう誰も約束をしてくれませんよ。
2013年11月04日
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約束は文書でしやうと定めたり 忘れてしまふことが怖くて
2013年11月04日
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濁し手の白のやさしも有田焼からくり人形万寿姫さま 万寿姫の人形は、有田で実際に見たもの。有田焼の白は、つややかで美しいけれども、私にはちょっと冷たい感じがする。でも、濁し手の白は、生(き)の色に近く、暖かい感じがあって好きだ。特に 有田焼の人形の顔の濁し手は、場所を得ていると思う。また、最近できた、九州の豪華特急のラウンジには、柿右衛門窯の濁し手の白の陶ボタンが、金色の額に入って飾られていると、テレビで放送していた。そういうボタンを服につけたいとは思わないけれども、遊びとして、楽しい。
2013年11月04日
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濁し手の白のやさしも有田焼からくり人形万寿姫さま
2013年11月04日
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旧友と並びて撮りし一枚は今年も元気で逢へたる証拠トシをとると、特に女は、写真にとられるのがいやだ。でも、写真を撮るのが好きなAさんは、いつも、人々をならばせて、「今日生きていたという、生存証明の写真ですよ~」という。まあ、そういわれると断りにくくて、みんな苦笑しながら並ぶのだが・・・照れ隠しのようでも、一理ある言葉だと思った。
2013年11月04日
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旧友と並びて撮りし一枚は今年も元気で逢へたる証拠
2013年11月04日
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題詠にしてはめずらしく、本当の内容。昨夜の天気予報で、気象予報士が、「関東地方に木枯らし一番が観測された」といっていた。でも、まだ、並木の銀杏は、緑のまま。だから、葉はしっかりとついているのが多いのだが、それでも、突風的な木枯らしには負けたのか、何枚かひらひらと、うちのベランダにも飛んできた。葉としての命をまっとうしないうちに、「志なかば」で散ってしまった葉が、気の毒。しかも、着地先には土がなく舗装道路なので、地に還ることもできないのだから、心あらば無念であろう。
2013年11月04日
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季節風吹きはじめたる霜月にまだ色づかぬ銀杏舞ひ散る
2013年11月04日
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夫の母は、八幡様の例大祭10月1日の夕食に、いつも「栗おこわ」をふかしていた。毎年、その時期になると、一人で栗を剥いていた姿を思い出す。(どうして、私は手伝わなかったのだろう。気の利かないヨメだ。若いときのことは、今思い出すと、はずかしいことばかり。短歌としては、そちらを読めばよかったような気もするが、それはコスモス用にとっておこう。今でも、夫は、栗おこわ が好きで、ふつうのお米で栗ごはんにすると、ちょっと不服そうに、「栗ごはんもち米でなくちゃ」と、かならず一言いう。だったら、いつも餅米にすればよいものを、私も私で、なんだか、そういう夫の言葉を聞くのが楽しみになってしまって、お醤油味のふつうのお米のごはんにしたりして。考えてみると、ずいぶんとイジワルばあさんである、わたしは。
2013年11月04日
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故郷の八幡様の例祭にいつも蒸(ふか)しき栗のおこはを
2013年11月04日
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エル・ディーヴォのハーモニーの美しさといったら・・・映画主題歌のCDを繰り返し聞いているが、たまたま「ふるさと」を聞くチャンスがあったら、涙が出そうになった。別に、ふるさとでウサギを追ったこともないし、小鮒をつったこともない私だが、声の広がりも、深さも、豊かさも、そしてゆっくりしたリズムも、心を打つものがある。CDやテレビではなく、コンサートの会場に行って聞きたいものだが、現実にはそうもいかず、しかし、CDを聴きながら、聴衆になったつもりで目をつぶる・・・・あたりが、今の私にはせいぜいだが、それでも、うれしい。とはいえ、自ら〈神〉を名乗るのは、どうなのかなあ・・・グループとして歌っているうちに、聴衆からDIVOだと、ニックネームをつけられたのだったら、あの声でもあるし、納得できるのだが。
2013年11月04日
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聴衆の一人となりて目をつぶる エル・ディーヴォの声「ふるさと」の歌
2013年11月04日
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重きドア支へてくれる人ありて労はれゐる我と思へり重きドア支へてくれる人ありて庇はれていゐる我と思へりそれとなく道を譲られこの人に庇はれていゐる我と思へり最近、町をあるいていて、親切にされることが多くなった。それって、よそめにも、トシをとってきたということなのだろう。暖かい心がありがたいくて感謝すると共に、そろそろ身辺整理をしなくてはいけないような気持ちにもなる。
2013年11月04日
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重きドア支へてくれる人ありて労はられゐる我と思へり
2013年11月04日
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薬局で「すずきさあん!」と呼びだされ「さとう」だけれど「はい」と答へる
2013年11月04日
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水面をバシャーンバシャンと尾で叩き鯨が白く飛沫を上げる歌としては、こちらの方がよいかもしれないと思いつつ、これだけ出すと、画像でみているようになってしまうかと、ボートが揺れる方を採用した。小さな、ゴムボートのような船に乗って、whale watching をしたときの思い出。われながら、思い出ばかり嵩高くなってくる年齢である。
2013年11月03日
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水面をバシャーンバシャンと尾で叩き鯨は我が乗るボートを揺らす
2013年11月03日
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10月中に終了しようと思ったのに、ダメでした。11月17日からは、とても忙しくなるので、どうしても、今度は10日ころまでには終了したいと、もう変えられない目標です。ガンバレ! と、セルフサービスで、自分に声援を送っておきましょう。
2013年11月03日
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唯一の楽しみなれば早起きを苦にせず今日もウオーキングする
2013年11月03日
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総選挙出口調査につかまりてついつい事実をそのまま話す
2013年11月03日
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「鰯はどこが弱いのだらう」塩焼を改めて見る皿に盛りつつ
2013年11月03日
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三日夜餅食べたるごとく入籍し五十年経つ 子も孫も在り
2013年11月03日
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朝からの霧がだんだん上がりゆきうすぼんやりと山が見えだす
2013年11月03日
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歯磨きで磨けば銀のスプーンに私の顔が〈おかめ〉に映る
2013年11月03日
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指輪の跡くつきり残る左手の薬指より虚しさが来る
2013年11月03日
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風に乗り黄砂が山を霞めたり 中国大陸意外に近し
2013年11月03日
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やはらかき髪亜麻色の九歳が前髪ブルーに染めて登校す
2013年11月03日
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何もかも自分でしたい四歳児今朝もボタンをかけ違へをり
2013年11月03日
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