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火曜日の担当は、坂田博昭です。
いよいよ、この日がやって来ました!
今日から始まる、ホッカイドウ競馬・門別グランシャリオナイターの今週の開催は、今日のレースが最大のハイライトです!話題沸騰・興味津々の「ダービージョッキーズスペシャル」は、いよいよ今日の門別11レース(20時ちょうど発走)で行われます。
日本ダービーを勝った武豊ジョッキー。ジャパンダートダービーを勝った内田博幸ジョッキー。ダービーウィークに各地のダービーを勝った7人のジョッキー。全員が門別競馬場に大集合。一夜限りの技の競演が、門別競馬場で繰り広げられるのです。
コースは門別の2000m。広々とした舞台に、駆け引きが必要な距離。9頭の馬たちも、力があり、そして個性も豊かな馬たちが揃いました。つまり、ダービーを制した腕利きたちが、その力量を存分に発揮できる舞台が整ったということです。
面白いレースにならないわけがありません。単に「ジョッキーを見る」ということだけではなく、「馬券を買ってレースを楽しむ」という観点でも、非常に面白いレースと言えます。

メインの12Rで行われるサッポロクラシックカップとともに、競馬ブックのいわゆる「週報」にも印の入った出馬表が掲載されています。JRAのi-patでも馬券をお買い求め頂くことが出来ますので、皆様是非とも、馬券を買ってレースをお楽しみ下さい。
さて…ホッカイドウ競馬の今シーズンも、今週を含めてあと3週・9日間を残すのみとなりました。
シーズン終わりともなると、俄然注目されてくるのが各種リーディング争いですよね。今シーズンのホッカイドウ競馬も、ここにきてジョッキー・調教師ともに争いが一層熾烈なものになっています。
ジョッキーの部ですが、先週のレースが終わって
宮崎光行 74勝
争いは、この3人に絞られました。
先週の固め勝ちで、リーディング争いの流れを一気に引き寄せたのが、桑村真明ジョッキー。

昨年、川崎JBC参戦時の桑村ジョッキー
「スーパージョッキーズトライアルが本当に残念でした。」
話を聞くと、第一声はそこ。
「時間が経ってから、悔しさが募ってきました。」
という言葉に、強い思いが凝縮されています。
「そちらを逃してしまったので、リーディングを逃すわけにはいきません。」
と話し、リーディング獲得に向けてかなりの意欲を言葉にして表したことには、少し驚きました。
写真の表情を見ればおわかりの通り、どちらかというとベビーフェイスのキャラですので、その辺の気持ちをそこまで強く表すとは正直思いませんでした。
今シーズンは、果敢な先行策を中心に門別の競馬シーンを湧かせ続けた桑村ジョッキー。「リーディング獲得に向けてのカギは何か?」という質問には、こんな風に答えます。
「いい馬を集めてもらっているので、しっかりと騎乗すること。これに尽きると思います。」
…という話でした。実際、先週のレースでは印象のある先行策だけではなく、勝負所からゴール前にかけての力強い騎乗で貴重な勝ち星をものにするシーンもありました。実際のプレーにも、そうしたリーディングに向けての気持ちが表れているのだと思います。
現在2位の、岩橋ジョッキーは、先週のレースで通算400勝を達成しました。

昨夏、札幌競馬場にて
「佐賀でデビューしてから12年。自分としてはとても長く感じられます。」
と、区切りの勝利の感想を聞くと、喜びよりもしみじみとした思いが言葉に宿りました。
「最近になって、乗せてもらって、勝たせてもらえるようになりましたが、これは自分の力と言うよりもあらゆる意味での周囲の環境によるものだと思っています。」
という話しぶりは、どうやら単なる謙遜だけではなさそう。
「いまは、レースでの乗り方を含めて本当に自由にやらせてもらっています。以前では考えられないことでした。先生始めスタッフの皆さん、その他関係者の皆さんの理解と応援のおかげです。」
と、具体的に自身の仕事ぶりに言及。逆に言えば、そうした環境を生かした挑戦を自らにしっかりと課していると言えるのではないでしょうか。だからこそ、それが最近の結果に表れていると。
今後の抱負を尋ねると
「これからもコツコツと積み上げて、頑張っていきたいです」
と言葉は至ってシンプル。しかしその気持ちに至るまでの取り組みと、それについての岩橋ジョッキーの思いに敬意を表せば、その「コツコツ」の成果に期待しないわけにはいきません。
リーディング争いという意味では少し差が開きましたが、まだ挽回可能な数字。残り3週の動向からは、目が離せません。
そして、もう一人。ベテランの仕事人がこの争いを一層面白いものにしています。宮崎光行ジョッキーです。

今年の夏、ハッピースプリントで札幌2歳S参戦
「もうトシだから」(本人談)ということなのかどうかはともかく、騎乗数自体は例えば岩橋ジョッキーの6割、桑村ジョッキーの7割程度と少ない宮崎ジョッキー。しかしその腕前は誰もが認めるところです。
「自分は馬一筋出来たし、馬のことしかわからないから」と言いつつ、レースのことに話が向くと、熱く語ってくれるのが宮崎ジョッキーです。
「馬が、どうしたら力を出せて、結果を出せるかと言うことを常に考えている。」という言葉のすごみを実際にレースの中で感じさせたのが、7月のノースクイーンカップでクラキンコを勝利に導いたプレーです。
とかく早めの競馬になることが多かったクラキンコですが、組み合わせ的に早めに行けば確実に後ろから実力馬・ショウリダバンザイにやられてしまう難しい状況。果たしてレースでは、うまくくクラキンコをなだめつつ逃げたシャイニングサヤカを本当にぎりぎりまで可愛がる作戦で立ち回り、ゴール前3頭横並びの激戦をほんのわずかだけ制しました。可愛がったシャイニングサヤカの粘りも、後ろから来るショウリダバンザイの脅威も全て退けたレースぶりは、まさに「馬の力を最大限引き出す」作戦とプレー。それが出来るのがまさに一流の証と印象づけたレースでした。
先週までで勝率が2割2分、2連対率が3割8分と図抜けた数字。基本的に宮崎ジョッキーを買わなければ門別では馬券は当たらないと言っても言い過ぎではないほど、宮崎ジョッキーのプレーは輝いているだけではなく、結果にもしっかりと表れているのです。
桑村ジョッキーは取材の最後にこのように話しました。
「岩橋さんと若手同士でリーディングを争い、それにベテランの宮崎さんも加わって本当に争いが面白くなっています。いまは、いい緊張感と、競う楽しさと、それぞれ半々で感じています。」
私たちも、そんな興味深いリーディングジョッキー争いから目を離すことなく、注目していくことにしましょう。
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