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2015年01月01日
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カテゴリ: 横川典視
 木曜担当のよこてんです。

 新年明けましておめでとうございます。今年もファンの皆様が心ゆくまで競馬を楽しんでいただけますよう、お祈りいたしております。

 私もこの『楽天競馬日替わりライターブログ』に参加させていただいて1年になりました。皆様の反応を想像しながらああしようか、こうすればいいのか?と考えながらやってきて、未だ手探りな感じですが、この先もおつきあいいただければ幸いです。

 さて、昨日の12月31日、岩手競馬の1年を締めくくる重賞「桐花賞」が行われました。圧倒的人気を集めたのはナムラタイタン。単勝オッズ1.1倍、支持率は約70%。文字通りに“圧倒的”な人気だったのですが、勝ったのはコミュニティ。4番人気、単勝18.6倍、支持率約5%のその馬でした。

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★第40回桐花賞/優勝コミュニティ

 北上川大賞典の上位3頭が“3強”と見なされた状態でやってきた今回の桐花賞ですが、伏線はやはりその北上川大賞典にあったように感じます。
 今改めて北上川大賞典のレースリプレイを見ると、2周目の3コーナーあたりではモズとナムラタイタンが前で並んでいてコミュニティは10馬身ほど離れた後ろにいます。それがゴールではナムラタイタン先着、2馬身差でモズ、コミュニティがその直後まで迫った所で終わっています。
 実はこの構図、桐花賞でもそれほど大きく変わってはいません。北上川大賞典では3頭が他を大きく引き離して他に誰もいなくて、桐花賞では間に何頭か挟まっていて・・・という違いこそあれ、前のナムラタイタンとモズ、離れた所から追い上げるコミュニティの形は変わりない。ただ、それぞれの位置が微妙に変わっていた。それが結果を変えた。

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★最後の直線、コミュニティがナムラタイタンを捉える瞬間

 ナムラタイタンとモズ、コミュニティとモズは北上川大賞典が初対戦でした。一度戦って相手の戦いぶりを計って、互いの利点や弱点を探してなんとかつけ込もうとする。それで二度目の対戦では結末が変わる。ナムラタイタンが、絶対王者と思われた馬が敗れた事で非難するむきもありますが、競馬としてはある意味“正しい”結果だったのではないかと私は思います。

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★1周目のスタンド前を通過するナムラタイタン

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★モズ 返し馬

 これも今にして思い当たる事です。コミュニティの山本政聡騎手。ナムラタイタンには何度も跳ね返されていたけれど、彼の口から「ナムラタイタンには敵わない」というセリフを聞いた事がありません。

 今回だって、自分の馬の射程圏に納めていれば届く、勝てると思ってパートナーを信じて乗って、それで実際に勝ったのですから、たいした肝の据わりようではないですか!

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★山本政聡騎手

 強い馬が強いままでいてほしいと願う事は正しいですが、そんな強い馬をいつか負かしてやろうと思って挑み、挑み続け、そして破る。それも正しい競馬の姿。そう思うのです。

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★レース直後のコミュニティ

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★担当の溝口厩務員は38度の熱発のさなかの捷報に

 自分は残念ながら、山本政聡騎手ほどにはコミュニティを信じる事ができなかった。これはもう猛省するしかありません。一途に信じる事が結果を変える。それを教えてもらった桐花賞でした。

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 今回書いておきたい事がもうひとつあります。12月の半ばにこんな題名の文書が届きました。『厩舎関係者等表彰要綱」の一部改正について』。内容は、騎手や調教師のリーディング等各種表彰の対象期間をこれまでの「4月から翌年3月」ではなく「3月から翌年1月」とする、というものです。

 岩手競馬は冬季休催がある事もあって各種成績類は暦年単位ではなく年度単位で計算されてきました。
 しかし近年は3月下旬に特別開催が組まれる事が恒常化していて特別開催が実質的な新シーズンスタートなのに、その部分の成績は前年度分・・・という微妙な位置づけになっておりました。
 騎手のリーディング争いなんかは、冬休みを挟むとどうしても気持ちの流れを殺ぐというか盛り上がりを殺ぐという感じになりますし、馬のクラスなんかは特別開催から新年度対応の編成に変わっていますから厩舎の体制的にも3月は1月までとは違う“別年度”って感じですし。休みを挟む形から連続する形に変わる事で、気持ち面・感覚面の違和感が解消されるのではと思います。

 この2014シーズン、平成26年度に関しては「昨年の4月から今年1月まで」の特例期間になっています。という事で騎手・調教師リーディングは1月12日をもってクライマックス、となります。

 騎手リーディングはもう決まりですね。1位は189勝を挙げている村上忍騎手。2位は146勝で山本聡哉騎手ですがご存じの通り負傷欠場中。3位は齋藤雄一騎手の130勝。4位は高松亮騎手の115勝で5位は関本淳騎手の95勝。残るは6日・60レースですから、それぞれの差を考えると順位の変動もまずないでしょう。

 一方の調教師リーディングは大激戦です。12月31日終了時点で1位は61勝の板垣吉則調教師。2位は同じく61勝、2着数の差で佐藤雅彦調教師。3位は60勝の佐々木由則調教師、4位58勝小西重征調教師、6位は58勝、ここも2着の差で順位が違う新田守調教師。ここまで3勝差。まれにみる大接戦です。
 このあたりの厩舎ならだいたい一開催5~6勝という計算になるでしょう。この2~4日の3日間の勝ち星数で大勢が決しそうです。





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最終更新日  2015年01月01日 14時07分38秒


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