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2015年01月26日
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カテゴリ: 大川 充夫
ミツオーです。お年玉つき年賀はがき、全然当たらない。

さて、前回担当日には、昨年の南関東総合リーディングジョッキー・森泰斗騎手のお話をご紹介しました。
今回は、笠松のリーディングジョッキーに輝いた、吉井友彦騎手のお話をご紹介します。

吉井友彦騎手は、1983年生まれ。2001年に岩手で騎手デビューしました。が、2シーズンほどを岩手で過ごした後、騎手免許を返上。競馬界から離れました。
約3年後、笠松で厩務員となり、2008年に騎手として再デビュー。昨年12月30日には、通算500勝を達成しました。

2014年シーズンは、吉井騎手自身にとって初の年間100勝・初のリーディングジョッキー・初のSPI制覇と、まさに飛躍の年となりました。
  • 吉井友彦20150123.jpg




  • と言う吉井騎手ですが、「固め打ち」ということではヒケをとりません。昨年9月11日には1日6勝の大活躍を見せました。

    「あのときは、1日に6個乗って、4つくらい本命の馬でしたかね。今年の地元開催初日(1月7日)で、6つ全部本命の馬に乗って4勝しかできなかったときに、『ああ、6個勝ったときは、ホントに神がかってたんだな。あんときはスゴかったんやな』って思いましたね(笑)」

    8月終了時点までリーディング2位だった吉井騎手は、その9月開催で一気にトップにたちました。

    「年間100勝っていうのは、2012年に99勝どまりだったこともあって、確かに目標ではあったんですけど、昨年は夏過ぎに『ああ、100は勝てるな』って思ったんですよね。9月以降は、100コ勝つことより、そのとき既に牧さんを抜いてトップでしたから、『ここから抜かれないようにしなくちゃ』というので頭がいっぱいでした」

    「追いかけられるより、追いかける方が、全然ラクですね。追いかけられるのは、ホントにしんどいです。ボク、最後の最後まで計算ばっかりしてましたもん。『今日、牧さんいくつ勝ったから、明日は自分がいくつ勝たなくちゃ。今日いくつ勝ったから何個差になって…』って、そんなんばっかり考えてましたね」

    リーディングジョッキーの座は「うれしい」と言いつつも、むしろ通算500勝に到達したことについて

    「感慨深いものがありますね。ボクが岩手でデビューしたときに最初にお世話になった調教師さん・師匠が、田村さん(光則調教師)だったんですけど、この方が騎手時代に400以上勝っていて、500勝台にのせれば田村さんを超えられるなっていう思いはありました」

    岩手でデビューしながら一度は騎手を辞めた吉井騎手。そのあたりの経緯を、こう語ります。

    「京都出身で、近くに競馬場がありましたから、競馬は、小学校高学年くらいからかな?よく見てました。騎手を目指したのは、福永祐一さんにあこがれて。岩手所属になったのは、どうせ騎手になったなら芝で乗りたいっていう、ミーハーな考えだけです。
    今思うと、そこからダメでしたけどね。どこの競馬場所属でも、認定とって遠征して自分に依頼があれば、中央の芝でも乗れるわけじゃないですか。ホンマにミーハーなだけやったなって。
    デビューしても、ほとんど乗せてもらえなかったことで、若かったしカーっとなってしまったんですね。その感情だけでヤメちゃった、みたいな感じです」

    騎手は辞めたのちも、しばらく盛岡に住んでいた吉井騎手に声をかけたのが、騎手学校同期の尾島徹騎手。

    「尾島から電話かかってきて、先のことはワカランけど、笠松に来て厩務員やってみたらって言ってくれて。その電話まで、あえて競馬は見ないようにしてたんですけど…そう言われてまた見るようになったら、『ああ、やっぱりやりたいんだな』って思ったんです。
    厩務員の仕事を始めたら、もう一回乗りたいっていう思いが強くなりましたね。森山(英雄)先生からも奥さんからも、『もう一回、試験受けなさい』って言ってもらいましたし」

    2008年1月に騎手として再デビュー。

    「厩務員さんを経験できたのは、回り道だったかもしれないけど、自分としてはかなり大きな経験になったと思います。馬をつくるのが、どれだけ大変なことかっていうことが身にしみてよくわかりましたから。厩務員さんの努力ってスゴいんやな、って。
    岩手のときも真剣にレース乗ってなかったわけじゃないですけど、余計に1頭1頭、真剣に乗らなイカンなって思うようになりましたね」
  • 吉井友彦20150122-1.jpg


  • 「デビューしてあのまま真っすぐ騎手やってれば、って思わないことはないですけど、こういう道を通ったことは全然後悔してません。一度辞めずにあのまま騎手でいたら、今の地位はなかったと思います」

    今年・2015年も、ここまでリーディングトップの好スタート。

    「今からトップとか数字とか考えないようにはしてますけど(笑)。でも、このまま行けば、去年味わうことのできた、SJT代表あらそいと年末のリーディングあらそいと、年2回のあの感じを味わえるんだなって、楽しみです」

    実にハキハキとしっかりした口調で語る吉井騎手と、諸々話していたところ、ふいに吉井騎手から、

    「去年って一度ヤメた騎手がリーディングになった年なんですよね」

    という指摘が。

    北海道:岩橋勇二
    南関東:森泰斗
    金沢:吉田晃浩
    そして
    笠松:吉井友彦

    数えてみると、4名のリーディングジョッキーが、一度は騎手免許を返上した経験のある騎手たちでした。

    一度は騎手を辞めたという経験が、それぞれの騎手にどういう変化や成長をもたらしたのか、あるいは本人たちにもわからないことかもしれませんが、彼らの現在の地位があるのはその経験あってこそ、という気がしてなりません。

    吉井騎手は、

    「今年もそんな年になればいいなって(笑)。岩橋とはね、そんな話して、『いっぺんヤメてるグループでがんばろうぜ』とか言ってるんですよ。絆なんです(笑)」

    と笑いながら、しかしそうした経験をもつ他の騎手を意識している様子がよくわかる話でした。


  • 吉井友彦20150122-2.jpg

↑自身初めて、笠松競馬ポスターに単独で採用されました!
「一番思い入れのあるリックタラキチと一緒に(ポスターに)使ってもらえることが何よりうれしい」


最後に吉井友彦騎手から、ファンのみなさまへ。


ボクがビール好きだっていうのをみなさんご存知で、ビールの差し入れもしてくれて、ホントにうれしいです。
みなさん、ボクがプレミアムモルツが好きだと思って、プレミアムモルツを差し入れしてくださるんですけど…、



ボクが一番好きなビールは、 黒ラベルです!



いつも差し入れ、本当にありがとうございます。今度から黒ラベルで…(笑)。





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最終更新日  2015年01月26日 10時32分42秒
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