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2016年10月06日
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カテゴリ: 横川典視
 木曜担当のよこてんです。

 度々触れておりましたが今岩手県内各地で行われている『いわて国体』。水沢競馬場でも馬術競技が今日木曜日までの日程で開催されました。

 岩手競馬的にとりわけ目を惹きそうな選手を挙げるとやはりこの方、山本美聡選手。山本政聡・山本聡哉・山本聡紀の三兄弟騎手の妹さん。水沢農業高校の馬術部に所属していて今回の国体では岩手県代表として出場しました。

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■やっぱり似ている??


 滋賀県代表として少年の部の競技に出場していた松若流星選手はJRAの松若風馬騎手の弟。少年標準障害競技では2位、リレー競技、少年自由演技馬場馬術でもそれぞれ5位と出場種目全てで上位に入る演技を見せていました。
 兄の松若風馬騎手は当初南部杯の出走馬に騎乗予定があって、「兄は競馬、弟は馬術で岩手登場」という珍しいパターンが実現しそうだったんですが、お兄さんの方が騎乗停止になり来盛できなくなったのが残念。

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■よく似ていると思います

 馬術で国体に出た・インターハイに出たという競馬関係者は珍しくないですからねえ。今回の出場選手の中にも将来の騎手あるいは調教師がいたのかもしれません。


 さあ、来る10月10日はいよいよ『マイルチャンピオンシップ南部杯』。最新の出走予定馬と騎乗予定騎手は以下のようになっております。14頭が残っている状況。枠順確定は金曜日です。


★JRA
アスカノロマン/太宰啓介
コパノリッキー/田邊裕信

ホッコータルマエ/幸 英明
レーザーバレット/吉原寛人
ラテンロック/山本聡哉

★地方他地区
ナムラビクター/関本 淳
ロイヤルクレスト/服部茂史
タッチデュール/佐藤友則
オグリタイム/高松 亮
メイショウパーシー/未定

★岩手
シークロム/阿部英俊
ライズライン/村上 忍
ヒミノコンドル/山本政聡




 こうなると、やはりJRA勢の争い、それも“GI馬対GI勝ちを狙う馬”の構図になるのかなという印象です。
 ホッコータルマエが10勝、コパノリッキーが7勝、そしてベストウォーリアが2勝。この3頭でダートGIをのべ19勝。加えてコパノリッキーは2014年盛岡でのJBCクラシックを制覇、ベストウォーリアは2014・2015年とマイルチャンピオンシップ南部杯を連覇、ホッコータルマエも2013年の南部杯2着、2014年JBCクラシック4着があります。ダートグレードに実績だけでなくコース実績もあるこの馬達が、まずは主力、まずは中心ということでいいでしょう。

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★帝王賞を制して乗り込んでくるコパノリッキー

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★三連覇を目指すベストウォーリア

 残る3頭は、ここまでの実績でいけばアスカノロマン、レーザーバレット、ラテンロックの順でしょうか。
 アスカノロマンはフェブラリーS3着がありますしその後のアンタレスS・平安Sの内容も上々。帝王賞6着は、そこは2000mは少し長いのかも・・・で理由付けできる部分でしょう。GIを勝ちまくっている馬たちが複数いるためにどうしても影が薄くなってしまいますが、これだけの実績の馬が例えば昨年のこのレースに出ていたら、間違いなく人気上位、2番人気か3番人気にはなっていたはず。
 レーザーバレットは近年1200m~1400mを主戦場にしており、久しぶりのマイル戦がひとつのカギでしょう。とはいえテレ玉杯オーバルスプリントから転戦してくる臨戦過程は近年の南部杯では全く不利ではない所かむしろ王道になりつつあるパターン。早くから吉原寛人騎手を押さえて待っていたあたりもちょっと不気味。


 改めて“3強”に戻ります。この3頭が盛岡で対決するのは2014年JBCクラシック以来。その時は1着コパノリッキー、4着ホッコータルマエ、5着ベストウォーリアの順でした。レコードで完勝したコパノリッキーからホッコータルマエまでは約5馬身差。そこからベストウォーリアまではさらに2馬身差となっていました。
 積極的にコパノリッキーを追いかけていったベストウォーリアが最後後退する形になったのは距離適性の差だったでしょうし、ホッコータルマエは、やはり坂を少し苦にするのか、という印象だったと記憶します。

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★2014年JBCクラシックの一周目。コパノリッキー、ベストウォーリア、ホッコータルマエが先行するシーン

 とすれば、2000mだったJBCクラシックから1600mに距離が短縮される事で、ベストウォーリアがより戦いやすくなるのでは、より差が縮まるのでは・・・となるわけですよね。

 果たしてそれだけでいいのか?

 昨年の南部杯、自分は「1400mの流れのレース」と評価しました。ベストウォーリア自身が恐らく1400mベストのタイプで、上手くその流れに持ち込んだ事で中距離型のワンダーアキュートを封じ、同じ1400m型のタガノトネールには地力で勝ったというレースの形だったと考えます。
 今年は、しかし流れが変わるはずです。コパノリッキーもホッコータルマエも1800mベストのタイプ。マイルや2000mになると少し展開の助けも欲しくなるタイプという点でも似ていて、だからこの二頭の相性があまり良くない(両立する結果が少ない)んだと思います。ただ、坂があるコースの分、盛岡ではコパノリッキーの方が戦いやすいのでしょう。
 今回は、JRA勢6頭を見る限り1800m型と1400m型が半々。地方他地区勢もどちらかと言えば中距離型が多い感じですよね。そうすると中距離型が流れをつくってしまう可能性が高くなってくる。
 かつての南部杯がそうで、マイル戦ながら中距離型の独壇場でした。コパノリッキーあたりがすんなり流れを握ってしまう(ハナに立つ立たないは別として)と、JBCクラシックの再現のような結果になるでしょう。

 逆パターンがあるとすれば1400m型・1800m型とは噛み合わない脚質の馬が展開利を得る状況。2000年のゴールドティアラが勝った時がそれです。ファストフレンドやインテリパワー、ウイングアローといった中距離型を、短距離の差し馬らしい切れ味で退けて見せたゴールドティアラ。あの時のパターンです。

 今年のメンバーの中に“1200mで末脚切れる”タイプがいれば展開的に面白くなったんではないかと、思うんですよね。ベストウォーリアはどちらかというと先行脚質だし。
 あれ。いない事もないか。レーザーバレットか。

 昔の南部杯のように中距離型が流れを支配して終わるか?それともその流れをひっくり返す馬が出てくるか?果たしてどちらの展開になるのでしょうか・・・。





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最終更新日  2016年10月07日 03時32分34秒


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