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2021年08月27日
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カテゴリ: 古谷 剛彦
金曜日は、古谷が担当します。

 今週は「サマーセール」が5日間行われました。22日から24日までは雨に祟られましたが、後半2日間は天気に恵まれ、意外にも日焼けしました。シャワーを浴びた時、あまりヒリヒリしなかったので、さほど感じていませんでしたが、鏡を見ると、思い切りマスク焼けしていたのはビックリでした。暑さが少し和らいでいたので、さほど焼けた感覚がなかったものの、気を付けなければいけないと改めて感じた1週間でした。

 その「サマーセール」で、最高価格を記録したのは、タイニーダンサー2020(牡、父ヘニーヒューズ)でした。セール初日の1番、まさにトップバッターから活発な競り合いが展開され、4000万円を超えた状況は、場内も良い意味で騒然としました。この競りが景気づけとなり、昨年より上場頭数が264頭も増えたことはありますが、市場レコードとなる62億8400万円(金額は税別)を誇りました。売却率の75.15%は歴代3位の記録ですが、4日目単体では8割を超える売却率をマークするなど、頭数が増えれば率は下がっても不思議ない状況の中で、高い売却率を5日間とも続けていたことは、関係者を喜ばせました。上場する日によって、「3日目は人が減るから額が下がる」「4日目は最も厳しい日」「最終日は、購買者も買えてホッとしただろうから売上が下がるだろう」などの声を、今までの傾向から話す人も多かったんですが、今年のセールはどの日も活況で、市場長の木村貢組合長もホッとされていました。

 「サマーセール」のことは、​ スポーツ報知 ​​のコラム 「こちら日高支局です」 ​の中で書いていますので、そちらもご覧頂ければと思います。


(4200万円の最高落札価格を記録した、タイニーダンサー2020。写真提供:山中博喜氏)

 さて、26日は「JBC2歳優駿」に向けて、重要な前哨戦である「第8回サッポロクラシックカップ」が行われました。「サマーセール」4日目が終わった後、急いで門別競馬場へ。何とかメインレースに間に合い、パドックからチェックできました。オーナーブリーダーを含む生産者や育成者の方々も、競りから門別競馬場に来られた方も多く、普段とは違う雰囲気のパドックに感じました。

 「サッポロクラシックカップ」は、未来優駿の位置付けで10月の短距離戦として実施されていた時期が長かったんですが、「JBC2歳優駿」の創設とともに、昨年から中距離重賞へ生まれ変わり、


    ↓
「サッポロクラシックカップ」(8月下旬)
    ↓
「サンライズカップ」(9月下旬)
    ↓
「JBC2歳優駿」(11月上旬)

という2歳中距離の流れが出来上がりました。昨年の「サッポロクラシックカップ」を優勝したラッキードリーム、2着のトランセンデンスはハナ差の大激戦。「JBC2歳優駿」は、そのワンツーで決まり、今年になるとラッキードリームはホッカイドウ競馬三冠馬に、トランセンデンスは羽田盃馬になりました。「サッポロクラシックカップ」の価値を高めた結果に、今年のメンバーもダイヤモンドの原石がいることを感じさせます。

 「ブリーダーズゴールドジュニアカップ」は、シャルフジンが5馬身差の圧勝。シャルフジンは、レース後にノーザンファーム早来に放牧調整に出され、「サンライズカップ」から「JBC2歳優駿」に向かうローテーションが組まれたので、シャルフジンへの挑戦権を懸けた争いという図式で、今年の「サッポロクラシックカップ」は見ることができます。「ブリーダーズゴールドジュニアカップ」で2着だった栄冠賞馬・モーニングショー、その時は1番人気だったエイシンスコッティ、3着だったダイナソーなどが出走し、新興勢力としては「栄冠賞」5着からオープン勝ちを収めたリコーヴィクターや好時計で連勝中のコスモポポラリタなどが登場してきました。

 セールの話題で述べた通り、今週は雨の影響で、この日は天気に恵まれたとはいえ、開催3日間とも「不良馬場」でした。この日の3Rで、1700mの「アタックチャレンジ」が行われましたが、プリサイスニードルが1分48秒5という速い時計で差し切っています。だから、重賞のメンバーなら、レコード決着も…と言われていましたが、実際に驚異的なタイムで決着しました。

 「ブリーダーズゴールドジュニアカップ」同様、モーニングショーが迷わずハナへ。レースラップを先に記しますが、

18秒2(1.5F)-11秒9-12秒4-12秒2-12秒7-12秒7-13秒3-13秒3


というもの。札幌のダート1700mで見られるようなハイラップで行き、最後は追い比べのレース。さすがにモーニングショーは苦しくなり、ダイナソーとリコーヴィクターが追い込んできましたが、最後はリコーヴィクターが突き抜けました。




(優勝したリコーヴィクターと関係者。写真提供:山中博喜氏)

 川島雅人調教師にとって、嬉しい重賞初制覇でしたが、

「(山本)咲希到が最高のレースをしてくれました。3コーナーで置かれ加減だった時は、さすがに厳しいかと思いましたが、トモがパンとしていない段階なので、馬場もノメりやすいこともあったんでしょうが、そのロスを挽回し、絶妙なところで外に出し、追い込んでくれました」

と、山本咲希到騎手の好騎乗を讃えていました。潜在能力が高く、まだ完成途上の段階で高いパフォーマンスを見せたリコーヴィクターの今後が、益々楽しみです。






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最終更新日  2021年09月03日 13時01分16秒


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