天空乃舞

2005/03/18
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カテゴリ: 人生
10年ぶりくらいかなと思っていたら、カルテを確認した歯医者さんに6年ぶりですね、と言われた。
なるほど、と思う。

ちょうど私が真人間になろうと(笑)格闘し始めてからの年数だ。
自分の内面の葛藤に忙しくて歯なんか、かまっていられなかった。

歯医者さんに来た理由は春休みのうちに、ヤバイところがあるなら治療してしまおうと、チェックするため。
まあ定期健診というには6年のブランクはあんまりにも長かった。
しかし歯医者さんは私を覚えていた。
「茶渋のSKYさん」と。

私はヤニがつくほどタバコは吸わないのだけど、紅茶を必ず茶葉から煮出して飲むので、茶渋がつく。


歯医者さんで私は「茶渋」で覚えられていた。

関係ないけど、私は美容師さんには「合わせ鏡で後ろ頭を見るのが下手」
(せっかく美容師さんが、私が正面を向いたままでも自分の後ろ頭が見えるように鏡を合わせてくれてるのに、自分で頭を動かして後ろ向く癖がある)
で覚えられている。

もっと関係ないけど、私は老人ホームで働いていた頃、オムツを替えている時、顔を見なくても誰の(失礼致しました)か判ったし、入れ歯を洗うために回収した後で、痴呆症のお年寄りが皆の入れ歯をシャッフルしてしまっても、どの入れ歯が誰の上の歯か下の歯かわかったものだった。



。。。戻します。はい。わかってますよ。


虫歯は結局ないことがわかったけど、記念撮影(?)をすることになった。

防弾チョッキのようなものを着せられ、レントゲン室に入る。
透明のマウスピースのようなものを噛まされ、立ったまま、首から上だけ器具の中に入って、
「まわりますからねー」との看護婦さんの最後の言葉の意味がよくわからないまま取り残された。

急に耳元で「エリーゼのために」のオルゴール音が流れ始めたと思うと、器具が私の頭の周りで回転を始めた。

レントゲンは動いちゃいけないのは私だって知っている。
が、この状況で笑うなというほうが無理。

エリーゼのために、だよ?

ありがたいことに出来上がったレントゲン写真には私の頭蓋骨しか写ってないから、
笑ってるのはバレなかったようだった。



私は空港の近くのシティーホテルで正社員としてフロントの仕事をしていたことがあるのだけど、
そのホテルでは基本的にはフロントは男性の仕事であり、フロントのチーフがつけてくれた私のニックネームは「マーライオン」だった。
私がフロントのマドンナなどではなかったことが、おわかりいただけると思う。

獅子舞の獅子と私の違いといえば、口の大きさ。
私は顔の面積の割には口が小さい。
そのことは常に意識しているし、私は美容院と歯医者に行くときは絶対に化粧をしないのだけど、
歯医者に行く時はもう1つ、忘れてはならないことがある。

口の周りに、化粧水と乳液をつけて、皮膚を柔らかくしておくこと。
リップクリームだと、ベタつくので、歯医者さんに迷惑かけたくないし。

けど、その努力も虚しく。。。

行かなかった6年の間に、新しい器具ができていて、その器具で口を大きくあけられた上
、別の器具で唇までひっぱられて、大変だった。
「イカイ(痛い、と言いたい)」と言ったら、私の口を覗き込んだまま、歯医者さんの肩が震えていた。

私は小学校の時、足のスネを6針縫った時も、胃潰瘍になった時も、痛いと声に出したことはなかった。
けど、その新式の器具は痛かった。
その器具をつっこんだ状態で歯医者さんの仕事をする方の手まで入るなんて無理。
ほとんど捕獲されたマーライオン状態。

昨夜、月に向かって目を光らし吼えた野獣も、形無しです。

まいったよ。
ホントに。

本邦初公開!
捕獲された珍獣Skyの歯。
捕獲される

犬歯のトンガリに、野生の名残が感じられますわね。





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Last updated  2005/03/22 01:04:57 PM
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