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２週間。

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地震から　２週間が過ぎました。

被災地では　未だに　行方不明の人が１万人以上
避難している方も　食料不足や　電気、ガス、水道の復旧が立たず
地震の被災地以外でも　放射能の問題　電力の問題・・・

日が経つにつれ　被害はどんどんと　深刻になっていきます。

私は数年前、仙台にある高校のラグビー部で　トレーナーとして　仕事をしていました。
仕事の度に　宿泊していた寮は　津波で流され
お世話になっていた　寮母さんも　犠牲になりました。

通っていた時にいつも通っていた、

美しい松島の島も
海辺のおいしいラーメン屋さんも

すべて　流されてしまったんだと思います。

被害がひどい場所として　報道される
石巻、気仙沼、東松山、多賀城・・・

どこの場所にも　馴染みがあり　出身の選手の顔が　次々と浮かびます。

連絡を取れる子供たち（もうみんな社会人ですが）は
無事を確認出来ましたが

東京の大学に進み　その後東京で就職したのか
宮城に帰ったのか　わからない子もいて

全員に連絡を取るのは　難しく

埼玉の実家でも　放射能の汚染や　計画停電、
スーパーの食材不足、　ガソリン不足で

普段通りの生活が　送れない状態のようです。

関西の私は　ただ　ニュースを見て　心配してることしか出来なくて・・・。

お風呂に入ること。

好きな時に　話をしたい人と　電話出来ること。
暗くなったら　電気を付けられること。
寒いくなったら　暖房を付けられること。
毎日　着替えが出来ること。

この２週間は
当たり前のこと　ひとつひとつをする度に
「いまこの瞬間も　東北の人は　寒い体育館で　過ごしているんだ」
と思うと　なんだか罪悪感さえ感じてしまう日々を　過ごしていました。

やっと連絡が取れた　もとマネージャーの女の子。
彼女のいる場所も　報道の写真を見ると　目を覆いたくなるような状態です。

「クロネコヤマトが　営業所受け取りで　宅配をしてくれるから
必要なものを　リストにして送って！！　すぐ送るから」

とメールをしました。

すると
「ありがとうございます。こちらはだいぶ　落ち着いてきました。
温かいメールで　元気が出ます♪」

とだけ　返ってきました。

夫が（夫も同じチームで仕事をしていました）監督に　電話をした時も

「被災地は　自分たちの手で　なんとかしなくちゃいけないんだ。」

と何度も　繰り返して　おっしゃっていたそうです。

被災地に手伝いに言っている　知り合いの人も
驚くほど、被災された方が優しくて　こちらに気を使ってくれる。
と言っていました。

東北の人は　本当に、辛抱強く　痛みに強く
ばかみたいに正直者で　まっすぐで　
他人に優しく　温かい人ばかりです。

だから　大丈夫。
ぜったい　大丈夫。

私が落ち込んでても　何の役にも立たない。

いま　私が出来ることを
探して　調べて　少しずつやっていこう。

募金すること。
物資支援をしているボランティア団体を探して　物を送ること。
関東の家族や友人に　出来る限りの協力をすること。
関西の経済を止めないこと。
資源や食材を　無駄遣いしないこと。

そして　目の前の子供を　毎日笑顔で過ごさせること。

「いま」の私が　出来ることは　本当に少ない。

でももう少し　子供が大きくなったら　
また　出来ることも　増えるかもしれない。

いまだけじゃなく　ずっとずっと　東北のみんなのことを
忘れず　見守り続けよう。
そして　その時、その時、　東北のみんなが　してほしいことを
また　調べて探して　動けばいい。

いつか、大好きな仙台に　子供たちを連れて行ってあげよう。
そして　あの笑顔に　もう一度会いにいこう。

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