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2005年12月14日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 12月13日に友人と大阪・中之島にある国立国際美術館へ 「もの派-再考」を観に行ってきました。最近,やたら美術館に行っていますが,美術館は大好きです。普段,接することができない芸術家たちに親しむことができます。かれらの作品に触れるたびに,芸術の奥深さや新たな再発見をすることができます。今回の「もの派」展は特に,芸術の新鮮さを実感することができました。

 もの派とは,1960年代末から70年代初頭にかけて展開され、70年の「人間と物質」展以降大きな注目を集めた日本の美術運動です。後年,この運動を回顧した批評家峯村敏明は「1970年前後の日本で、芸術表現の舞台に未加工の自然的な物質、物体を、素材としてでなく主役として登場させ、モノの在りようやモノの働きから直かに何らかの芸術表現を引きだそうと試みた」運動と定義されています。
 つまり,普段の身の回りにあるもの,例えば,石や木,鉄を加工することなく,素材をそのまま作品として使ったことが,「もの派」といわれる由縁です。作品は立体がほとんどなのですが,中には,ワイヤーロープがただ単に置かれ,それが一つの作品としてありました。正直,ワイヤーロープが無造作に置かれているのみで芸術かといわれたら難しいと思います。しかし,その単純さにひかれ,何故かホッとしてしまうのも事実です。

 私たちは,ものを加工し,新たな産物にしてこそ芸術だという認識が強いように感じます。キャンバスには,色が塗ってあるのが当然で,その描かれた絵画の元で,これのこういう技術が素晴らしいと議論します。ですが,かならずしもキャンバスには,色を塗らなくてもいいのです。ナイフで切ってもいいし,もしくは,そのままでもいい。芸術という定義を頭の中から空っぽにし,目の前にあるものを感覚のまま素直に捕らえる……。そうすると,普段何気ないものも芸術になります。例えば,足の踏み場がないくらい無造作に散らかった部屋。もう一度,全く同じ位置に同じものを置けといわれても不可能でしょう。これも,生活している内に無造作に散らかった一つの芸術かもしれません。だからといって,いつも散らかして,「これは芸術だ!!」といって片付けないのはやめましょうね。芸術とサボりは違いますから。

 今回の「もの派」展は,芸術の幅の広さに痛感しました。展示の最後に,ただ白い壁があり,立ち入るのを禁止するためのロープが張ってありました。どうやら,なにもない白い壁が作品だったようです。おかげで,美術館の帰り道では,そこにある柱さえ作品か?と疑ってしまうほどでした。






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最終更新日  2005年12月15日 03時06分30秒
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