「にがうり」



「にがうり・ゴーヤ・苦瓜」

【特徴】
原産は熱帯アジア。日本には江戸時代に中国からはいってきたと言われている。表面にイボ状の凸凹と独特の苦味が特徴。 特徴であるイボ状の凸凹は、その部分に水分を蓄え、雨量の少ない土地に適応するため。沖縄が主な特産地だが、最近は各地で生産されはじめた。

和名を「ツルレイシ(蔓茘枝)」という。沖縄では「ゴーヤー」や「ゴーヤ」と呼ばれていて、最初に作った人の名前が胡屋(ゴヤ)氏だったということから名付けられた説もある。世界各国でも栽培されており、中国=涼瓜(リョンクワ) ベトナム=コークワ、タイ=マラ、フランス=モモルディク イギリス=バルサムペアと呼ばれている。中国では、牛肉と苦瓜の炒め物。タイでは、ゴーヤーカレー、ベトナムでは、豚肉とえびをゴーヤーに詰めスープにするなど、世界各地でも、暑い季節に食べる定番の夏野菜。

1992年にウリ類の害虫であるリュウキュウウリミバエの絶滅宣言がだされてから、沖縄の野菜は島外への持ち出しが可能になり、5年ほど前より、ニガウリの消費も3倍くらいのびて、全国でも夏になると店頭に並ぶようになった。日本の消費量は、約8,500トンでその6割以上が沖縄県で消費。

【選び方】
短く太いものが品種がよい。表面のイボに張りがあり、つぶれていないもの。イボが細かく密になっているもの。全体の色が均一のものが良品。色の濃いものほど苦い。受粉後、20日ほどで成長。果皮の凸凹がクッキリでる頃が、収穫期。成長しすぎると、黄色になってしまい、食べられなくなる。

【保存】
中の種から傷むので、たてに2つに割って、種の部分をくりぬき、ラップで包む、または保存袋にいれて冷蔵庫で保存できる。

【栄養】
野菜の中で、パセリやブロッコリーに次いでビタミンCが豊富!ニガウリに含まれているビタミンCは、加熱しても壊れにくい。ビタミンCをはじめミネラルが多く含まれているので、夏バテ予防や食欲増進に効果があることが以前から知られている。さらに今日では、果皮に含まれる苦味の素「モモルデシチン」や「チャランチン」という成分に血糖値を下げる効果があることがわかってきた。このため、糖尿病などに有効な食材。他にも血圧を下げる効果も認められている。
また、種に含まれる成分にも強い血糖値降下作用や精力増強作用があり、葉や茎の成分には、解毒・鎮痛作用がある。
さらに、余分な葉や茎をバスタブに入れて「にがうり湯」にしてもいいらしい。


【料理のコツ】
● 苦瓜の特徴は、独特の苦味。料理のちょっとしたコツで、苦味もマイルドになる。苦瓜は、縦に割り、種とワタの部分(ワタの部分は特に苦味が強い。)をとりのぞく。塩もみやゆでたり、タップリの油で炒める事で、苦味がマイルドになる。あまり長時間茹でると、ビタミンCが流出してしまうので、サッ!とゆでるのがコツ(20秒ほど)。

● タンパク質や酸味と合わせると苦味がマイルドに。タンパク質=たまご、大豆、牛乳、豚肉など。酸味=レモン、酢、梅肉など。

● 炒め物、和え物、サラダ、ゼリー、天ぷらなどに。沖縄では、生ジュース、ゴーヤー入ハンバーグ、リングフライなどに。小学校でも「ツナ和え」などにして、給食ででることがあるほど身近な食材。



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