イタリアでモロッコごはん

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2005/07/15

ラザニア食べたいけど作るのが面倒！って思ったことのある人は少なくないハズ。

ラグーとホワイトソースを作らなければならないんですものね。

ラグーとホワイトソース...コッテリ重い...。

話はぶっとび、この時期にイタリアで安くなるもの、
それはナスとバジルとトマト。
これをみると突然ふと食べたくなるものがある。

それは... パルミジャーナ・ディ・メランツァーネ。

これまたナスを油で揚げて作るとメッチャ美味しいんだけれど

ある日私はサッパリしたラザニアとパルミジャーナ・ディ・メランツァーネが食べたかった。
ラザニアとパルミジャーナを挙げておいてサッパリがイイなんて矛盾しているけれど
私の理想はサッパリだった。

どうにかならないものかと頭の中でこの二つをグチャグチャにして
まだ作ったことのない新しい一皿を思いついた。

ラザニアのパスタだけ使い、中身をさっぱりパルミジャーナで層にしたらどうかな？

さっそくこの新案を実行してみると、ラグーとホワイトソースの煩わしさもなく
いとも簡単にラザニアが出来上がった。
ローカロリーな上に、2日目、味が馴染んだ後の満足度は
普通のラザニアを上回る勢いでしたので、夏にオススメの一品としてご紹介します。

★さっぱりラザニアの作り方★

ナス　2個（日本のものなら5～6個）
塩　　少々
オリーヴオイル　適量

★トマトソース
ホールトマト缶800ml入り１缶　

バジルの葉　少々
唐辛子（お好みで）1本
オリーヴオイル　大さじ２

モッツァレッラ　2個　（適当な大きさにちぎっておく。）
パルミジャーノレッジャーノ50ｇ（すりおろす）
ラザニア（乾燥パスタ）　8枚

＜作り方＞
１．ナスを縦方向に5ｍｍの厚さに切り、塩少々を全体に振り
　　30分程置いて水分をぬいておく。

２．トマトソースを作る。
　　トマト缶を開け、ホールトマトを手で潰して滑らかにするか
　　バーミックスで数秒攪拌し滑らかな状態にする。

３．鍋かフライパンにオリーヴオイル大さじ２を熱し、潰したニンニク１カケを入れ香りを出す。
　　ピリ辛がお好きな方は唐辛子１本もちぎって入れる。

４．香りがオイルに移ったら、２．のホールトマトを入れて２０分程煮込み
　　バジルの葉をちぎって入れて火を止める。

５．水分が抜けたナスを洗い、水気をふき取る。
　　オーブンシートを敷いた天板にナスを並べ、オリーヴオイルをまわしかける。
　　１８０度に熱したオーブンの下段で少々こげ色がつくまで両面焼く。

*************ここまで準備出切れば後は簡単。
　　　　　　乾燥パスタのラザニアは、下茹で無しでそのまま使用します。

６．耐熱皿にトマトース、ナス、パルミジャーノ、モッツァレッラ、トマトソース、ラザニアの順に重ねていき、４層この作業を繰り返す。
　　最後にトマトソースを敷き詰め、モッツアレッラを上に散らし、パルミジャーノをたっぷりまぶす。

７．２００度のオーブンで２０分焼き、その後は上火で焦げ目が付くまで焼く。
　　最低１５分休ませて出来上がり。

lasagna

出来立てよりも2日目の美味しさを味わっていただきたい一品です。

ナスはオリーヴオイルをまわしかけてオーブンで焼くことによって
油で揚げたものよりも吸油率低めで、締まった味になり美味。

グリルで焼いただけよりもコクがあるので、このラザニアにはオーブン焼きをオススメします。

ナスに塩をしてあるので、トマトソースに塩を入れていませんが
お好みで入れていただいてもかまいません。

今回はパルミジャーナ・ディ・メランツァーネが頭から離れずに
こんな料理の展開になりましたが、乾燥ラザニアを使えば
お手軽にいろんな野菜を使っていつもと変わった味を楽しめます。

「ウチはこんなの！」ってオリジナルラザニアがございましたら教えてくださいね。

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