【コンセプト】
市場で新鮮に力強く香る柑橘類、ベルガモット、オレンジ、マンダリン。
そんなきらめくシトラスノートから始まり。
地中海のイチジクとムスクがベースノートとなり
烏龍茶はそれに飲み込まれることなく軽やかに漂います。
【調香師】Jorge Lee/ジョージ(ホルへ) リー
【香調】シトラス・グリーン・ムスク
トップ:ベルガモット、オレンジ、アオモジ、マンダリン
ミドル:ウーロン茶、ナツメグ
ラスト:ムスク、フィグ
■感想:私の好み度<85>
トップから感じるシトラスとティーのクリアなフレッシュさ。
ティーという点で注目すると、
最初にアールグレイ(ベルガモット、アオモジ)っぽさが広がり
それが落ち着くとウーロン茶の最初の一口で強く感じる芳醇で清々しい香りへと辿り着きます。
トップは意外と長めで5分は楽しめます。
このようなタイプは早々と消え去ってしまいがちですが、
この『ウーロンチャ』はシトラスの酸味をまろやかにゆっくりと変化させていきます。
私はこの香りのトップが一番好きで嬉しい時間。
ミドルに入ると、お茶を注いだ後の急須の蓋をあけて感じる温もりのある茶葉の香りを思わせます。
おそらくナツメグの温かみからそう感じるようです。
そこから相性がよいときは、
熟れていないイチヂクの果肉の青味とパウダリーすぎないムスクの香りに。
そうでないときは、
ハンドクリーム(ニベア系の香り)が酸化したようなニュアンスに。
ラストがやや不安定になります。
■拡散性・持続性
拡散性は普通。持続性はやや長め。
トップまた全体の印象では短め・狭めに思いそうなタイプですが意外としっかり。
とはいえ香りの系統はライトで扱いやすいです。
■液の色・ボトル
淡いライトイエロー。
φ10×h55mm[1.2ml]トルコ製
■季節
季節は春から初夏、3月から7月。
梅雨時期でも重さがでにくく、エアコンがある場所であれば使えそうです。
■年齢
年齢は20代以降。やや女性向きですが、ラストになるにつれ男性にも使いやすい香りへ。
いわゆるメンズの香水・香りが得意でない人には、入りやすいかもしれません。
20代であればオフィスでも、30代以降はカジュアル。
■似てるかも?
トップからミドルで思い出すのが
エリザベスアーデン『グリーンティー(1999)』のティーとシトラスさ、
エルメス『ナイルの庭(2005)』のトロピカル感。
アルマーニ『ユーロン(2020)』でロングラスティングを求める人
が好きな方にはぜひおすすめ。
■リピート
Gucci【Gorgeous Gardenia】 2024.09.30
Guerlain【Coconut Fizz】 2024.09.22
Hugo Boss【Ma Vie】 2024.09.12
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