言葉の散歩路

2004年02月10日
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仕事でよく銀行へ行く。
そんなに近くに銀行はないから当然車で。
今日も行ってきた。
誰も事務所の電話番がいなかったから、お昼近くなってみんなが帰ってきてから行った。私の休み時間なんてあってないようなものだ。
(仕事時間の方があってないようなもの、か?^^;)
銀行に着いたらもう12時まわってた。
どおりでおなかがすくはずだ。
おなかがなってしまう・・・でも、今日は空いてて私以外に1人しかいなかった。
誰かに音を聞かれる心配はない…助かった…( ̄∇ ̄;)


急におなかがすいてきて、 ぐーぐー 言い出し、早く帰ってご飯にしたかったんだもん^-^;

けど、降りられない。
ん?あれ?あれ?なんかきつい…

だれかがつかまえている・・・?


・・・・なわけない。
シートベルトはずしてませんよ。


こんなの、実はよくやる。
「あっ」と気づいてすぐはずすのは当然、
「我ながらばっかだあー」と思うのだが。
銀行から出て、会社に戻る途中、行きに出し忘れた(やっぱり忘れっぽいのだ^^;)郵便を出そうと、ポストを見つけて止まった。

・・・・またしてもやった。
「!?…(動けない)・・・・・あ。」


私は毎日車に乗る。
けどいっこうに上達しない。
運転が下手な上に・・・方向音痴だ。


何年か前、仕事で初めての場所へ行かなければいけなくなった。
その後も用のある場所なのでちゃんと道をおぼえなければ、と人に聞き、地図を書き、それをじいーーーーーーーーーーっと穴があくほど見つめ、頭の中でなんべんもなんべんも

などとぶつぶつ言いながら、出発。
緊張しているのでハンドルを両手でがっちりつかみ、ハンドルを汗でぬるぬるにして、翌日には両腕とも筋肉痛になるほど、ひたすら子供の「はじめてのおつかい」状態でぶつぶつ言いながら走った。

今思えば、いつも行く銀行を通り過ぎて、まもなく右折。
そしたらひたすらまっすぐ走って、信号をまた右折。
そしてまっすぐ行くと突き当たりななめ左に建物が見える。
それだけの場所。
でもあの日は「それだけ」が、「スワンボートで北朝鮮まで行け」くらいに思えた。
右折→まっすぐ→右折。←この右折がくせ者だった・・・。

なにせ初めての場所。そっち方面は1度も走った事がなかった。
一方通行や車線変更のオンパレード…そんなイメージしかなかった。怖かった。

なんとか右折→まっすぐ、までは行けた。
でもただまっすぐと言っても次に右折が待っているので安心は出来ない。
「まっすぐまっすぐ」と走っているともっとずっと手前の右折専用車線になっていたり、反対に左折専用車線だったり。
あんまり前の車にくっついて走ってると道路に書いてある白い矢印の表示が見えないので少し間隔をあけて走る。
するとすぐに割り込まれてまた車間距離がつまってしまう・・・
などとひーひー言いながら目的地にだいぶ近づいた。
まもなく最後の右折だ。
出る前から「この信号を右折、この信号を右折…」と馬鹿の一つ覚えのようにつぶやいてきた。
「来た・・・この信号を右折、だ・・・!!」

もう、それしか頭になかった。
ここを右折、この信号を右折、そしたらあとはまっすぐだ!!

ウィンカー点滅開始。
カッチ、カッチ、カッチ、カッチ…
まがった───────。
やあったあ~~~~!!!あとはまっすぐだあーーー♪*≧∇≦*
私は安心しきって、心底ほっとしていた。

すぐまた信号があって、赤信号だったので止まった。
すっかりリラックス気分で鼻歌なんか歌いだしていた。

「コンコン」

 ・・・ん?

コンコンコン

 ・・・何の音?

コンコンコンコンコン!!もしもしー???

普段から運転に関しては「馬鹿だ」「まぬけだ」「あほだ」「信じられん」とさんざん馬鹿にされている私が、初めての道を、何事もなくここまで来られて、気分は最高潮。だからその音にもなかなか気づかなかったのだ。。。

おまわりさんが窓をノックする音だったなんて
            (T-T)



「へっ!?」
驚いた。
でもすぐに、「あっ!シートベルト!…やっばー」
と気づき、あわてて窓を開けた。
なんとか大目に見てもらおうと、必死で笑顔を作る。
「あっ、シートベルト忘れてましたね^^;すみませえ~ん」
と急いでベルトを締めようとする私。
「あ、あーベルトね。いやあ、まあ、それはいいんだけどぉ…」
とまるでシートベルトの事なんぞ忘れとったわい、という様子のおまわりさんが、思いも寄らぬ一言を放った。

  だったんだよねー





あたまが、まっしろになった。






おまわりさんに言われるまま、車を脇へよせて、気づいたら手を引かれ、パトカーの後部座席にいた。
あれこれ聞かれて、免許証まで忘れて来たことにも気づいた。
けどシートベルトと免許証不携帯は、どーでもいいらしかった。

顔が熱い。

「あぶなかったんだよー?横断歩道に渡ろうとしてた人がいたの、わからなかったあ?」

声も震えていた。

「はあ…すみません…信号見てませんでした…すみません…いや、信号は見てたんですけど…でもぉ…色までは見てませんでした…すみません、すみません…」

当時はまだ「 貫禄 」なんてものを身につけてはおらず、すっかりちーさくなって今にも泣きださんばかりの私におまわりさんは
「んーー、可哀想だけどねえ・・・。場所が場所だからさあ。いくらなんでもここで見逃す訳にはいかないんだよね」

と言った。

そう、場所が場所、だった。
私が初めから「ここを右折、ここを右折」と呪文のように唱えてきた「ここ」とは、

中央警察署の真ん前 だった・・・(TT-TT)

必死の右折の時、パトロールから警察署に戻ってきたパトカーと、見事にすれ違ったのであった。




「あの・・・・罰金、いくらですか?」
と聞く私に、
 違  反  金、 ねっ

と諭すおまわりさん。

いくら払ったんだったっけな。。。忘れちゃった・・・(T0T)


そしてその後、やっぱり運転に関して、
「馬鹿だ」「あほだ」「まぬけだ」「信じらんねーな」
と言われ続ける私がある。





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最終更新日  2004年02月10日 15時03分40秒
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