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2007.12.27
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カテゴリ: 危険な話

クリスマス会、忘年会、新年会・・・たくさんごちそうを食べたり、お酒を飲んだりする機会が多い時期になり僕はメタボに怯える日々ですが、そんな暴飲暴食をする季節に多いワンちゃんの病気があります。

それは「急性膵炎」。

ホームパーティでごちそうを食べていると、ワンちゃんもいいな~と言いたげな目で見つめてきます。

美味しいものを食べ、お酒も飲み良い気分になった飼主さんは、ワンちゃんの好きなフライドチキンやケーキをついあげすぎてしまいます。

すると・・・運悪く急性膵炎になってしまったワンちゃんは翌日吐きまくり病院に駆け込むことになります。

急性膵炎は、膵臓が急に炎症を起こした状態です。

症状は嘔吐、下痢、腹痛などで、ひどい場合は痛さのあまりショック状態におちいり亡くなる場合もあります。

膵臓は脂質やタンパク質などを強力に分解する消化酵素を出す働きがあります。

通常は消化酵素は小腸に分泌されてから活性化され食べ物を消化しますが、急性膵炎になると、酵素が膵臓の中で活性化されてしまいます。

するとその強力な消化酵素は自分自身の膵臓を消化してしまいます。

生きたまま消化されるわけですから、かなりの痛みだと思います・・・

人ではお酒の飲みすぎや胆石が一番多い原因で、以前僕の酒豪の友人が急性膵炎にかかりましたが口では言いあらわせないほどの強烈な背中の痛みがあったそうです。

犬では脂肪分の多い食事が一番の原因です。(他には高脂血症、クッシング症候群などのホルモンの病気、フロセミドやステロイドなどの薬剤、ウイルスや寄生虫の感染など)

脂肪分の多い食事をたくさんとると、血中の中性脂肪がぐんと上がります。すると理由はまだ分かっていませんが膵臓がダメージを受けます。

僕は患者さんには、「膵臓は消化酵素を出す臓器だから美味しいものをたくさん食べ過ぎると負担がかかってしまい膵炎になります」と説明しています。

治療には数日絶食をして膵臓を休ませる事が基本で、吐いて失った水分や電解質と、絶食で不足する水分や栄養などを補う為に点滴が必要になるので一週間ぐらいは入院することになります。 

また膵臓は血糖値をコントロールするインスリンやグルカゴンといったホルモンを出す臓器でもあるので、膵炎の影響で糖尿病になる可能性もあります。

美味しいもののあげすぎには気を付けましょうね。






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Last updated  2007.12.27 22:38:35
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