Eccotyの部屋

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2006/03/04
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カテゴリ: 読書
吉川英治 著 『 三国志 』

三国志(七)

今までは  三国志(一) 三国志(二) 三国志(三)

三国志(四) 三国志(五) 三国志(六) に。

今日は  三国志(七) です。

この七巻を読むのは とても辛かった。

今まで活躍してきた人たちが、次々と去って逝きます。

関羽は孤立無援の麦城( ばくじょう )で悲痛な叫びを残し58歳で。

春正月の下旬、曹操( そうそう )は洛陽の城で66年の生涯を閉じ、

大酔した張飛( ちょうひ )は眠っているところを寝首をかかれ 55歳で。

そして玄徳( げんとく )は客地の永安宮で、

孔明( こうめい )に見守られ 63歳で崩じました。

この巻で、大好きな「七歩の才」の事が。

魏の文帝 曹丕( そうひ )は、かつて太子の座を争った弟の曹植( そうしょく )に、

「七歩歩く間に詩を作らねば罰する」と命じた。

曹植はそれに従い、ただちに詩を作ったが、

その内容が兄弟の不和を嘆くものであったため、

曹丕は深く恥じたという。

「七歩の才」は、以下です。 

難しい字は表記されませんでした。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
豆を煮るに 豆のまめがらを焼( )く

豆は釜中( ふちゅう )に在って泣く

本是れ同根より生ずるを

相煎( )ること何ぞ太( はなはだ )だ急なる

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
第七巻は「武蔵とピアニスト」の題で、半村 良 さんが

お書きになられています


蓮4044 






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Last updated  2006/03/04 06:18:29 PM
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