5万人の来場者の中でも、4トントラックで来た参加者は私ぐらいのものでしょう。
到着したのが19:20。
貴賓館ステージでは、J.A.Mが最初の曲を演奏していました。
J.A.Mも今年試聴してかなりお気に入りのアーティスト。
ライブがどんなものか、かなり期待していました。
基本的に高速ジャズで、鍵盤・ウッドベース・ドラムの3人編成。
言わずと知れた、SOIL & PIMP SESSIONSのリズム隊3人組です。
しかし、ただ速いのではありません。
鍵盤の丈青さんが1秒間に10個ぐらいの速弾を披露したかと思えば、今度はドラムのみどりんさんがノンストップで高速おかずを披露し、テクニックの応酬は大変観応えがあります。
特にみどりんさんは、ソイルのライブを観たときにドラムソロがありましたが、途中で社長に暴走するなと止められていました。
J.A.Mでは、誰も静止しませんから暴走を一部始終観ることができます。
例えるなら、ボルトの世界記録タイムでマラソン走っちゃうような、ほっといたら延々スティック振り続けるだろうと容易に予測できるぐらい、あの速さが体に染みついてます。
丈青さんも秋田さんもみどりんさんも、ソイルでは抑えているものがJ.A.Mで開放しているように感じました。
すごく伸び伸びと演奏しているし、何より楽しそうでアイコンタクトするところを観ると、息ぴったりなのが十分伝わりました。
今回のイベントのベストアクトでしょう。
J.A.M終了後、移動してキャナルシティステージへ。
クオシモードがもう演奏していました。
ステージと同じ階はもうすでに満員。
客席も狭くて、200人入ったらもうキャパオーバーです。
仕方なく2階へ。
2階は完全に観えますが、音の響きがステージ階と比べて悪いです。
迷った挙句、またステージ階へ。
もう終盤に差し掛かっていて、2曲聴けましたが完全に評価できるほどではありませんでした。
2曲で評価すると、クオシモードは現代のジャズでホーンが入ってややファンキーな一面もあり、どちらかと言うと正統派な雰囲気を感じました。
良い伝統を受け継いでいるといいますか。
ジャズでよく聴くフレーズが随所にありました。
息つく間もなく、清流公園ステージへ。
RHYTHMATRIX + 青木カレンが目的です。
移動してすぐ始まり、座っていたお客さんが立ち始めて前方に詰めだしたので、便乗して前方へ。
最初はRHYTHMATRIXのみで登場。
カリビアンのにおいも含みながらのジャズらしいパーカッションは、お茶目なターンもあったりとお客さんの反応はなかなかのもの。
しかしやはり、J.A.Mで度肝を抜かれてしまったので同じような編成のジャズを聴いたらやはり彼らを超えることはできませんでした。
こうなったら青木カレンさんに期待しようと思って待っていたら、どうやら後半1、2曲だけ参加のような雰囲気だったので断腸の思いで移動することに決めました。
最後はまた貴賓館に戻り、FRIED PRIDE。
彼らは名前も知っていて、テレビで演奏している映像を何度か観たことあって、生で観たらどうなるんろうとかすかに期待していました。
ステージ到着すると、マイケル・ジャクソンの『BAD』を演奏中。
ヴォーカルのしほさんの力強い歌声に気分は高揚します。
カバーは続き、『CAN'T TAKE MY EYES OF YOU』。
しほさんのハスキーな声もさることながら、特筆すべきはギターの横田さんの超絶テクニックです。
続いて演奏した横田さんのギター一本でのインスト曲は、ガットギターでいろんなエッセンスを詰め込んだ奏法は観る者を軽々と圧倒します。
気づいただけでもロック、ジャズ、クラシック、フラメンコなどなど、いろんな要素が至る所にちりばめられています。
終盤はベンチャーズやディープ・パープルの『SMOKE ON THE WATER』をちょこっと弾いたりと、サービス精神満点のパフォーマンス。
お二方とも、楽しんで演奏している上でお客さんも同時に楽しませることも忘れないその姿勢は本当に頭が下がります。
老若男女楽しめる、そんな懐の深いステージングでした。
アンコールセッションとして、フライドプライドに加えて日野皓正さんがゲスト出演という何とも豪華なアンコール
さすがに体力の限界、3時間飲まず食わずで歩きまくって、食事に関しては昼から何も食べていないという過酷なスケジュールでライブ参加していたツケがまわり、気力が失われて1曲だけ聴いて帰りました。
しかしさわりだけでも日野さんの深みのある、どうやって鳴らしているのかわからないようなしわがれた音やうめき声のような音は、一度生で聴けただけでも十分財産です。
そして歩いて帰りながら生音ジャズを聴けるというのは、これ以上ない贅沢です。
しかもそれが日野さんのトランペットならなおさらです。
去年から始まった、中州ジャズ。
こんなに豪華で貴重なイベントが無料というのは、本当に素晴らしいことです。
裏で支えているスタッフの方の働きの大変さは尋常ではないでしょう。
スポンサー集め、アーティスト交渉、当日の会場警備及び会場整理、前日の準備及び数ヶ月前からの打ち合わせ等々・・・
考えただけで気が遠くなるような作業を一つ一つ確実に行って初めてライブを成功させるところまで持っていけるはずです。
ぜひこれからも継続していって、同じ福岡の音楽フリーイベントとして続いているミュージックシティ天神と肩を並べる存在になってほしいと思います。
最後になりましたが、お客さんの質ではミュージックシティー天神よりも高かったですね。
みなさん、楽しみ方をわかっていて、アーティストとの掛け合いや合いの手がうまいです。
また一つ、福岡の夏の楽しみが増えました。
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