中村晃一ブログ Koichi NAKAMURA

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2008年03月13日
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(→その4からの続きです)

なぜ、このようなことが可能なのか。

インターネットを使っているから、というのが大きな理由です。
しかしインターネットを使いさえすればそれが可能になるかというと、そうではありません。
インターネットというのは道具に過ぎないので、それよりも本質的な構造を理解する必要があります。

端的に言ってしまえば、楽天トラベルと従来型の旅行代理店との違いは、マーケティングにおける主権を誰が持つかという点にその特徴をみることができます。
楽天トラベルのシステムでは、参画施設がいつでも自由に管理画面を操作して、利用者向けのプランを登録したりページを作成したりすることができます。
一方、従来型代理店モデルは、代理店が部屋を預かり「パンフレット」を代理店が作成します。

マーケティングの主導権を誰が握るか、という観点から解説すると、前者の主導権は宿泊施設にあり、後者の主導権は代理店が持っているということです。



主権のありどころを変えること、誰がパワーを持つかを変えること、それを指す言葉が「革命」です。
インターネット革命、と言われますがそれは単に情報技術によって物事の利便性が増すことを示すものではありません。インターネットの活用によって従来パワーを持っていなかった層にパワーシフトが起こっているという意味において革命なのです。

その結果、宿泊予約マーケットの潜在能力を規定するのは、代理店のパンフレット作成能力・販売能力ではなくなりました。
それぞれの宿泊施設が目指すべきものに向かい、自分達の商品を自分達でマーケティングした結果が、前回見た2140万人という数字になって表われているということです。

(→その6へつづく)



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最終更新日  2008年03月13日 12時24分15秒
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