中村晃一ブログ Koichi NAKAMURA

中村晃一ブログ Koichi NAKAMURA

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

中村晃一

中村晃一

カレンダー

2008年03月22日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
「一杯目の感動が、二杯目も色あせない」

こんなキャッチコピーで、今月から店頭に並ぶようになったアサヒビール「熟撰」。
飲んだことありますか?

数年前からちょっと気の利いた料理屋さんなどでお目にかかる機会があったビールで、通常小売店での一般販売はされていない商品でした。
香ばしすぎず芳醇で、味わいに深みがあって美味いんですよね。
私が初めて口にしたのは神戸の料亭でして、それ以来なんとなく良いイメージがついてまわり東京でも好んで飲んでいたビールです。
当初はこれを飲ませる店も少なかったような気がするのですが、今は都内でも456の飲食店に置いてあるらしく随分裾野が広がっているようです。

さてこの「熟撰」、実はアサヒビールが初めて試みた消費者参加型開発商品であります。
本商品の開発記号【TD】は“THE DRAFT BEER”の頭文字をとったものだそうで、試醸品10万本を1万人のモニター向け配布と直営店9店舗に供給するという手段でアンケート調査を行なった結果、最終処方を決めたといいます。



熟撰の場合とりあえずメーカーが作ったものをサンプル調査するという形なので完全なマーケットイン型商品と言えるかどうかわかりませんが、最終段階で利用者の声を反映することでその完成度を高め支持される商品に育ったという点において、これからの商品開発の在り方の一例を私達に示していると思います。

インターネットを使って利用者の声を集め、利用者提案型の商品開発を行なうためのサイトの代表とも言えるのが 空想生活 ですが、このサイトを覗いてみるとなかなか供給側の知恵だけでは想像が追いつかないような現場でのニーズを具現化した商品を見つけることができます。

たとえば、「貼ったまま読める透明付箋紙」。たとえば、「持ち運びできるあかり」。たとえば、「かっこいいメーターボックス」。などなど。

こういった、多くの人が日常生活の中で「こんなのあったらいいのにな」とふと思うようなことを、インターネットというツールを使って広範に集め、ひとりひとりの声は小さいけれどそれが集積されることで一定の市場が見込めるとなれば商品化するという、まさにマーケットインの発想で実現する開発手法がそこにあります。

面白い世の中になってきましたよね。
私がこの記事の中で「利用者」と言い、あえて「消費者」という言葉を使っていないのにも意味があります。もはや消費者は単に消費者ではなく、ときによってはそれを供給する側へのアイデアの出し手であったり、情報の発信者であったり、共同開発者であったりもします。

インターネットが従来の流通構造を変え、従来力を持ち得なかった人が主体者となるというEmpowermentの話を何度もこのブログの中で書いておりますが、それは供給者側に限った話ではなく、実は利用者側においてもあてはまる話だということを今回申し上げたいと思います。


・・・とまあ難しい話は置いておいて、 「熟撰」 美味いですからビール好きな方はぜひ一度お試しください。スマイル




楽天 中村晃一

楽天中村晃一人気ブログランキングへ








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2008年03月22日 18時16分07秒

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: