中村晃一ブログ Koichi NAKAMURA

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2008年03月23日
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ブーメラン、戻ってきたのですね。

遅まきながら国際宇宙ステーション(ISS)で土井隆雄さんが行なったブーメラン実験の話です。
しばらく前から新聞やブログなどで話題になっていました。

「無重力空間でもブーメランは戻ってくるのか?」

2006年競技ブーメラン国際大会優勝者の栂井(とがい)靖弘さんがこんな疑問を抱き、土井さんと知り合う機会を得て紙ブーメランを託し実験が可能となったそうです。

結果については、様々な予測が飛び交いました。

「無重力では戻ってくるわけがない」「いや地上と同じように戻ってくる」「らせん状の弧を描きながら上方へ果てしなく上り続ける」・・・などなど。

果たして、事実はひとつ。
米国実験棟「デスティニー」の中でブーメランを投げた土井さんは、無重力空間でも手元に戻ってくることを確認したということです。


何故なんだろう、と思ってしまいますね。しかし事実を補強するための理屈をつけるのは比較的簡単にできそうです。誰も知らないことに対して理論だけで「絶対こうなる」と言い切ることがいかに難しいかを、この楽しい話題は私達に教えてくれます。

新聞に載っていた栂井さんのコメントがまた良いですね。
「ブーメランだから戻ってきてほしいと思っていた。貴重な時間を割いて夢をかなえてもらい、驚きと喜びで感無量です。」
なんというか、ブーメランに対する愛情を感じます。スマイル


最近なぜか宇宙の話題が目につきまして、もうひとつこれは日経新聞の“やさしい経済学”のコーナーに載っていた話なのですが、宇宙はその営みの中に様々な時間スケールの現象を含んでいるそうです。

すなわち星の爆発は0.1秒。
ところが銀河の進化は100億年という時間をかけた過程にあると。

銀河って1000億個の星が集合しているそうです。そのそれぞれが100万年の単位で生まれ、1億年単位の長さで進化し、死を迎えるといいます。

悠久不変のように見える宇宙は、実はそれぞれの星の絶えざる変化がその根幹にあり、私達という生命体を生むまでの進化を遂げた地球という星の誕生もそこに内包されるものであるということです。

この小論は総合研究大学院大学教授の池内了先生が書かれたものですが、
曰く「星の誕生や死という個々の事象そのものはささやかなエピソードに過ぎないが、長時間の累積によって質的変化を引き起こし、ついに生命を生み出す惑星を作り上げた」ということで、


宇宙の話をしているとそのスケールの大きさにかなり元気づけられます。だってくよくよしたって仕方ない、って感じがしませんか。
しかし一方で、そんな宇宙を進化向上させるのは私達一人一人の営みそのものであると、先生は説いていらっしゃるわけです。
そういえばサン・テグジュペリ作『星の王子さま』の中にも、自分の星に残してきた赤い花に対して君のいる世界とそうじゃない世界はまるで違うんだと言う王子さまの台詞があったことを思い出しました。


宇宙の話題、いろいろ面白いですね。




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最終更新日  2008年03月23日 17時17分04秒

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