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僕はどうして人は自由を求めながら、その反対に不自由に向かってしまうのかを知りたかった。これはある人間に限った話ではない、世界すべてがそちらの方向にプレートとして向かいつつあるのだという事を僕はいいたかったのだ。。。自由とは、まずは未来を選び取る自由だと僕は感じていた。自分の置かれた状況を分析して、リニアな未来を想起してみて、それがどうしても気に食わなければ、人は何らかの対策を講じるものだ。その対策が…結果として人を不自由にさせている事実に僕らは直面していた。今では神話にあるように神々が試し、試練を与え、僕らを戒める必要はありません。他ならぬ僕達自身が、自分達を落としいれ、ためし、揺り動かし、葬り去っているのです。。。僕達の最大の敵は、外部にありません。。。僕達内部に存在するのです。老賢者は杖を振るい、何かの光景を見つめていた。迫りくる未来なのか…そして、おもむろに口を開いた。。。およそ、精神が、この狭き肉体に宿らされてから…その苦痛から逃れようと、人類は戦ってきた…それはより強靭な肉体を得ることや、より強大な権力を収めること…強いては人知を超えた知恵を獲得することなどだ…賢者は杖である光景を指し、こう諭した。その明滅は生死…己の肉体の消滅と再生との無限の繰り返しだ…その明滅が繰り返されていおる…これは現在に至ってもなお…しかし、興味深いのは…この光景だ。お主の言ったことの意味が解ったぞ…この光を内在するものが、じっとその場に居合わせながら変異しているのをこの光はやがて抜き取られ、別のところへ行ってしまう。これは…今までみてきた死というトランスフォームではない…魂の死だ…いや、その表現は的確ではないだろう…生命の一番大切なエネルギーそのものが、抜き取られているのだ…Eili ...
2007年02月12日
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現実の世界が幻想の世界に接している問題点をこの賢者はよくわかっていないよだったので彼は改めて、問いただした…現実の世界に魅力を感じなくなってしまった僕たちはたぶん、多くの時間を幻想の中ですごします…その意味がわかりますか…?そのような人間は昔からいたのだと…手法は違いこそすれ、昔から絶えず存在したとあなたはおっしゃるが、現在は、その比ではありません。生活のすべての時間を奪われている人たちすらいます…お互いに近距離でいながら目も合わさずに、言葉も交わさない人たちがいます…彼らは、どこにいってもその生活スタイルです。駅でも電車の中でも、喫茶店でも、ちょっとした待ち時間でも…自分の話しかけたい人は…そばにはいないのです。彼らがコンタクトとりたい人たちは、いつもその「小さな画面」を通じてしかえられないのです。そして無言で小さな牢獄の中に自分の精神を落としこめる人のもつ「自由な時間の使い方」に疑問を感じることを付け加えた。老賢者は、しばらく耳を傾けていた。そして考えていた。その異様な光景を、今まで彼が経験していなかった光景を見て、その本質をいつものように的確に洞察することが期待されていた。しかし長すぎる沈黙に、その男は口を開いた。わたしたちは…より不自由なものに…向かっているのです。Eili ...
2007年02月12日
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.『白昼夢:老賢者との会話』幻想と真実の境目がわかりません…どこからが真実でどこからが幻想の世界なのか…真実は苦しく、しかし幻想の世界では裕福です…幻想の世界など所詮は嘘の世界なのですから、そんなものは必要ないです。僕は真実の世界で裕福になりたいのです。たいそうな事言うもんじゃな…幻想の世界でどれだけ多くのものが苦しんでおるのかも知らずに…まあ、お前さんは正直ものであるには違いないが知恵が足りん…それにわしが思うに、今のままが幸せと見えるがな…こんな状態をですか?どこをみていらっしゃるのでしょうか…お前さんこそ、どこを見つめておるのやら…真実と幻想の狭間で揺れ動く者よ…よく聞くがいいお前は真実こそすべて、幻想は嘘偽りだと思っているようだが、それは間違いだ。事実は、その両者が手に手を取り合って形成している。現実は果報…つまり幻想の結果であるにすぎず、現実が伴わないのはひとえに時が熟していないか、それを阻むものが存在するからじゃ。幻想よりも現実のほうが過酷じゃ…もう取り返しは聞かないからな…しかし、幻想は現実化されていない状態において、救われている。徳の清算を免れているからじゃ。もし、おぬしが幻想でみている果報をすべて現象化したとするとおぬしの備蓄している徳はなくなるのじゃ…それを知らぬから、のぼけた願望を抱くのだ。願望は達成できる。望みも自由にかなえられる…それを拒んでいるのは、お前の守護霊…闇雲に徳が漏れ出でる事を避けているのだ。。。無邪気な若者よ…徳は全生涯きって備蓄し、ありあまったものだけで事足りる事を考えなさい…Eili ...
2007年02月12日
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.『神話の世界』世界は小さくまとまり、それぞれに閉じている。そして互いの関係性の力学の中で、閉じ込めたり、閉じ込められたりしている…この牢獄の中で囚人に囚人であることを気づかせた看守は失格である。囚人は、自由だという錯覚を最後まで具足させなければならない…それが看守の使命であり、自らも警防を持たされた囚人であることを忘れる…この檻から自由な人も存在する…しかし、彼らはより巨大な領域の中で、自らが自分自身を限界づけている…そこから自由になるためには、自分自身とすら戦わなければならない…そして、その戦いに明け暮れ、自分を失うものすらいる…そのあまりにも違うそれぞれの時間とテーマが、この次元に接点を有している。街を通り過ぎる行き交う人々の中に絶望的な人と自由な人とがいるある人は、あまりにも不自由で、その解放の術が見当たらないほどに…なす術がなく目の前を通り過ぎる自由にすら気づかずに、檻の中にいる…ある人は、その徳の高さから、この世界の不安定さに気づかぬほど瞳が曇りその不協和音の不快感から逃れるために、耳栓をし、サングラスをかける…この温度差の激しい世界である世界のものが別の世界に滑落しまた逆に別の世界のものがある世界に紛れ込む様をみる僕はそこで気づかされるこの浮沈する世界こそが生命圏でありそこには安らぎはなくそこから離れなければならないのだということをそして僕は離れた離れたところでまばゆい世界が広がっているわけではなく静寂の世界で心静まる瞬間のあとに気絶することができなければまた…始まってしまうのだ。世界が。そして、今度はこの静寂こそが恐怖となる…うごめく騒がしい、予期不能の出来事を神自身が望んだのだ…それが神話から導かれる結論Eili ...
2007年02月12日
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世界と近づくためには、世界の光にも闇にも出会わなければいけない…人の世界の法則は…非常に単純な法則に織り込まれている。実際には複雑なものだけれども、それも力学的に処理されている。後、未来について、決定されていることは「何一つ」ない。実際には「選び取っている」そして、それを選び取っているのは他ならぬ自分自身なんだけれども、その行動には力学が作用している…「手に持たされている未来」に気づき、その彩を見抜く…[あのタイミング]で旅に出て[あのタイミング]で船を下りる事これが総じて、未来を決定している。ここには、しかし力量が試される。信仰も生じ、それも試される。人は観念の生き物だけれども、観念が助けもするが、あだともなる。普段四六時中一緒にすごしている[観念]の打破それと同時に発生しうる、新規の観念…安定と不安の仕組み死んだ世界と生きた世界の違い…観察と実行の違いある事象が予想通りに展開しているけれども、それを僕は傍観し、参加したいなどとは思わない…それに比べてある事象は予測が難しいくせに僕はあるものを期待していて、その不安を楽しんでさえいる…Eili ...
2007年02月04日
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