では、
(今日は、5ページ目の更新です)
ヴァインバック家のゲヴルツトラミネールの貴腐ワイン、
あと1杯で、売り切れます・・・。
先週末から、
一気に、ドドドッ!と増えましたので、ぜひ・・・。
★ほのかな甘口ワイン
◎グラーヒャー ヒンメルライヒ シュペトレーゼ 2004年
(ヨハン ヨゼフ プリュムさん) 120ミリ¥2200(70ミリ¥1100)
独・モーゼル地方です。「天上のネクター」と言われ、冷やした洋梨や、桃をツルリと
飲み込んだような、自然な甘さがあります。ドイツワインというと、甘いだけというイメ
ージがありますが、ただ甘いだけではなく、豊富な酸味があるので、とても上品な
甘さがあって、余韻に綺麗に消えていくのです。プリュムさんのワインは、多くのドイツ
ワイン生産者が憧れるというだけあって、何か気高さと、トロっとした優しいバランスが
本当に素晴らしいと思います。
◎コトー デュ ロワール オー ラネ 2007
(ドメーヌ ド ベリヴィエール) 120ミリ\2500 (70ミリ)¥1300
仏・ロワール地方です。森と川に囲まれ、毎年貴腐が発生する特殊な畑のようです。
やっぱりロワールは、ドイツのリースリングと共に、偉大なワインが生まれる可能性がある地域
だと思いました。とても寒くて、酸味が「ギュッ!」と引き締まって、ミネラルの凝縮感が凄まじ
いのです。このような厳しい地域で、葡萄をしっかり選定し、甘みを最大限に生かした作り方
をすると、甘さと、酸味の振り幅の最も大きい、極めてスケールの大きいワインが生まれるの
です。これを飲んだ時に、モーゼルの最も寒い地域、ザール地方のシャルツホフベルガーを思
い浮かべました。おそらく、あまりにも凝縮度が高いので、何十年も綺麗に熟成することが
できるでしょう。もちろん、今飲んでもその素晴らしさははっきり分かり、キラキラしたミネラル感
に、寄り添うように上品な甘さのバランスが最高です。
★貴腐ワイン
◎ゲヴルツトラミネール ヘレンヴェッグ ド テュルクハイム
ヴァンダンジュ タルディヴ 1989
(ウンブレヒトさん) 60ミリ・・・¥3800(30ミリ¥1900)
仏・アルザス地方の「異端児」です。ここまで求心的な、アルザスらしい骨太の味わいと、
ぎりぎりまで葡萄を熟させた、豊かさを体現した人は、他にいないのではないでしょうか。
「強烈なパワーと、豊かさ」を両立させるのは、特にアルザス地域においては、至難の技
だからです。このワインは、ゲヴルツトラミネール種という「辛くて、苦い」葡萄を使っていま
すが、葡萄の質が極めていいために、その純粋な、蜜のような甘さが、極めて上品に表現
されています。本当に素晴らしい逸品だと思います。
◎ゲヴルツトラミネール グランクリュ "マンブルグ"
セレクション グラン ノーブル 2002(ドメーヌ ヴァインバック)
60ミリ・・・¥4200(30ミリ¥2100)
仏・アルザス地方です。アルザスワインの個性は、やはり「キューン!」と、天まで貫く
ような、鮮やかさだと思います。このヴァインバック社は、アルザスの数多い生産者の
中でも、最も純粋で、香気高く、鋭い味わいです。おそらく、ブルゴーニュの作り手に
たとえるなら、「ルーミエ」さんに似ているかもしれません。この遅摘みの貴腐ワインは、
蜜とひとことで言うならば、いい足りない、気品のある甘さがあり、キューンとした上品
な甘さは、透きとおるような美しさがあります。マンブルグというコクのある土壌から、
これだけの気高さを表現できるとは、さすがです。
(4月9日味見しました)まるで、ピエールエルメのお菓子のような、キュイーン!と、
貫くような、輝きのある純粋な甘さが最高です。やはり、アルザス出身の人が作る
(エルメさんもそう)共通の美しさがあります。
◎ヴーヴレー "ル モン" モワルー(甘口) 1957
(ユエ家) 60ミリ・・・¥3500(30ミリ¥1800)
仏・ロワール地方です。シュナン・ブランという品種がここまで綺麗に熟成するなんで、
あんまり知られていません。しかし、味わってみるとわかるのですが、まだまだ若々しく
そして、石灰のような鮮やかなニュアンスが、熟成によって見事に溶け込んでいるのです。
5年ぶりぐらいにこの年のワインを飲むので、また飲んだら報告します。
(4月9日味見しました)しっかりした、パワーのあるコクと、新鮮さはやはりロワールらしい
骨太の感覚です。
◎シャトー ディケム 1997年 50ミリ・・・¥6000(25ミリ¥3000)
仏・ソーテルヌ地方です。いわば、おなじみ「世界最高の貴腐ワイン」の一つです。
1997年は、素晴らしい年なのです。まだまだ若いのですが、圧倒的な充実した
蜜のような甘さが、グイグイ迫ってきます。まさにディケムの迫力を味わうには、最
適と言えるでしょう。ツルンとした触感の中に、多彩な複雑さが広がります。
(ピエール エルメのフルーツのパテを一緒に。杏とパッションフルーツの鮮やかさが
相乗します)
★アイスワイン
◎キートリッヒャー グレーフェンベルグ アイスワイン 2004
(ロバート ヴァイル家) 60ミリ・・・¥6400(¥3200)
独・モーゼル地方です。やはり、ドイツのアイスワインは特別です。「シャー!」という
綺麗な酸が余韻まで駆け抜け、本当に清らかなのです。もちろん、遅摘みの葡萄です
から甘みはあります。しかし、それ以上に、酸味が豊富なために、全くくどくないのです。
これほど上品な余韻を持つワインは、他の国ではおそらく探してもないのではないでしょ
うか。一度、ドイツのアイスワインを飲むと、心が洗われるような感動を覚えます。
★ポートワイン
●グラハム トーニー ポート 40年 60ミリ・・・¥2800(¥1400)
ポルトガル産です。偉大な蔵の中でも、このグラハムは、最も重厚で、ドスンとした腰の
据えた甘さがあります。そして、大きい樽で、何十年も熟成させたおかげで、豊かさの
背後の、類まれな複雑さ、柔らかな旨みを身に着けています。これこそ、トーニーポート
の熟成感で、舌の全面に広がる複雑味は、言いようがないほど素晴らしいのです。
●ダウ ヴィンテージ ポート 1975 60ミリ・・・¥2600(¥1300)
ポルトガル産です。通常はきちっとした、折り目正しいタンニンがあって、極めてクラシック
な味わいです。最近久しぶりに開けて飲んだのですが、やはり、イギリス人が好きなまさに
がっしりしたアルコール度数の高さ、立体感のある、長い熟成に耐える複雑さのあるポート
ワインそのものです。深く、貫くようなアルコールの強さ、口に含んだ時の圧倒的な満足感
は、やはりこれだを思わせます。
●クローン社 コルヘイタ 1968年 60ミリ・・・¥5400(¥2700)
ポルトガル産です。正直言いまして、この蔵のものは飲んだことがありません。ただし、
偉大な蔵(キンタ ド ノヴァル、グラハム、ワレ、テイラーズなど)のものよりも熟成が早く
いわゆる「マディラ的な」複雑な様相を見せているようです。これは、まだ味見していない
ので、味見したら、コメントを書きます。
(3月26日に味見しました。これは、やはり偉大な、イギリス系のがっしりした構造の
蔵のものとは違います。今飲んで、全てが柔らかく、溶け込むように滑らかで、これこ
そ、日本人が求める「丸い」味わいなのです。これは、ヴィンテージポートよりも十分に
熟成が進んでいて、だからこそ、角がなく、溶け込んだ触感が、もうたまりません)
★マディラワイン
◎バルベイト社 ブアル 1914 ヴィンテージ
50ミリ・・・¥8800(25ミリ¥4400)
ポルトガル・マディラ諸島のワインです(サッカーのクリスティアーノ・ロナウドの出身地)。
エレヴァージュで、マディラワインを好んで置くのは、理由があります。100年近く熟成
して、これほど複雑味を備えるワインは、他にはなかなかないからです。全てのレベルに
おいて、味わいの強烈さ、深みが本当に桁外れなのです。まだ味見したら、報告します~。
(4月14日に味見しました~)状態が著しく良く、まだまだ若々しい、フレッシュな味わい
です。もちろん、100年以上熟成しているわけですから、積み重なった旨みの厚みがある
のですが、それよりも、まだまだツーン!と、エステル臭がして、これからどんどん旨みと複雑
さを増してくると思います。2,3か月かけて、ゆっくり売っていくと、凄まじく複雑になっていく
のではないでしょうか。
★おすすめのコニャック地方のブランデー
◎デラマン レゼルヴ ド ファミーユ 30ミリ・・・¥3500(18ミリ¥1800)
仏・コニャック地方のブランデーです。コニャックというと、アルコールの香りが鋭すぎて、きっと飲
みにくいイメージを持たれているのではないでしょうか。なぜなら、日本人が好きな味わいは、熟
成して、角が取れて丸みのある、柔らかいものなのだからです。つまり、日本でコニャックが人気
がないのは、このアルコールの鋭さを、「辛くて、未熟だ」と判断する日本の文化的な側面があ
るように思います。だから、たっぷりとカラメルが入った甘くて、丸い味わいを、「上品なブランデー」
と勘違いする傾向にあるようです。とその一方で、フランス人が好むコニャックとは、鮮やかで、尖っ
ていて、フワーっと、香気成分に包み込まれようなな、鋭い味わいなのです。
このデラマンは、熟成したリッシュブールのように、強くて、豊かな味わいで、広がりのある素晴らしい
ブーケを放ちます。55年から60年熟成した原酒を瓶詰していて、まろやかで、強いという、日本
人も、フランス人も、両方の人種が満足できるほどの、ポテンシャルの高い作品となっています。
一度でも、これを味わってみると、人生が変わるかもしれません。
ワインバー エレヴァージュ
東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F
TEL(FAX)03-6419-3889
ノーチャージ
営業時間:19時~4時まで(禁煙です)。