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Nov 14, 2007
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1から続きます。

チビ2歳保育園児 アタクシ営業マンという生活が始まった。
私の気持ちは当時
「とにかく稼ぐことがチビのため」と信じて疑わず、1週間の出張なんてものも平気で受けて、
保育園のおむかえは年に2回くらいしか行かなかった。

突然ママがいなくなった生活にチビは、動揺した。
会社に行くときはほとんど寝ていたけど、音でおきてしまうこともあった。
ガバっと起き上がり「ママ。ママ。」と大泣き。
「ママトイレに行ってくるからちょっと待ってね」と言いくるめさっさと逃走。。。。



それでも「ママもつらいのよ」と、車の中で歯を食いしばり、会社に向かう。

そのうち、「ママはうそをついてぼくを置いていく」
と悟ったチビは、トイレの中でも、台所でも、「1秒たりとも見逃すか!」とばかりに
私について周りはじめる。


それでも「いい子で待っててね」とばあちゃんに押し付け(まるで捨て子状態)
後ろを振り返らずに会社に向かった。

半年ぐらいそんな状態が続いたころから、周りの家族に「少しチビのことも考えろ」と
言われるようになる。
私は思った。「チビのことを考えているから働いてるんじゃん」

まだ、私はチビのことをちっとも分かってなかった。


営業中、仕事を抜けてかけつけた保育参観でも、チビは泣いた。

今甘えずにいつ甘えるのだとばかりに、みんなが上手にお歌を歌っているなか
私の足元にしがみついてきた。

それでも私はチビの気持ちに気付かなかった。

とうとう私は朝のお別れタイムが悲しくなり、夜遅くまで起こしておいて寝坊させよう作戦に出る。

それでなくても、ママの顔を見るまで寝ないで目をこすりながらがんばってくれていたチビだ。

少し、夜に遊ぶようになった。
家夜遊び開始である。
思惑どおり、朝はぐっすり。とても6時代に起きれない。
しめしめとばかりに、余裕で出勤。

私はやっぱりチビの気持ちをわかっていなかったのだ。


その日は突然きた。いつもどおりの毎日だった。
たまたま夜にアポを入れた先があったので、会社に直帰届けを出した私は、
時計を見ると4時。今ならおむかえに間に合う。と思ったので車を保育園に向かわせた。

ばあちゃんがちょうど車からおりて、教室に向かうところだった。
後からついていって驚かせようとワクワクしながら歩いた。

お迎え待ちの園児が教室の前にずらっと並んでいる。
あたりまえだけど他の子はママだ。
チビはそんな子の様子をなんとなしに見ているようだった。
そしてばあちゃんが来たのに気付き、靴をとりに向かう。
そこまでのチビはうつむき加減だった。


そこに、私が登場。

まだ遠くにいたのに、チビはすぐ気付いてくれた。
そして、うつむき加減の顔が一気に晴れていくのが分かった。

「ママッ!!!」


チビは靴を持ったまま、裸足で園庭を駆けてきた。
「ママ!」

スーツが泥だらけになったけど私は抱き上げ抱きしめた。
「お帰りチビ」
と言うのが精一杯だった。私は泣いていた。

私はいっぱいいっぱいだったのかもしれない。
稼がなきゃ。30代後半になったら仕事も見つけられないかもしれない。

あせっていたのかもしれない。
シングルマザーって弱者扱いされるのを。

怖がっていたのかもしれない。

ただチビは、ママに笑って欲しかっただけなのだ。
たたチビは、もっとそばにいてほしかっただけなのだ。

ようやく分かった。

チビ3歳の冬であった。





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Last updated  Nov 14, 2007 11:38:00 AM
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