Emy's おやすみ前に読む物語

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Nov 5, 2006
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カテゴリ: 連載小説
「――秋彦さんは亡くなったの。たった一人で。」


「でも、それは喜春のせいじゃない。

 ・・私は、ボクちゃんを想う喜春を責めてるんじゃないの。」



「・・・私が手代木先生を想う?」



「夏恋の先生だからって言ってるけど・・。」




喜春の目が私を敵視するように鋭くなる。


「・・・面白いもの。手代木先生って。」




鋭い視線とは逆に、わざとらしいくらい静かに話す。


こうなった時の喜春を、一度だけ見たことがある。



この態度が私に向けられたのは初めてだ。


・・少し、怖くなる。




喜春は続ける。


「少し優しくしたり、励ましたり心配したりすると、

 すぐ反応するの。 可愛い顔して笑うの。


 ―― おもちゃみたい。


 若いから、すぐ本気にするの。

 すごく面白いの。」



「喜春、もうボクちゃんの話はやめよう。

 ・・・渡良瀬先生の話も。」





お互いに話をやめて、食事をとる。













    ―つづく―









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Last updated  Nov 5, 2006 03:09:19 PM
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