Emy's おやすみ前に読む物語

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Jan 24, 2007
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カテゴリ: 連載小説
――ママがビールを飲んでいた。





・・・ママは飲むとほんのり赤くなり、甘えん坊になる。


パパが生きていた頃は低いソファーで隣に並んで座り、

酔ってくると私の目を気にせずパパの肩にもたれて

首に顔をつけたり頬にキスしたりする。




『秋彦さん』って甘えるママは本当に幸せそうで、
満たされた顔をしていたし、少女のように可愛らしかった。

逆にパパはテレて、『ほら、夏恋の前で・・・。』とママを諭したが

本音は甘えられて嬉しいパパはママの髪にキスしたりする。





いつの頃からか嫌悪を感じるようになった。



どうして美しいママがビール1本で、全身から汗が噴出しそうな

デブな男にくっついているのか・・・。

また、ママを抱き寄せるパパは、父親より男に見えて

本当に気持ちが悪かった。

私はママがお酒を飲むと、自分の部屋へ避難するようになった・・・。




―― ママは、パパに見せるあの顔を、先生にも見せたのだろうか。









先生が来店していた。


柏田君とのキスの後、先生の顔を見た時

なぜか胸がドキンと鳴った。

柏田君との初めてのキスなのに。





今夜は・・・今夜だけは、先生の顔見たくなかった。



初子さんまで。

きっとママを《雪丸》に誘いに来たんだろう。


初子さんは勘が鋭い。

きっと誰よりも分かってしまったろう。









浴衣を脱いでTシャツ短パンでぼんやりしていると、

いつ2階に上がってきたのか、ママが私の部屋越しに

「お風呂沸いてるわよ。」

と声を掛けてくれた。


なぜか返事する気になれなかった。

着替えの下着とパジャマを持ってドアを開けると、

ママの姿はなかった。










お風呂から上がると、柏田君からメールが来ていた。

『明日10時に。暑いから図書館の中で待ってる。

 明日もキスしたい。』








       ―つづく―


お読み頂きましてありがとうございます!


乙女心って複雑ですね・・・。


では、次回をお楽しみに~!\(^―^)人(^0^)/


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Last updated  Jan 24, 2007 03:08:09 PM
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