世界最大の触れ込みに違わずCeBit会場はだだっ広く、往々にして陰鬱な日が続くドイツの冬空の下、場内をシャトルバスが周回する。SoftwareからHardware、家電からHighEndシステムまでを広範に展示しているのでまともに回るなら一日では足りない。 不況を反映し入場者数は年々減っている気がしないでもないが、多寡にかかわらず人波の中にいるのは落ち着かないものだ。展示ブースに置かれたパンフレットや販促物の類は次々に見学者の掌に消えていく。英語に”Selling like a hotcake.”という表現があるが、ブースの中で南ドイツ人同僚達から、“Das geht weg wie warme Semmeln. (焼きたての小型の丸パンのように消えていく)”という慣用句を習ったのが懐かしい。