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平日昼間のテレビで「金太の大冒険」が! 私はCBCラジオ「つボイノリオの 聞けば聞くほど」のリスナーで。で、今回、テレビとラジオの同時生放送をリアルタイムで「ラジオで」聞いておりました。 いやあ・・・すばらしい!金太の大冒険 といえば つボイノリオさんの代表曲であり、かつ、下ネタお下劣ソングとして昔は放送禁止ソングの筆頭でありました(今はその規制はない)。 で、その話題でツイッターのタイムラインがざわついているのを見て爆笑。「いま、令和だぞ!」「テレビで何やってんの!」という反応は、番組のヘビーリスナーにとってこの曲は当たり前に聞いているだけに新鮮でしたw でも思います。この手の下ネタソングは笑いしかない。ばかばかしく、くだらなく、楽しい。 これをきっかけにリスナーが増えてくれたらうれしいな。今年30周年を迎えるこの番組。ずっとこのままであってほしい。
2024.05.30
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森友関連文書、財務省が再び不開示 「公共の安全に支障及ぼす恐れ」 時折出てくるこの「公共の安全」とはいったいどういうことなのでしょうかね?森友問題の文章改ざんによる一連の事件。これの文書公開がなぜ公共の安全に支障を及ぼすのか? 公開したら何が起きるのか?公共、というからには市民生活に影響が出るようなことなのか? そんなわけがない。あくまで当時「ないない」と言っていた資料が後ほどあることが発覚し、それを公開しろ、というだけの話。そもそもこの森友学園自体の存在さえなくなった現在、市民生活には何も支障がないはずで。むしろその立場を守らなければいけない一部の人間のために動いているのでしょう。 本当の公共性なら、今回の事件の透明化の方がよほど公共性がある。
2024.05.31
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小泉龍司法相、同性婚を認めれば「幸せの量は間違いなく増える」 省内で議論していることを国会で説明 その通り。わかってるじゃないか。 婚姻というのは究極「当事者の意見が最優先される」もので、それに付随する法整備や社会的システムを構築するもの。しかし、「法律で同性婚が想定されていないから結婚を認められない」ってのは主従が逆で。 さらにいえば、近年の世論調査でも、それどころか与党の国会議員のなかでも同性婚を認めるべき、という意見が主流になっている、にもかかわらず、一部の宗教保守系重鎮の政治家によって止められている。 こういう時に考えるのは、なぜ赤の他人の婚姻に反対するか?の根源は突き詰めると「俺が見たくない、不快だから」以外にない。やれ伝統的家族制度が~とか、生物としての~とか言っている連中がいるけど、「はあ?なんで見ず知らずのあなたの好みで私たちが結婚できないんですか?」でしかなく。 同性婚はあくまで「選択肢が増える」だけです。同性愛者以外の人も、誰も損をしない。国民的論議はすでにここまで認める人間が多数なら終わっているといってよいでしょう。 だから一刻も早く認められるべきで。
2024.05.24
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世間ではコロナ禍の話題がほとんど取り上げられなくなりましたが、つい先日、自分が毎日聞いている文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ」でDJの大竹さんがコロナに罹患し、一週間お休み、ということがありまして。 で、ちょっと話は変わりますが、漫画の世界でコロナ禍をどう扱ったか?という例として、2冊の作品を取り上げようと。 まず、医療漫画「K2」。こちらは元マガジンで連載されていた「スーパードクターK」の続編的な漫画・・・といいつつ、もう20年も連載されている作品で昨今、掲載媒体変更に伴ってネットで全話無料公開されたところバズって大人気になった本格医療漫画です。この中でコロナ禍で医療関係者がどのように奮戦したか、を細かく描いておりますし、作品は実社会のニュースなどもリンクしているため、登場キャラがマスクをつけるようになるなど。私もこの作品でなんとなくそれまでテレビで見ていた「重傷者〇〇人」という数字の一人を助けるためにどれだけの苦労があるかを知る機会になりました。 もう一作は「解体屋ゲン」ビルや橋など建築物爆破解体のプロフェッショナルである主人公のお話ですが、この作品はそれだけでなく土木や労働問題、社会問題、最新技術など毎回ストーリーが多岐にわたっていて。こちらの作品も現実の社会情勢とリンクしているため、コロナの影響が人々の生活に思わぬ変化を与える様子などを描いております。 上記2つの作品の共通点は「長期連載」ということ。そのため、漫画の中で社会の変わりようがわかるのと同時に、コロナ禍という未曽有の事態が作品内でも主人公たちを苦しめるリアリティーです。 どちらも面白いので、ぜひ読んでみてください。 そんなわけでまだコロナは終わっていないんですよねえ・・・
2024.05.22
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インターネットでラジオが聞ける「ラジコ」をもうずいぶん長く使っております。それこそプレミアム会員で地方のラジオも聞くぐらいに。 ですが、まだまだ知らなかったことも多くて。先日、ある番組にタイムフリーで合わせると、ずっと音楽が流れ、「配信を停止しております」のアナウンスが繰り返される。どうやら権利関係で一部スポーツ中継やタレント、スポンサー契約の番組は本放送では聞けるけど、タイムフリーでは聞けないという契約になっているらしい・・・ もっとも、そこまで熱心に聞きたい番組ではないので(というか、本気で聞きたい場合は基本、リアルタイムで聞く)問題ないですが。なんだか不思議な気分です。
2024.05.21
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最近、医療漫画「K2」を読んだ影響で、それ以外の医療漫画なども読んでおりました。 で、ふと「そういえば自分が学生時代、好きだった海外ドラマ「ER 救急救命室」シリーズがあったなと思いだしまして。で、自分の入っているサブスクで検索したところ字幕、吹き替え版が全シリーズある! と、いうわけで改めてこちらを視聴しております。 ERシリーズはアメリカ、シカゴの救急医療センターで働く医師&スタッフと患者たちの群像劇で。世界的に話題になり、私も後にNHKで放送されていたのを見て気に入り、当時近所のレンタルビデオ(DVDですらない時代)で借りてきて、家族両親で見る(放送されてるものはリアルタイム)という。 で、改めて実に30年ぶりになるのですね。でも圧倒的に面白い! 救急医療という生死の最前線で働く医療従事者。そこは過酷で、残酷で、でも、命の重さ、医師の信念、そして患者一人一人にドラマがある。それを一話の中に5.6本並列でストーリーが進行する、まさに密度の濃いドラマです。 残念ながら一部のサブスクでは字幕版しかありませんが、今作は圧倒的に声優吹き替え版をお勧めします! と、いわけで名作に古さはない、そういう作品でお勧めです!(ただし、シーズン全部となると本数が・・・)
2024.05.26
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ふと思ったのですが、野菜の「ニンジン」で自分は食べたい、あるいはこれが主役の美味しい料理というものを知らないんですよね。 大概の料理に入れられていることが多い食材ですけど、特別「ああ、このニンジンの味がいいね」と意識して食べたことがない。特に味が好き、というわけでもない。にもかかわらず、食材のイラストなどでは必ず描かれる。 ニンジンが主役の料理、といわれてもあまり思いつかない・・・「ニンジンシリシリ」ぐらいか。なにか「これぞニンジン料理!」という代表的なものってありませんかね? ちなみにステーキなどの副菜でよくあるニンジンを甘く煮た奴、あれもあまりおいしいと思って食べたことないなあ
2024.05.23
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冬コミで領布予定のオリジナル18禁ノベル「HIJK!」をご紹介します。 見ていただけますとわかるように、通常のノベルゲームの立ち絵がアニメーションし、喜怒哀楽の表情が動き続けるちょっと変わった感じの見た目で。 また、もう一つ変わった点として、キャラの視点がちょっとナナメ俯瞰からの視点だったり。これは私が昔からノベルゲームで不満であった「常にキャラの絵が画面正面を向いた状態でゲームが進行している」というものがありまして。これは背景との兼ね合いがあると思うのですが、今回、背景を壁紙とウインド処理にすることによって地平線を意識しなくてもいい画面構成をしてみました。 また、壁紙も時間や感情などによって変化し、いろんなパターンがあります。 不思議なもので今までにありそうで、意外とこういう表現をするノベルゲームってないのですよね。一番近いのは「御神楽少女探偵団(ヒューマン)」かもしれませんが。 ちなみに、自分で作ってわかりましたが、プロのメーカーがこういうことをやらない理由がつくづくわかります。「手間がかかりすぎる」んです・・・ですが、やり方次第で私のような同人レベルでもちゃんと作れる、ということをぜひ証明したかったので、個人的には大満足の結果です。 今回、原画のとく村長さまとアニメーターの珠吉さまには大変に良い仕事をしていただきまして。特にメインキャラである2人のヒロインに関してはお互い片方ずつキャラクターデザインをしていただき、ご自分の絵で書いていただく、ということで。こちらとしてもあえて「あまり注文を挟まない」をポリシーに自由にやっていただきましたが、すばらしい絵&アニメを頂きまして、本当に感謝感激です。 まだまだ書きたいことがいっぱいありますが。冬コミ3日目 東地区「ホ-33A Fanta」で。その他のアニメ投げキス、かかと落し、喜怒哀楽
2010.11.14
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久々に勘違いで笑ってしまったコラムをこれで「儲からない」とかありえんだろ。 「同人誌は儲からない幻想」っつーか大嘘をつき続けて自らの無謬性を保持しようとする連中は何なの? えーと・・・(笑。恐らく同人イベントにサークル参加している主催者の8割は爆笑してくれるかと思います。 例えば、この人が実際に同人活動をしていて1000部、2000部あたりまえ!の大手サークルであるなら「同人で儲からない訳がない」です。 が・・・前も統計学でお話しましたけど、大半のサークルがコミケの売り上げ100部以下です(コミケカタログアンケート)年間通して赤字、あるいはトントンの収支がほとんどであるのに対して、所得申告が必要な20万円以上の黒字が出るサークルは5%。 この人の一番の間違いは「同人誌を1000部すれば」みたいに、大量部数が売れることを前提に考えていること。んなアホな・・・大概のサークルは一冊あたり200部以下じゃないかなあ・・・ この200部だとしても、数字で見るとたいした数じゃない気がしますけど、例えばコミケイベント6時間で200部売るとなったら会計時間も含め1.8分に一冊売れる計算。これはひっきりなしに買い手が来るサークルです。 もちろん、一回のイベントで売り切る必要はないし、同人ショップでのことも計算に入れれば無理な数字ではありません。が・・・たかが200部では正直「儲かった」とはいえない。当たり前です。ここからイベント参加費、交通費、搬入、搬出費、その他モロモロお金が出ていきます。正直、同人の世界でこの200部というのは結構なハードルです。 さらに、同人誌は当たり前ですが「相手に欲しいと思われる魅力に達していなければ10円でも売れない」ですから。値引きセールをしたら売れる、という類のものではありません。 この人は元ゲームセンターの店員さんらしいですが、たとえば私達が「ゲームセンターの店員なんて、客が勝手にお金を入れてゲームするだけなんだから楽で儲かるだろ?」と言ったら怒ると思います。当然です。実際にあるその他の客に見えない苦労を一切考えていない発言ですから。 それと同じです。アマチュアが自分の絵で同人誌100部売る、ということがどれだけ大変なことか?大手と呼ばれるサークルになるにはどれだけの技術と魅力が必要か?それを実体験で知らない人が、どんなに印刷所のパンフレットだけで計算してもわかりません。 嘘だと思うなら、この人も同人誌を書いて1000部刷ってイベント会場に登場すればいいんですが・・・それを全部売り切って初めて「なんだ、同人が儲からないなんて幻想だ」と言ってください。 多分、搬入規制受けるだろうな、島中だと(W. 外野からだと客観的に見えるようで、案外よく見えない、という典型の意見だったので。
2009.07.14
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タイトルどおりです。私の好きな週刊少年チャンピオンは、たとえ掲載作品が単行本に出来る量の原稿が掲載されたとしても、それが単行本になるとは限りません!それどころか1巻は出たのに以後完結まで続巻が出ないこともある・・・ これ、他の少年誌では考えられない、仮にもコンビニに毎週並ぶ週刊少年誌であるにもかかわらず、結構日常的にあるんですよね・・・むしろ、マイナーなオタク向け月刊雑誌の方が単行本化が確実だったり。 でも、悲しいかな秋田書店の「それなりに人気」程度のマンガって、東販とかの売り上げにかすりもしないほど売れていない・・・下手をすると4桁に届かない、同人レベルなんてのもザラにあるのではないかと推測します。 誤解して欲しくないのは「それはチャンピオンのマンガがつまらないからでしょ?」ということになりそうですが、実際、アンケートで人気が取れるマンガと、単行本が売れるマンガは必ずしもイコールではない、ということもあります。雑誌掲載されているから必ず読む、けど、単行本を買うほどじゃない。 この辺が単行本化されない秋田書店のラインで・・・ひどいのになると単行本4巻分のストックがあるのに一巻だけ出て、そのまま・・・という。 もっとも、売れないマンガを何十種類出しても、結局出版社側が損をするだけですから、商売としては当然、といえば当然なのですが。印税は売り上げではなく印刷数で計算しますので、まったく売れる見込みのない単行本を作れば、どんな小部数であっても損が大きくなる。作家にとっても「原稿料が出て発表できる雑誌があっただけマシ」ということなのでしょう・・・ 他の大手出版社では考えられないようなお話ですが、秋田書店の憂鬱です・・・はあ・・・
2009.12.20
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ノベルゲームを作るにあたって、自分でいろいろ思っていたことを実験したのですが、そんな中、以前からもしかしてノベルゲームの画面作りにおいてキャラの立ち絵の枚数より、背景絵の多さの方が大切なんじゃないかと思ったりして。 ノベルゲームって「画面が動かない(変化が無い)」ものの極地な気がします。いわゆる紙芝居にセリフ文字を読ませるという手法をとっているので、画面が冗長になりやすい宿命を持っています。(ゆめりあなど立ち絵キャラがアニメする例外もありますけど) そんな中、例えば原稿用紙5枚、2000文字のテキストを読ませる場合でも、背後の絵を細かく入れ替えて移動時間列にそって読ませるのでは、雰囲気がガラッと変わります。 学校校門から自宅に移動の際、友人と話しながら歩く同じテキストでも 学校校門>帰り道>自宅前という3枚と 学校校門>帰り道1>商店街>駅前>帰り道2>自宅前 という6枚では、文章を読んだ感覚がまったく違う。これは私も実験してみて驚いたのですが、後者の方がはるかに受け入れやすい、というか文章の長さを感じさせないだけでなく、一緒に歩いている一体感を感じます。 また、背景が多いといろんな演出が使えます。例として、セリフではハアハアと呼吸のみテキストを書き、背景を次々と入れ替えて走っている感じを表現したり、思い出がよみがえるフラッシュバックのような演出など。また、いちいち場面描写(風景描写)しなくても背景を入れ替えるだけで場所移動をプレイヤーに認識させるので、説明テキストがカットでき、ユーザーにも見た目にも変化がついてわかりやすいです。 同人ノベルゲームって、キャラを書くことに一生懸命で背景の変化が物足りない(枚数が圧倒的に足りない)のは、キャラ絵を描くのは好きだけど、背景を書くのは苦手、あるいは面倒くさいと思っている人が多いからだと思います。ですが、特に長文になりがちなテキストノベルの場合、場面変化はテキストをリズムよく読ませる手法として、とても重要だと思います。 特に物語が急展開する後半などでは場面をパッパと変えていくと疾走感もうまれて、一枚のビジュアルシーンを書き込むより、またテキストを長々と書くより印象強く物語を展開できます。 また、背景画は慣れると本当に簡単に描けます。私は以前、アニメの背景を描かれていた先輩に「一時間塗り」と呼ばれる一枚の背景を一時間程度でそれなりに着色できる方法を教わったので(TVアニメの世界では大量の背景を消費するので、パターン化、効率化がすごい)この技法は大変重宝しました。絵、そのもののクオリティーはさほど必要はありません。要はパターンが多いことが重要なので。 と、いうわけで前回お話した、後半に行くにしたがって印象がどんどん弱くなるキャラ立ち絵パターンを増やすより、背景画を増やした方がノベルの演出として効果的かも、というお話。
2008.10.02
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最近批判されてあわくっているゲームサイト管理人へ。 なぜ自分が熱心なゲームファンや責任あるゲームメディア、ゲームを作る多くのクリエイターから敵視され、このところ急速に悪者に仕立て上げられているか、わかるだろうか? それは「自分の責任で、自分の言葉を発していない」からだ。 便所の落書きを都合のいい場所だけ切り張りし、責任は「オレじゃない、ネットの噂だ」 クリエイターの発言を歪め、発言者が意図しない方向に誘導し反論されると「俺の責任じゃない、発言者が迂闊だ」 まだ発売されていないソフト、遊んでもいないソフトに唾を吐きかけるようなデマを流し「俺が言ったんじゃない、ネットでの評価だ」 今までさんざんこういう事を「娯楽として」やっていた人間の周りに誰が集まり、そして、誰が見切りをつけるか。そんなのは冷静に考えればすぐにわかる。 自分たちゲームの作り手は、一年とか掛けて、必死でゲームを作る。そのゲームを買ってくれた人、遊んでくれた人の意見は真摯に受け止めるし、その期待に応えたい。その上での厳しい批判は正当なものだ。 ただ、上のような便所の落書きで業界監視員ゴッコをしている連中に、買いもしない商品に唾を吐きかけられる理由は無い。ましてや、そういう連中が本当にゲームそのものを愛しているとはとても思えない。 今「自分は業界のためにやってきたのに」という詭弁が空気のようにむなしく響いている理由は、責任逃れのため「他人の言葉で語る人間が信用される訳がない」というネットでも、現実でも当たり前の理だ。 もういい加減、自分でも気がついているだろう。自分が業界の単なる癌にしかなっていない事実を。 そして、貴殿らがくだらないAAやコラージュでお茶を濁すレベルでは過ごされないレベルで迷惑を蒙っている人間が実在する。シャレではなく、本当の怒りだ。 *ちなみに、貴殿らがメーカーに対して遠まわしな(と、本人は思っているだろうが)便宜を求めていたことも知っている。胸に手を当てて今までの行動を思い出せ。あれはすでに一線を越えている。
2011.08.20
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ゲーム業界においてポリゴン表現ができる前の時代は、いわゆるドットゲームが基本。三次元的映像表現も難しく、そのためゲームは真横から見た、あるいは上から見た画面の縦横スクロール作品が基本でした。一部体感ゲーム、レースゲームなど、拡大縮小機能による3次元表現は使っていたものの、大半はそういうゲーム。 こういうゲームに当時も多くの人数をかけて製作していた。売れているゲームもそういった2D画面の作品ばかりだった。 で、ポリゴンによる3D表現が当たり前になると、こういう縦スクロール、横スクロールというのが急に減っていき、TPSやFPSに代表される、後ろ後方からの視点のゲームがデフォルトになる。しかし、これによって横縦スクロールの作品はなぜか「古いゲーム」「安っぽいもの」として扱われることが多くなっていないか? で、しかもこういうゲームは「低予算で作れる」と思われてしまう。 ちょっと前に聞いた話で、ある大手クライアントが開発会社にドット絵風の2Dアクションゲームをとんでもない低予算とスケジュールで依頼してきたので断った、これは予算の見積もりが甘い、というのだけではなく、もしかしてこういう「横スクロールドットゲームなんて3Dバリバリのゲームに比べれば簡単に作れるでしょ?」的な意識があるのかもしれない、という話。でも、実際はゲームの開発費というのは基本人件費。かかわる人数や期間が短ければ、程度の低いものしか作れないのはドット絵時代から変わらない。 例えばこれは同じ内容の2D風ゲームで同じ5000円であっても携帯ゲーム機であればその価格に納得するのにハイエンドハードだと割高に感じる、みたいなことに似ているのかもしれませんが、いずれにせよ「3次元的表現を使っていないから簡単に安く作れる」なんて風に思わないでほしいなあ。どっちもちゃんと作るには金がかかるよ。
2019.06.27
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NHKの教育テレビでは美術の番組で裸婦デッサンのモデルの方のおっぱいが丸見え、ということがありますが。この場合は「性的興奮を煽るものではないからOK」なんだそうです。 が、昔、中島らもさんがエッセーで書いていたお話で、中国ではとにかく規制が厳しかった時代、当時現地で行われたヨーロッパの絵画展の中に裸婦の出ている絵画があり、そこだけ男性客が黒山の人だかりで、皆、「そういうもの」を見る目だった、と。 だから評論家の言う「女性特有のしなやかな体の曲線と、細部にまでこだわった配色,官能的な表情が・・・」と、大阪のスケベなおっちゃんの「ええ尻してんなあ」はまったく同じ言葉である、ということで、あとは歴史と権威というふりかけをいかにぶっ掛けたかの違いでしかない、というお話。江戸時代の春画も今はコレクターがいるぐらい美術的価値が高いのですが、それってエロ同人誌にプレミア値が付くのと何も変わらない、どちらも男性のオカズ本だったんだし。
2013.09.05
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春日野部屋で不祥事、力士が傷害罪で16年有罪判決 これでわかったこと。貴乃花親方が相撲協会を通さず直接警察に言った理由は、協会に先に言ったら事件を隠蔽されることが分かっていたからだと。 何より、警察に報告した貴乃花親方が処分を受け、この春日野部屋の親方はこの件について何も処分されていない(公になっていない)ことからも、相撲協会というのが「力士を守る」という方向性においてどちら向きの組織であるかはっきりしました。というか・・・その事件がきっかけでこの被害者力士は引退している。これは明らかにパワハラです。 こういうことを書くと「現場の力士たちはまじめにやっている、そういう人たちに迷惑がかかる」という人がいますが、本当に迷惑をかけているのは相撲協会の体質そのものではないかと。そもそも「いじめ」や「しごき」といった暴力を「かわいがり」という業界内用語があるほど日常化しているのが異常で。 そんなものは神事でも、国技でも日本の誇りでもありません。
2018.01.25
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バンナムにXbox360版「テイルズ オブ ヴェスペリア」ユーザーへの謝罪などを求める署名運動が始まる・・・?これって一体「何の謝罪要求」なんでしょうか? ファンを大切にするからこそ、より多くの人に遊んでもらうため、シリーズを今後も続けるための利益のために他のハードにも移植する、とは考えられていない。「俺の持っているハード(この場合360)以外に移植するな」という独占欲、エゴが透けて見えます。 あと、移植に際しての追加要素を不公平と感じるのであれば、では一年近く先に遊べたという先行者利益をすっかり忘れているような・・・(その差分を作る一年差でもある訳ですから) ユーザーには最大の選択肢である「買わない」という権利があります。が、それはあくまで個人的なものであって、他者に対しても「買わせない」という権利はありません。 なんだか「好きなゲームを自分だけのものにしたい」という子供っぽい我侭を無理やり署名運動に仕立て上げた感じでどうにも・・・熱心なファンを主張するなら、ハードごと買うぐらいのパワーを見せればいいのに。 まあ、当然メーカーもスルーでしょうが。追記:と、思ったら署名活動自体が中止になったみたいですね。代表者が「軽率だった」と謝罪しているという。謝罪を求める側が謝罪するハメに・・・なんだかなあ・・・
2009.09.09
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年末のお笑い番組で恒例のダウンタウンの「笑ってはいけないアメリカンポリス」を見ていてぎょっとしたこと。 それはメンバーが最初にアメリカンポリスのコスチュームを各々渡され、更衣室で着替えて一人づつ登場する。5人のうち4人は普通のポリススタイルなのに対して浜田だけ顔を真っ黒に塗って黒人の格好(映画のエディーマーフィーの警官スタイル)に皆が大爆笑する、という・・・おいおい・・・この人たち、いったい何をやっているのかわかってるのか? これ、はっきりした人種差別の笑いです。いまだにこの現代でこれをお笑いとして、面白いネタとしてテレビでやっていること、それを作っている段階で誰も止めなかったその場の空気というか・・・ 昨年、とんねるずが保毛尾田保毛男を復活させ、ひどい差別だと性的少数者の人から抗議を受け社長が謝罪したのと全く同じ構図。 つくづく思うのは、この手の話が出るたびに「お前のそういう考え方こそ差別的じゃないのか?黒人のまねをしてはいけないというのか!」という反論があると思いますが、全然違います。今回は明らかに「そのキャラクターの記号「黒人である」ということで笑うのを前提にした表現だから」です。これは保毛尾田保毛男というキャラでも同じ。 これで納得しない人は、たとえばこれが身体欠損した人であったらどうでしょうか?半身不随で這って歩く人の動きが面白いからという理由でお笑いの記号としたら? こういった形体差別の恐ろしいところは、笑いにすることで同種の人間を笑ってもいい、という勘違いを引き起こすこと。こういう笑いで一般の傷つく側の人間がいることを隠してしまう。抗議したら「世間がうるさくて不寛容になった」と・・・不寛容なのではない。今までがひどすぎたんです。 昔は許された、というのは勘違いで、当時も嫌だった、傷ついた人がたくさんいた。だから社会運動としてそういう声が世の中に広がり、今は多くの人が「良くないよな」と思うようになっただけ。たとえるなら煙草を昔はどこでも吸っていたけど、副流煙やポイ捨てなどに迷惑をしているというひとが声を上げ、多くの人が賛同したからこそ今の状況になっているように。 いじめの構図とよく似ています。仕掛ける側は「遊び半分で大したことがない」意識だからこそ、こういった世界的にも遅れている考えのことを平気でやってしまうんです。
2018.01.02
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たとえば、宝くじを大量に購入した、にもかかわらず当らなかった場合、それは「阿漕なこと」になるのだろうか?というお話。 確率は上がったとして抽選である場合、全部買い占めでもしない限り確実に当たることはなく。だから、アイマスCDに抽選のコンサートチケット応募券が入っていて、その応募券のために何十枚、何百枚同じCDを買っても当たるかどうかはわからない。場合によっては運営の側で「大量の同じ応募者の場合、転売防止や公平性を期するため一本分に統一」しているケースもある。人気のあるコンサートの場合はさらに厳しくてそういう人を弾いたりすることすらある。 で、思うのは金の使い方は自由だし、本人が納得している限りどんな無茶な買い方をしても趣味なんだからかまわない。けど、当らなかった腹いせにCDを割ってネットに画像さらしたところで誰も同情してはくれない、ということ。競馬のはずれ馬券を破って捨てるのと大差はなく。誰の責任でもない。 最初の話に戻るけどこういった抽選のモノで「大量に買って確率を上げる」には確実性がない以上、それこそ一枚だけ応募してあとは近所の神社にお参りにでも行った方がマシかもしれない。 しかし、AKBの人気投票券もそうだけどこの手の「何百枚買った」というのはいい意味での「馬鹿さ自慢」であってほしい。世間体はともかく自分の行為が自分で笑えなくなったら、それこそ「無駄」になってしまうものだから。
2015.10.22
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恐ろしい話として。「この中には2つの種類の○○がある」という言葉を漫画などでよく聞きます。が、それってなぜ選択肢を2択に絞っているのか、それがすでにおかしな話なんです。 たとえばブッシュ大統領は9,11の後に演説で「世の中には2つの選択肢しかない、我々(アメリカ)につくか、テロリストにつくか」と発言しました。でも、これっておかしいですよね?世の中にはもっと多くの選択肢があるはずなのに。 この手の2択というのはわかりやすいようで実に雑な論法です。自分たちに協力しない人間=敵 という見方しかない。でも実際は世の中「無関心」とか「非協力」「相手側の代弁者」といった選択肢はいくらでもあり。 原発も安保も沖縄基地問題もTTPの問題もそれぞれ立場があって意見が違う。それに対して「今の政権のやり方に反対す人間は反日」のようなのはおかしな話で。 だいたい、日本人として国の行く末を考えてのそれぞれの意見を、単に自分と違う意見だから「反日」ってどういう雑な思想だよと。多様な意見を認めず、「日本人はこう考えるべき!そうじゃないやつは非国民」というのが戦争中の日本で、その結果がどうなったか?これは70年前にわずか数年でこの国を滅ぼした思想たったじゃないか。 だから、思想で2択、しかも自分にとって敵か味方かで分けようとする人間には気を付けた方がいい。
2015.10.21
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年末のダウンタウンの番組「笑ってはいけないアメリカンポリス」内でのブラックフェイス問題で、この件について松本人志氏が「面倒だから全部浜田が悪い、ってことでエディーマーフィーに謝りにいかせる」のようなギャグを発言していました。 ・・・これってひどいこと、差別発言を上塗りしていることに気が付いていないんだろうなと。だって、今回の騒動を「面倒ごと」というフォルダに放り込んでいるわけですから。いやいや、面倒なこと、単なる苦情として処理してはいけない。これを単に「うるさい人権主義者がいる、たかがお笑いだろう」と言うのは恐ろしく乱暴な話で。本人や製作者側に差別意識がないことに対して、ひどいことであると共通認識させることが黒人差別と闘う人々の歴史であり、その他の部落差別、障碍者差別、人種差別、女性差別・・・あらゆる偏見や迫害を「面倒だから」でぶん投げてしまうことが、当事者としてどれだけ野蛮なことであるか? 彼の発言は昔やっていた「松本人志の放送局」内でもちょくちょくあって、自分が同級生に行ったいじめに関しては「あんなんいじめでもなんでもない、単に小突いたり、軽くけったりしただけ」と・・・その口で昨今のいじめに関しては憤りを感じているという発言・・・自分の加害にはとことん無自覚、あるいは笑いでごまかしている。 私が怖いのは、これに同調して「黒人差別だという方が差別だ」という人。80年代に人気のシャネルズという顔を黒塗りした日本人ヴォーカルグループは差別ではないのか?については、少なくとも彼らは「笑いの対象として黒人メイクをしたのではない」ということで決定的に違う。むしろ黒人シンガーへのリスペクトとしてあのメイクをしている。 これは日本人の文化にあこがれて外国人が日本の着物を着るのと、ジャップ、イエローモンキーと揶揄するためにスーツに眼鏡、出っ歯でペコペコお辞儀をする日本人の格好をするのと違うように。 笑いの怖さというのは「笑わせているのと笑われているのは違う」ことに気が付きにくいということ。有名人の物まねをして客席が大うけであっても、その物まねをされた本人は苦々しく思っている、あるいは苦言を事務所を通して言われて封印した、そういう物まねタレントさんの言葉もあります。これに対して「空気を読め」とか「心が狭い」なんて絶対に行っちゃいけないんです。 今回の騒動を全部「面倒ごと」の箱に投げ入れようとする彼や番組制作側の姿勢こそ、一番の問題かもしれません。
2018.01.16
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仕事柄、社内でもいわゆる「海外ゲーム」をやる事が多いのですが、つくづく「やべえ・・・」と冷や汗を垂らす事がしばしば。お金が掛かっている、とか、技術がすごい、という事もさることながら、昔の海外ゲームにありがちな「理不尽な難易度」すらゲーム内の難易度調整できる機能を付けることで当然のように解消してきていて、本当にユーザーにとって不満がない作りをするゲームが当たり前になってきているようです。 こちらのコラムを読んでも思うのですが、クリエイターの「作家主義」を至高とする日本のゲームと、徹底的に「アンケート、マーケット主義」を貫くアメリカのメーカーの違いかもしれない、と思いました。特に以前聞いた話ですが、アクションゲームの場合、日本ではアルバイト任せにしているデバッグ班の人の意見を最重要としている(バランスも含め)という作り方に、よほどユーザーフレンドリーだなと。 自分が作り手であるからこそよくわかるのですが、日本のゲームの作り方はこの「作家性」というのが悪い意味で出てしまっている事が多い。「こだわり」という免罪符が横行し、まだ売れるかどうかわからないのに開発の締め切りがぐんぐん伸びてしまう。でも、その伸びた理由が売り上げにあまり繋がらない部分の期間であったり。「妥協をしない」という伝家の宝刀が、他の重要な部分、開発コストを圧迫したり。 私なんかは「強烈な売りの部分以外は6~70点のものをまずそろえて、期間が余ったらそっちをクオリティーアップしよう」という完成優先タイプなのですが・・・ もっとも、一時期ハリウッド映画が邦画を席巻し「日本の映画産業はおしまいだ」という時代がありましたが、現在は売り上げがトントンぐらいに戻っている。淘汰が進むと必ず揺り返しがありますので、必ずしもアメリカのゲームばかりが世界の中心だとは思いませんが。(むしろ、海外でもゲーム開発メーカーが不況でばんばん潰れているのは日本と同じ) 正直な話、まともに彼らに同じジャンルでぶつかっても、任天堂のような一部の企業以外、日本のメーカーは勝ち目がありませんなあ・・・
2009.09.08
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Wiiのモンスターハンターが急激な値崩れをおこしているそうで。 とはいえ、これは問屋(小売店)の受注過多だったのかなあと。確かにモンスターハンターシリーズはハードをも牽引するキラータイトルですが、ドラクエのような「誰もが発売日に欲しがる国民的ソフト」じゃないってことみたいで。 でも、いきなりこの価格はすごいですな・・・というか、他の小売店が大変なんじゃないでしょうか?せっかくある程度の価格でも売れるソフトの価格を、赤字覚悟の在庫処分をこんなに短い期間でされてしまうと、他の店がやっていけなくなるというか。 ユーザーにとっては一円でも安ければ同じ内容であるし、メーカーにとってはすでに卸してしまったソフトの利益は確保されているので問題はないのでしょうけど・・・だ、大丈夫かな?
2009.08.12
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この機会にコミケに関する、同人初心者にありがちな誤解を10コ1、同人はエロ本ばかり>コミケでは全体サークルの3割程度2、同人はペラペラな本でボロ儲け>印刷形態やページ数にも違いはあるけど、カラー表紙32Pで100冊4~5万円。計算すれば単価が高いことがわかる。そして、大半のサークルは一冊あたりの販売数は200以下(コミケットプレスより)。イベント参加費や交通費、製作時間を考えると儲けにならない。十分な利益が出せる大手と呼ばれるサークルは行列が出来ている壁際外周サークルとセンター通路サークル+αだと思ったほうがいい。3、大手がコピー本を小部数しか作らないのはわざと希少価値を高めるため>コピー本は基本、紙を折ったり束ねたりホチキスで閉じたりと手作りで手間がかかるので大部数が作れない。また、コピー1Pに8~10円(レーザープリンターを持っているサークルもあるので、その場合もっと安くなる)なのでオフセット印刷より単価が高くなるが量を作っても単価が下がらない上、オフセット本に比べ相場が安い。手間の割に利益は少ない。コピー本は基本突発本(印刷所締め切り以降に勢いで描く同人誌)が多いから、十分な製作期間がない、故に部数は少ないことが普通。4、大手は壁際で外にまで行列を作れて優遇されている>優遇、というよりイベントを円滑に進めるために特別措置がされていると考えるのがよい。(大手が島中に配置されたら行列が人の流れを遮って大変なことになる)また、壁際サークルでも販売部数や行列が少なければ、次回から島に戻される。5.大手は一回のコミケで何万冊も売っている>イベント開催時間が6時間であるので、一人当たり30秒で売り窓口を3つフル回転したとしても3000冊程度が限界と言われている。また、準備会側からも搬入制限がある。*追伸:ただし、複数冊同時販売場合は量が多くなる。でも1万は行かない(搬入制限で荷物の置き場所がない)6、大手は札束が飛び交っているように見えるんだけど?>1000円札と小銭がほとんどなので、実際は1/10で見たほうがいい。7、人気ジャンルをやれば売れるんでしょ?>人気ジャンルは当然、上手い人も多いから相当目を引かないと埋没することが多い。(むしろ地味に人気のあるマイナージャンルをやっているサークルが確実に固定ファンに支持されて売れたりする)8、徹夜は準備会に公認されている>準備会は完全否定している。っていうか、やってはいけない。徹夜を仕切っている仕切り組は基本的にコミケとは関係がない。準備会が整理を行っているのは「バカを野放しにするとイベントそのものが危険だから」という判断。つまり「警察があるから犯罪は容認されているよね?」という勘違いのようなもの。9、コスプレしてイベントに行ってもいいの?>きちんとした登録制。会場内のみ。その姿で会場に来たり帰ったりは禁止。着替えも更衣室のみ。その他いろいろ制約があるので詳しくはカタログに。10、なんやかんや言っても金儲けが目当てなんでしょ?>金目当てなら、こんな効率の悪いことを3万ものサークルがあの暑苦しい場所でやるか! ざっと考えた時、買う側だけだとイベントを一面からしか見ていないんですよね。私もサークル参加者にまわって、初めて見えてきたモノがたくさんありますし。これがスタッフだったり、準備会であったりするとさらにいろんな見方が出来るんだろうなと。 でも、少し想像力を働かせれば、ネットに蔓延している同人誌に関する情報の真偽がわかると思うんですけどね。
2008.05.30
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ゲーム業界で何かヒット作が出ると、他のメーカーがこぞって「似たようなゲーム」を作ります。これ自体は珍しい事じゃないし、そういう中から新たなヒット作が出ることもあるので否定はしません。 ただ、過去の歴史を振り返ると、まず大ヒット作が大半のシェアを占め、せいぜい2番手が格落ちの対抗馬、になる程度で、後はボロボロ、というケースがほとんどで。この業界、3番手争いは「手間の割に売れない」という・・・ これ、わかるんです。一作目は新鮮さでお客さんに注目されるけど、同じような作品が乱立したら、たとえ多少他のゲームよりバランスがよかったり、細かい部分が練りこまれていても一緒くたにされてしまう。しかも、その頃にはその池の魚の大半は投網で取りつくされている、競合他社がよってたかって魚のない池に糸をたらすから、食いつく魚もいない。 モンスターハンターのヒット後、たくさんの亜流の似たソフトがここ最近発売されましたが、他の会社のヒットを見て通した企画だとしたら・・・そこはどんなに苦労しても魚のいない沼ですよ。だいたい、お客さんは「モンスターハンターの新作が欲しい」なのであって「モンスターハンターみたいなゲーム」が欲しいわけじゃないですから。300万とか400万本売れた市場というのは、その池にはそれだけの大量の魚を取りつくされている、と考えないとどんなに宣伝しても大失敗するのでしょう。保険をかけたつもりがその保険料で自滅するケース、往々にして見かけます。 だから私が先ごろ作ったソフトは競合するゲームがほとんどなかったから、アレだけ短期間で大雑把に作ったゲームですが十分黒字が出た(売れた)のですし。
2013.04.11
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なんとも首をひねる意見として。 はだしのゲンの表現は過激だから小学生には向かない、だからこれはいわゆるアダルトコミックのレーティング、ゾーニングと同じで小学校の図書館から排斥するのは問題ではない、という意見をツイッターで読みました。 ・・・あの、このマンガって少年ジャンプに連載していたんですけど? つまり、中沢先生も編集部も「子供向け」としてマンガを描いている。それに生前の作者さんのインタビューで「これでもかなり抑えた表現だ」と。 どうやら上のような「表現が過激」という人にとっては、爆風で皮膚がケロイド状になったり、ガラス破片が体中に突き刺さったり、熱から逃れるために川で溺れ死んだ人の腹が腐ってガスが噴出す、のような表現が子供のためにならないと・・・ アホかと、これは被爆現実であった事でそれを隠すこと、甘い表現にすることが子供のためになるとでも思っているのでしょうか? 似たケースでつい数年前も、原爆資料館の蝋人形が怖すぎるから撤去、という、訳のわからない事案が有りましたが。 私は少なくとも、はだしのゲンを読んでトラウマになった子供たちの方が、歴史の資料で「1945年、広島、長崎に原爆が投下され、多数の死者が出た」という年表で歴史を認識するだけの教育より、深く、濃く、戦争の悲劇を知る事になったと思います。そしてそのトラウマこそ、戦争を知らない世代が「深い傷として」知っておくべきこの国で起きた事実であり、同時に未来に決してこの過ちを繰り返さないよう受け止めなくてはいけない。 それこそこの強烈で残酷な事実を子供達の目から隠すことが恐ろしい訳で。何より、当時トラウマを植えつけられた子供が今、かなりの年齢になっているはずですが、そのトラウマによって頭がおかしくなってしまった、という話は聞かない。 と、いうわけで「はだしのゲン」の適正年齢は小学生だ!
2013.08.18
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映画のスタッフロール、特に洋画の長いクレジットが本当に苦痛で・・・なにしろ基本は英語ですから正直何が書いてあっても読めない。10分近く続く。かといって席を立ちたくてもまだ見ている人の邪魔しちゃ悪いし・・・のように気を使ってしまう。あるいはスタッフロールの最後に何か1シーンあるかもしれない、なんて事も考えてしまったり。 あれって何かよい「離脱方法」ないんですかねえ・・・下手すると本編終わった余韻すら忘れてしまうような感動冷却装置になっていたり。かといって製作スタッフとしては自分がこの作品にかかわったという証明だし・・・ 実際、本編が終わると席を立つ人も結構いますから、あれはもしかしてみんな我慢して気を使いあっているだけなのかなあ?みんなが帰れば我も我もと席を立つかもしれない。 それこそ映画館の椅子がボタン押すとがたっと下に落ちてそのままロビーへ、みたいになってくれたらw
2015.10.25
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前に後継者不足を悩む伝統の切子細工の職人がインタビューで 「若い奴が時々弟子になりたいって来るんだけど、ちょっと殴って顔に青アザできたぐらいで翌日から来なくなった、根性がねえやつらばっか」 といってたけど、お前のせいで衰退してんだ!勝手に滅びろ!と思った・・・
2019.07.21
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今度の選挙で台風の目になった「れいわ新選組」。この党員の2人が当選し、しかもどちらも重度の身体障碍がある、ということで国会内部のシステムの変更が求められています。 まず、わかりやすいところですとASLの議員さんは常に介護用ベッドで生活しているため、通常の議員の椅子には座れない、また、発言も声が発生できず、瞬きなどを使った音声合成にならざるおえない。これまであった木札の投票もむつかしいので、世界では当たり前になっている押しボタン式の採決。それ以外にも会議中、介添え人の常設など、様々な想定外の対応が求められます。 で、これに関してネットでは「重度障碍者を国会に送り込むことで不要な出資やバリアフリー施設が求められる。山本太郎議員のパフォーマンスのための税金の無駄使いだ」と・・・ なんとひどい話で。というか、バリアフリーというのは障碍者だけのものじゃない。高齢者にやさしい、それこそ高齢議員が多い国会ではむしろほかの議員のためにもなる。また、ASLはいまだに原因がわからず、健康だった人がある日突然、みたいに誰もがなりえる病気です。 何より、国会という国政を決める場所が、これまで障害がある人もこの国にはたくさんいる、という当たり前の声を想定していない、という反省でもあり。これをパフォーマンスと受け取る人は難病と戦っている人も日本中にいて、そういう人も政治に参加する権利があるという基本的なことを思い出してほしい。むしろ、病に苦しんでいるからこそそういう人の声を届けられるはずですから。 この国は薬害エイズ問題、ハンセン病への対応や知的障碍者の強制不妊手術など、過去に科学的、倫理的に間違っているとわかっていることを惰性で延々と国の方針でつづけていた、そういう訴えを無視し続けてきた歴史があり、それは「健常者といわれる人のみの日本」「国家が決める標準的でない人間(難病、性的マイノリティー、障碍者、貧困者)は存在しないものとして視界に入れないようにすれば問題は起きない」という勘違いの歴史。 だからこそ今回の2人の当選は、大きな第一歩になることを考えてほしい。そして、自ら比例3位になったことで当選確実でもあるにもかかわらず議席を2人に譲った山本氏にたとえ次期選挙をにらんだパフォーマンスであっても敬意を。
2019.07.22
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吉本の問題、だんだん気持ち悪くなってきたのは、あれだけの日本を代表する企業の問題なのに、なぜか芸人のメンツとか立場、顔に泥を塗った、塗らないの話で進んでいること。 これは本来芸能ニュースじゃなくて労働問題、企業のコンプライアンス、そして人権問題のはずです。これと同じことが別業種であったら同じように思うでしょう。 そして、この吉本興業には日本の笑いを世界に、という名目で多額の税金が投入されている。それが末端芸人どころか中堅の芸人すらバイトしないと生活できない報酬しか渡さず、しかも契約書も取り交わしていない・・・完全に立場の優位性を使った下請け、フリーランス搾取であり。 前に吉本の社長は「吉本は家族みたいなもの、だから契約書は取り交わさない」みたいなことをいってましたが、昔からブラック企業の社長の代名詞みたいな台詞がこの「家族的な企業」であり。これは違法な労働条件やセクハラ、パワハラなどを企業倫理ではなく「家族だから」でなあなあにする言葉で。上の者には都合がいいが、下の者には理不尽しかない。 特に今回のような事件が発覚したとたん、その家族を守るどころか恫喝するような。 今回、闇営業が問題になっていますが正式な契約書がない芸人は所属はあってもあくまでフリーランスなのが一般社会です。その会社を代表するゲームのイラストレーターが他社の仕事をすることもあるように。また、その場合、反社会的組織の仕事を別口で受けたとしてもフリーランスである以上、そっちの仕事にとやかく言う権利はない。 この辺をちゃんとしないと「法律を超えた業界常識」で基本的人権を無視することになる。それが一番怖い。
2019.07.24
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本当に吉本興業が「家族的な経営」をしているというのであれば・・・ 売れてない所属芸人が会社に来たらタダで社内食堂で一日3食は食わせろ。 最低限、これだけのことができて初めて家族といってやれ。今の売れない芸人が食い扶持をお笑い以外のバイトで稼いて生活させるのは家族と呼ばない。
2019.07.24
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吉本の芸人さんがギャラ1円の振り込みの振込用紙をネットで公開して話題になりました。これだと社長が言っていた「事務所と芸人のギャラの取り分はせいぜい5:5、多くても6:4」と言っていた言葉も、じゃあこの仕事を2円で受注したのかよと、誰もが突っ込んだと思います。 それで思い出したのが、自分が学生時代、ある吉本のお笑い芸人のコンビを片方の方の出身校であるというよしみで文化祭で呼ぶことがあって。当時ほとんど無名の若手芸人さんでした。 で、当時私が学校の生徒会で文化祭実行員会の会計書記をしていまして。実際の事務手続きは生徒ではなく、学校側(大人)が行ったのですがその時、担当だった先生に「交通費別で80万円」と。領収書も確認、まとめてそれで決裁したのを覚えています。 もちろん、当時はネットもなく、こういう芸能人を呼ぶ相場を知らないわけですから「そんなものなんだなあ、芸人さんって儲かるんだなあ」と漠然と思ってました。 ですが・・・いったいこの金額の何割が本人の手に渡ったのか?上のような話を聞くと、いまだに謎です。 今回の件に関して多くの若手芸人が一斉に「ライブ一回の出演料が実質500円しかもらっていない」「往復の交通費を引いたら赤字」「仕事の出演料が振り込まれていないことをマネージャーに言ったら嫌な顔をされ苦言を言われた」といったものが続々と出てきた。これに対して大御所の芸人が「若手なんて食えなくて当然」「文句があるなら実力でのし上がってこい」「嫌ならやめろ」「私も昔はこうだった」と・・・結局今苦しんでいるものと、今は苦しまずにポジションをキープしているものの立場が鮮明に出て。 その中で卑怯だと思った言葉は「この期に便乗する若手がSNSで吉本の悪評を広げているが、文句があるなら正々堂々と一人で言ってみろ!」というベテラン芸人がいたこと。 これが「恫喝」なんですよ。これが「パワハラ」なんですよ!あのみっともない社長の会見から何も学んでいない。 私が嫌うのはこういう機会でもないと言えない、普段圧力をかけている側が世間の風向きが変わったこと、暗部が暴露されたとたん、告発した側、それに追随する側を卑怯者として攻撃する構図。 でもこれっていじめにあっている側がいじめを警察に届けたら「警察に言うのは卑怯!文句があるなら本人に直接言え!」という間抜けな言い分で。 少なくとも国の事業とも絡み、首相が舞台にサプライズゲストとして登場するような巨大エンタメ企業が、こんな人権無視、労働法を無視した体制で許されるわけもなく。 社員でない以上、フリーランスだからこそ仕事ごとに芸人との金額を確認して契約が必要、それがちゃんと行われて初めて「芸能会社のマネージャー」のはずです。
2019.07.25
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京都アニメーションが自社で募金口座を開設した、とのことですので、私も入金してきました。金額は面倒なので言いませんが自分にしてみるとかなりの高額(一か月分の給料ぐらい)で。 で、これ、なんでこんな金額を入れることができたのかといいますと、実はこのお金、自分の中で「宙ぶらりんのお金」だったからで。というか、手を付けるのもなんとなく忌み嫌うような、そういう類のお金でした・・・ あ、別に悪いことをしたお金ではありません。むしろ自分が何年か前にとあることで被害にあって、その慰謝料みたいなもので。でもそういった類のお金ですから遊びに使う気にもなれず。当時も別に特にお金に困っていたわけでもないので口座に入金はされましたが、ずっと手付かず。 で、今回のニュースを聞いたとき、「ああ、こういう時のために使うお金だったんだ」と。 お金というのは不思議です。これがあれば自由が手に入る、ですが、使いたくない、なんとなくもらってもうれしくないお金もある。口座に入ってしまえば単なる数字の羅列なのですけど、一般のお給料で得た金額とは違って見てしまう。そして、使わないことでその過去の嫌な思い出がずっと心のとげのようにチクチクいつまでも残ってしまう。 悲惨で理不尽な思いをされた関係者の皆さんに、少しでもお役に立っていただければ。そして、こうやって使うことで自分でも過去に何らかの区切りが付けることができた、そう思っています。
2019.07.27
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以前から思っていたのですが、今回の京都アニメーションのような事件も含めて、日本でも「犯罪被害者救済基金」をもっと大きく、きちんと整備すべきではないかと思うのです。 現在、同様の制度があるのですかあくまで民間の寄付で成り立っていて、遺族の子供に対しての学費援助などサポートレベルにとどまっています。が、これを税金レベルでプール金を国民一人当たり年間100円の徴収で100億円を超える金額になる。 特に今回のような事件だけでなく、テロ事件の爆発物被害や暴力団抗争の流れ弾、通り魔事件、交通事故による巻き込まれ被害など、本人に名にも落ち度がなく、また、加害者に責任能力がない事件の被害者に対して遺族に1000万円の給付金を公的に行うなどすれば、残された家族などにとって本当に助かると思うのです。 また、個人としてもそういった予測できない、避けようのない犠牲にいつなるかわからない。そういう人のためであれば今回のような募金に頼らず多くの被害者をシステムとして救えると思いますので。 また、場合によっては地震や洪水のような大規模災害にも適用することもできれば。 誰のためでもない、自分の明日の「まさか」に対する備えとして。
2019.07.28
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消費税を下げる!という候補者に「財源はどうするんだ!」という意見があったけど、企業減税が認められた時に「財源はどうするんだ!」論にはならなかったよな。 ちなみに「企業の減税による内部留保分で消費税増税分は相殺できる」ことを知られてない。
2019.07.30
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『少年ゲリラ兵の告白 陸軍中野学校が作った沖縄秘密部隊』 護郷隊については以前、別のラジオ番組「荻上チキ セッション22」で沖縄戦史を取材した映画の監督がゲストに来た時にいろいろお話をされていたのですが、当時、本土の司令部が沖縄という土地を「捨て石」としてしか考えていなかった、国を守るといいつつ、沖縄は日本に入っていない様子がいろいろと見えてきました。 で、その認識はいまだにこの国にはあって。代表的なのが米軍基地問題。特に昨今では県民投票で圧倒的多数で反対派が勝ち、民意というものを明確に政府に示したにもかかわらず、根拠もなく工事を「粛々と進める」など。そういう姿勢はずっと変わっていないのだろうな。 少年兵を組織的にゲリラとして育て、現地の子供と思わせ油断させ米軍に近づき、破壊工作を行う。村落内の情報を集め、不満分子の内部告発を行う、時には仲間をも処刑として殺させる。・・・そういった数々の「汚い仕事」を子供らにさせる。 太平洋戦争の悲惨な話はいくらでも聞きますが、東京大空襲や広島長崎の原爆より、実は本当に国が隠したいのはこういう「守るべき国民に対しての残虐行為を行った」部分であるのだとつくづく思います。 沖縄の基地建設反対派のデモに対して「あいつらは反日」といっているコメントをよく見ますが、戦後70年、恨まれるようなことをいまだに行っている日本の政府というのは本当に国を守っているのか?沖縄に住んでいる人はいまだに本土より低い身分としてみているのではないか? そう思うしかないんですが。
2019.07.31
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「表現の自由だからと言って何をやってもいいというわけではない」 その通りだと思う。 だからこそ、今回の表現の不自由展では法律を守って、決められた施設内で、法的問題のない表現を展示した。 しかし、それに対してガソリンで火をつけるなどと脅迫したことは、それこそ上の言葉を送り付けるべき。表現の自由を都合よく解釈しているのはお前らだと。 人間の美意識の常識というのは簡単に変わる。たとえば世間にミニスカートが出た当時というのは「あんな淫らで恥ずかしいものを着用するなんて」と言われた。しかし、今この暑い時期、ミニスカートを履いている女性などいくらでもいる。水着もそう。だから、今の時代の「はしたない」とか「下品だ」がいつまで常識であるか、あるいは誰にとっての常識であるかは個人の感想でしかなく。 70年前、この国では戦争中、画家や音楽家が自分の作りたくない、描きたくもない国威掲揚の絵や兵士を鼓舞する音楽を作らされた。敵性音楽としてジャズなど英語表現の作品は禁止され、落語家は不謹慎だと自ら演目を中止した話がある。表現したいことができない、常に目上の者のご機嫌や世間の同調圧力に忖度しないと生きられない時代である。 自粛という名の表現規制を強制をされる。こんな時代が「表現の自由だから何をやってもいいというものではない」という、冒頭の時代なのだ。 表現者が忖度しなければならなくなった時点で表現の自由ではない
2019.08.05
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仕事でゲームを作っているとわかるのですが、自分の作った「動き」に関して、上からストップかかかることがたまにあります。 わかりやすい3つの分類があって1、残酷2、性的3、差別、宗教的 のどれかに該当するのですが、この中で厄介なのは1と2です。3の差別的というのは、日本国内では別になんでもない動きが特定の国だと相手を恥辱、差別する動きになる、(中指を立てるは代表的)というもので、この辺はこちらにそういう意図がない以上、私は変更されても問題ないと。また、昨今ではLGBT問題も世間に広がっているため、昔からギャグ的に使う「男性キャラが行うくねくね女性っぽい動き」も差別的表現としてNGになっていたり。特定少数者を嘲笑する意味での動きになっているケースです。宗教的なものは、胸の前で十字を切る、みたいなのは昔はOKだったのが今はNGになってます。 この辺は知識の問題なので社内の講習会などで勉強すると知ることができます。 ですが、1の残酷、というのは、たとえば剣劇アクションでも、アメリカでは剣が相手を貫く場合、レーティングが上がる、というのがあって。それで封印された動きがあります。(特にゲームセンターに置くゲームだと子供が見るかもしれない、ということでNGになる)ほかにも相手に馬乗りになって殴る、というのはOKだけど、対戦ゲームの組み合わせでやられる側が小さい女の子キャラにできると問題になる、とか。 2の性的はわかりやすですが、これも奇妙な話で女性のエロさを強調する、ポールダンスはいかにもダメそうですが、実はポールダンスってきちんと海外では認められているダンスジャンルの一つなので、どんなに艶めかしい振り付けでもOKとかwあと、動きだけではありませんが、カメラの位置によって下着が見える、という場合、それだけでレーティングが上がる。逆に任天堂作品だと絶対そうならないよう、スカートの中が作られていない、という場合もあります。 この手のクレームってのはどこから来るのか?という場合、そのほとんどが法律に禁止規定はありません。しかし「クレームは来てない」のですが、企業側が先回りしてやってしまう。その先回りを見て他の企業も追随したり、まるで業界標準みたいなことになる、これもおかしな話であり。 また、国によって基準が決まるため、アメリカでは人体欠損表現OKだったのが日本だとできなかったり。逆に日本ではOKだったお色気表現が規制されたりと これらの表現規制は「ソフトを現地で売れることができるようにするため」なのですが、本来は「ゲームを魅力的にして売る表現」として取り入れたのがNGを食らう。 妙な話です
2019.08.06
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数年前に囲碁の世界で人間がAIに負けた、ということで話題になりましたが、こういう戦術眼というのをAIに持たせよう、作戦を立てさせようというのはずいぶんまえからおこなわれているようで。 アメリカなどではすでに作戦行動の遂行のため、どういう人数で、どういう兵装で、そういうタイミングで、どの順番で攻撃するのが一番こちらの被害が少なく、最大の戦果を挙げることができるかをAIにシミュレーションさせているそうで。これには敵の反撃、予期せぬ事故、敵の予想しえる行動、兵士の損耗率なども加味されている、まさにゲームの世界。 が、ここで問題になっているのが、今後こういった作戦をAIに任せるようになると、勝利のため非人道的行為が作戦に取り入れられてしまう、ということ。 たとえば、相手に対して有効な手段として敵を一人捕まえて爆弾を括り付けて敵のもとに帰す、とか、民間人を盾に使った攻撃、味方兵士を囮にして敵を集め彼らごと吹き飛ばす、とか、毒ガス、細菌兵器の使用とか、場合によっては核兵器の使用も通常兵器同様の選択肢に入れることができる。 要は戦争の本質である「非人道的行いを極限まで煮詰める作戦を立案し、その責任は「AIが最も効率的な作戦として下したものなので」と責任者がいない状況まで作れる、ということであり。 もともとコンピューターの発展の歴史は戦争の道具としての発展の歴史でもあり。一番最初のコンピューターが砲弾の落下軌道予測を知るためのものであったように、シミュレーションという人が死なない状況での戦争が一番いいのですが。 手塚先生の「火の鳥」の中にあった、コンピューターによって人間が支配されている帝国が、コンピューター同士の戦争でそれを作った人間が全滅する、ということになりかねないからなあ・・・
2019.08.08
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慰安婦問題や象徴である少女像を「反日」とか「売国奴のねつ造」という人はわかっていない。 あれは日本という国だけを貶めるためじゃなく、あらゆる戦争における性暴力に対する抗議を示す運動。実際、韓国が行ったベトナム戦争での性暴力にも言及している。(それによって韓国内の退役軍人の一部グループからも「こんなものを飾るな!」と抗議されている)だから「日本以外でもほかの国でもあっただろうが!それに言及しろ!」というのは何の反論にもなっていない。すでにそう訴えている。 その証拠に、あの像の名前を私たち日本人は「慰安婦像」と呼ぶ(メディアでもそう書かれることが多い)のは、日本政府の呼び方。実際、韓国では「平和の少女像(Statue of Peace)」という。それをもってしてもこの像の方向がどちらを向いているか、日本政府がどういう方向にもっていきたいか、わかるのではないだろうか。 これを見て加害当事者以外の私たちが恥じることは何もないし、逆切れしてなかったことにするように動いている政治家などは「戦時性性暴力を肯定する輩」だと思えばいい。 現にこれだけ世界各地で公文書、私文書、被害者証言など証拠があるにもかかわらず、それらを突き付けても「ねつ造だ」と言い出す連中にその証拠を覆す根拠はない。彼らがよく言う吉田証言は学界では当時から疑問視されていて、根拠とされていない(学術学会では認められていないが、知名度だけ広がってしまったゲーム脳論みたいなもの)。そんなものに頼らずとも、それ以外の証拠が多すぎるのだ。 もっとも愚かだと思うのは「仮に慰安所があり、そこで性的行為をさせられていたとしても、当時の一般的な成人男性より高給がもらえていい暮らしができた。だから彼女たちは幸せだった」という輩・・・ これは男が女性の性的産業を今でも使うとき、自分の後ろめたさをなくすための方便に過ぎない。 今回の表現の不自由展で、どういう経緯でこの像が作られ、どういう経緯で取りやめになったか。それを知ればおのずと「見せたくない人間の本質」というのが見えてくるのではなかろうか。 そういった連中が日本の政治の中枢にもたくさんいる。 あと、これを国辱だという人は、それこそ「日本は戦時性性暴力を肯定する国家だ」と言っているのと同じ。そっちの方が自国を貶めていると思わないのかなあ・・・
2019.08.09
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その作者の政治的主張と作品は分けて考えるということで、それは「この作者、政治的主張がおかしいから作品は好きだけど嫌い」は存在するし、その逆もあり得る。ということ。 たとえば今回、エヴァンゲリオンのデザイナーでも有名な貞本さんが、ヘイト丸出しの差別発言をツイッターで行った。これに関してと彼の過去の作品のすばらしさの評価は別である、ということ。(まずこの像がどういう経緯で作られ、どういうメッセージ性を持っているか、そういうものを一切理解せずに言った発言としか思えないし、その後の言い訳の見苦しさもいわゆる「ネトウヨ」と呼ばれる人以上の深さも深慮も読み取れなかった) 別であるからこそ、作品のすばらしさを横に置いて、単純に「最低な人間だ」と評するし、エヴァのキャラデザをした人?ふーん。だから何?あんたの言ったことがそれによって肯定されるわけじゃないよ。ということ。素晴らしい作品を作るけど最低な芸術家なんて歴史にいくらでもいて、それ以上にそうじゃない芸術家もたくさんいる。 それにアニメーションは多くの人がかかわっている共同製作物だ。映画で例えればカメラマンがそういう思想だった、編集がそういう思想の持ち主だった、役者の一人がどういう人物か、という理由で作品そのものの評価は変わってはいけない。 今回の発言に対して、同じマンガ業界からも批判の声が上がったが、私が同じく尊敬する漫画家の所十三先生のTwitter これがすべてだと思う。
2019.08.10
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借り物で自分をクリエイターだと思っている人の信念とはこういうことかもしれない、と思ったこと。 今回、表現の不自由展の主催者である津田大介という人がどういう人物(経歴)であるかは数日前のこのBlogで語りましたが、要はインターネット黎明期にネットランナーという違法コピーを推奨する雑誌のライターとして「〇〇のソフトをぶっこぬけ!」のようなことの旗手としてやっていた。 私はすでにソフトの開発者で、つまり、そういう人間によって被害を受ける側だったので「自己責任」という名ばかりの逃げ口上で小銭を稼ぐこういう連中は、心底苦々しく思っていた。 で、今回の事件。これに対して展示する芸術家の側からも「テロにあっさり屈して(しかも不当な要求)取り下げるとは許さん」と抗議を受けている。それはそうだ。出展者にしてみたら自分の信念を勝手に捻じ曲げられたようなものだから。 ことほどさように今回もし、津田という人間が脅迫を受けた際にまず警察と密に連携し、テロ行為はこの国の表現の自由を脅かすもの!こういう脅しを受け入れてはいけない!と宣言し、社会に理解を訴えるべきであったはず。だからこその「表現の不自由展」なのだから。 職員の脅迫などに対する防衛はそれこそ警察の管轄するところであり、逆に京アニ事件で警察もこの手の警戒には過敏になっている。テロに対する防衛はこの国では警察の役目です。 津田という男が今回見せたのは、ネットランナー時代と全く変わらない。話題になる、注目を集めることはやりたがるが、本人には責任能力も信念もなく、他人の創作物で小銭を稼ぐためだけのイベント。 この手の人間にはきっと「自分で何かを一から作る」ということで身を立てた芸術家のような、核になるものがないのだろうなと。だからこそこうしてトラブルにびびって、土壇場で簡単に放り投げる。 つくづく嫌な話であり。
2019.08.11
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事件の影響というのが即座に現れるなと思ったこと。 夏休みに実家に帰省したのですが、そこで父曰く「草刈り機に入れるガソリンを近所の農協に買いに行ったら、今までなかった身分証明書の提示を求められた。その時、持ってなかったので一度帰宅して改めて買いに行った」と。 我が家は農家ではありませんが、自宅庭の草刈りのためにエンジン型の回転式草刈り機を使っている、で、農家ってのはこの手の小型エンジン型機械は各家庭に結構ありまずが、事件の影響で車以外での用途のガソリン購入が面倒くさくなったのだろうと。 これに限らずですが、京都アニメーションの事件以降、「ガソリンで火をつける」というイベントへの脅迫が相次いでいて。事件の被害や報道が大きい分、むしろテロや脅迫に使いやすい言葉として世間に知れ渡ってしまったのだろうと思います。 ガソリンは身近な爆発物です。むしろ安易に購入できないようにするのは賛成なのですが、馬鹿なユーチューバーがPV目当てで面白映像を取るために、さっそく何人もガソリン発火動画を上げているのを見ると、かえって危険を増したのかもしれません。 しかも、こういう連中に限って「危険ですのでマネしないでください」という一文を入れたら免責されると思ってるんだよなあ・・・許可なく野外でガソリン燃やす行為自体が違法なのに・・・
2019.08.18
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東京オリンピックはもう国民がボイコットしてもいいと思う。1.当初予算が5000億円、既存施設を使いまわすのでコンパクトなことを売りにしていたはずが予算が膨らんで3兆円規模に2.アスリートファーストを標榜したはずが35度を超える都内で行われる。野外水泳競技の東京湾の水質が基準を超える大腸菌&透明度が悪くプレ大会の選手に大不評。3、誘致に多額のわいろが使われた捜査がまだ終わっていない4、大会終了後の施設維持や用途が不明。このままでは都民がほとんど使われない施設の維持に長野オリンピック同様、何十年も金をかけなくてはいけなくなる5、そもそも、このオリンピック誘致は一度も都民の賛同を聞く選挙などは行われていない 他にもある方はコメント欄にでも書いてくだされ。 というか、普通の契約でここまで当初の約束と違ったら契約破棄されても文句は言えないはず。 いつの間にか東京オリンピックが「都民が、日本中が期待している」ことにされてるけど、少なくとも私はずっと反対だからな!
2019.08.20
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冷静に考えたら。 たとえば、大人気の長編漫画シリーズがあります。で、以前は週刊連載だったものが、よく休むようになり、やがて、一年に一冊、それどころか物語が進まないまま、という作品。 そちらの連載が止まった状態で別作品をやる、などということもあります。 で、これに対して作者に「サボってないで書け!物語を完結させろ!」というファンの声に、作者は応える「義務はない」というw。 と、いうか大ヒットでもう一生生活に困らないお金が手に入った状況で、なぜ締め切りに追われ描かなくてはいけないのか?描く必要がない、描きたくなくなったからやめる、でも何の不思議もない。 たとえば、どんなに儲かっても関係ない、今のこの作品を書きたくて書きたくて仕方ない漫画家さんはいます。そういう人は書くべき。しかし、長期連載で延々と引き伸ばし、あるいは新しいものが描かれない作品は、それがその物語の「結末」なのかもしれないと思います。 何より、読者や編集者がどんなに望もうとも、物語が結末するまでちゃんと続けなくてはいけない、などという決まりはない。作品世界の神は作者自身ですから。「飽きたからやーめた!」も「突然、巨大隕石が地球に落下してすべて消えてしまいましたとさ。おしまい」であっても、その世界の神がやってしまったらそれ以上はどうにもならない。 「ガラスの仮面」「ベルセルク」「バガボンド」「ファイブスターストーリー」「HUNTER×HUNTER」・・・年単位でしか新作が出ない、新作が出ることがニュースになるような作品はそのままフェードアウトしていく名作なのかもしれません。
2019.08.25
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最近のテレビアニメを見ていて「おや?」と感じたのが、キャラのタッチが「CGっぽくなっている」ということ。 これ、昔はよくCGと作画が合わない違和感、というのがあり、むしろCGをいかに手書きっぽくするかが日本アニメ風のCG制作現場での進化でした。 が、最近、特に萌え系アニメだと顔の表情パーツが画一的で、鼻などの立体感のない、影があまり落ちない(フラットな影つけ)、あまりデフォルメされない、線も細い均一なもので書き込みも少ないパーツ構成されているものが多く。その上にグラデーションで微妙に色をつけていたり。 それによって一見して「あ、これCGアニメ・・・じゃない、手書きだ」と思うことがあって。 むしろリアル、劇画風の書き込み表現で動かす手間がかかるような作品はCGにした方がいい、という逆転現象まで。「ケンガンアシュラ」のような作品がCGアニメってのも面白いです。 ちなみに一番CGっぽく感じないけど演技などがすごく繊細でよかったCGアニメは「宝石の国」、CGっぽさが全く感じなかったのが「クムリクサ」でw。 あと5年で手書きアニメとCGアニメの比率が逆転する、なかなか面白い時代では。
2019.08.28
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「ゴゴスマ」の武田教授で思ったのは、日本には昔から性的暴力(レイプ)を肯定、正当化する思想というのが根強く蔓延しています。 その例が「嫌よイヤよも好きのうち」という都都逸に代表されますが。この言葉の持つ暴力性に気が付かないのは危険です。 また、性被害者を笑いものにする文化というのはほかにもあって、ギャグマンガやアニメなどでノンケの男性がホモセクシャルの男性に言い寄られ、画面転換で「あ~~~!」などというギャグがごく当たり前に使われていますが、これって冷静に見たらひどい話をギャグにして笑いにしている、嫌がる相手を無理やり、が面白いと思っている思考の延長で生まれているわけで。 それ以外にもいまだに会社内でのセクハラを「そんなのたいしたことじゃない」という意識の人間がいる。男だろうと女だろうと、好きでもない人間に性的行為をされることが不快だということになぜ気が付かないのかと。また、女性が性被害にあった際に必ずネットに流れる「襲われるような恰好をしていたんだろう」「そんな場所に女性が一人で行くなんて襲ってくださいと言っているようなもの」といった被害者にも責任がある論とか。 ゴゴスマの武田教授の発言「日本男子も韓国女性が入ってきたら暴行しないといかん」には民族ヘイトと同時に女性に対する性的暴行を肯定する擁護しようのない発言であり、もし、これを「誤解だ」というのであればその誤解を解くすべを私は知らない。 この人はたまたま言ったのではない。普段から自分のYoutube番組などでヘイトをまき散らす発言をしている。本気で思っているのか、あるいはキャラとして売っているのかは関係なく、つまり、そういう言葉で人気を得た下種な人間。それを面白がって起用した番組制作側に大きな問題がある。それどころか、翌日に同番組に別のタレントが更なる暴言を吐いていた。 これが製作側の「視聴率を取れる番組作り」なのだろう。
2019.09.01
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「非正規と言うな」通知撤回 本紙の情報公開請求後に 言葉をなくせば存在がなくなる、とする愚かな発想はこういう例だけではありません。 たとえば放送局の「放送自粛用語」というのがあり、その中に乞食という言葉がNGになっています。以前、中島らもさんのエッセイで読んだのですが、どうしてこの言葉を放送してはいけないか?その理由が馬鹿げていて「日本は憲法で「すべて国民は健康で文化的な最低限度の生活をする権利を有する」とある福祉国家である。で、ある以上、この言葉で指される人は存在しない。存在しないものが言葉だけ存在するのは差別につながる」からだと ・・・アホですよね。では、今も都内で見る段ボールの箱で寝ている人々は何と呼ばれているか?「ホームレス」「路上生活者」なら放送していいと。しかし、この2つの言葉は違っても、指すものは何も変わっていない。呼び方を変えたら彼らの生活が文化的にものになるのか?それとも消えてなくなるのか?そんなわけがない。単に見たくない、聞きたくない言葉を目の前から排除することで「なかったこと」に矮小化しているだけだ。 今回のこの馬鹿な命令が通達されたのは、この首相のバカな発言を「言葉を消せば問題が消える」とした頭の悪い忖度が働いたとしか思えない。似たようなことは昨今も政府の「徴用工という言葉を公文書からなくそう」という動きにも出ている。 これだけではない。数年前、南スーダンでの自衛隊派遣で、現地での報告は「戦闘行為」があったことを「武力衝突」と言葉をすり替えたことによって憲法逃れをした。 言葉を変えれば問題が矮小化される、それによって解決したかにするトリックは、何の解決にもならないどころか存在を隠蔽する行為。当事者の窮状の声をさらに聞こえにくくする。 さらに言えば、当初は「根本匠厚労相の指示として」というのが、のちに「根本大臣の意向ではなかった」に訂正された。これは「大臣了」の表記があった以上、とんでもないことだ。大臣が発言を翻したのであっても、また、大臣の名をかたった文章であったことでも、どちらも「大臣権力を傘にした命令文章のねつ造」という、責任者の首が何人も飛ぶレベルの大不祥事である。 存在する貧困者から目を背け、疑惑には何も答えず、景気は好調といいながら庶民の収入は増えず、それどころか消費税が上がり、目減りする予算の中、過去最高額の防衛費を要求する。 そうまでして安倍総理が作ろうとしている「美しい日本」とは、いったいどんな国なのか?
2019.09.01
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頭の悪さがここに極まったな・・・というニュース暑さ対策に人工雪 東京五輪、テスト大会で降雪機導入へ 本当に「なぜ2か月開催をずらさないんだ!」 9月に入って皆さん、大分涼しく過ごしやすくなった、と思いませんか?実際、都内の気温は夏場より5度以上下がっている。多少の残暑はあっても、10月になれば年間で最も過ごしやすい気候の季節になるのに・・・ しかも、無料で! 夏が暑いから人工降雪機を使うってのが本末転倒。わざわざ大変な時期を選んだのだ。その解決策・・・にもなってないな。効果は限定的&局地的で。 水打ちや朝顔を飾る、もそうですけど、これって結局、「暑さ対策のために努力をしました、けど、熱中症で倒れる人が出てしまいました。大会運営側は最大限の努力をしたのですが遺憾です」という建前を作るための努力でしかない。 ちなみにオリンピックの影響で来年のコミケは夏からGWに時期を移動しました。施設をオリンピックに奪われたからといって理不尽にあらがわず、現実可能な最大効率の良い選択を実行する、これが現実的な対応というものなんです。 つくづく思う。この国は太平洋戦争の教訓を何も反省していない。一度決まったものは不合理だとわかっていても計画を強行する。それは決まったことに反対して取らされる責任より、決まってしまったことを粛々と行った結果失敗したほうが責任を取らなくて済むから、という思想が蔓延しているのでしょう。
2019.09.05
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“教育委員会は大ウソつき” 15歳男子生徒が自殺 埼玉 川口 なんともやりきれない事件です。 少年の遺言の中にある「いじめた人を守ってウソばかりつかせる。」という言葉。この場合、守っているのは「教育委員会など調査する側の立場」を守っていることになっているのではないかと。 と、いうのは実は学校の決まりにも「他の生徒や教師を脅迫、危害を加えるなどした生徒を退学させる」というルールがあるのですが、いじめでこれが適用されることはほとんどない。むしろいじめ被害者を学校に来させないことで事態の鎮静化を図るという、これは問題解決としては最悪の選択でもあります。 つい一昨年も自分がいじめられていたことを書いた遺書があるのに、教育委員会の調査ではなぜか「いじめの事実は存在しない」と・・・自殺という最悪の選択をした生徒の行動すらいじめと認められない。 漫画「三月のライオン」でヒロインがクラスメイトにいじめられていて、それに毅然として対抗したら騒ぎが大きくなる。担任の教師がヒステリックに「あなたはどうしてそういう問題行動ばかり起こすの!」と。しかし、その先生もクラスのいじめ問題の存在、犯人が誰であるかを知りつつ解決できないことに苦しんでいて、最終的に精神を壊して学校を去ることになる。この先生も被害者だったのだと。 この国ではセクハラ、パワハラもそうだが、加害者にはたいしてお咎めがなく、被害者に落ち度があったこと攻め立てる人間がいる。そして、調べる側もなぜか「喧嘩両成敗」「どっちもどっち」のような物言いで鎮静化させようとする。負荷は弱い側、被害者の側になぜか重くのしかかる。 わかりやすい例だといじめられている側を晒しもの、訳アリのように別室で個別授業を受けさせるなど。本来、加害者側を遠ざけるのが妥当なのに。 学校というのは「勉強を学ぶだけの場所」であるべきだと。そのためには加害者に当たる、他の生徒、教師の勉強や身体を脅かす生徒こそ、休学、停学で登校させないようにしなければいけない。あるいは暴力行為は即、警察を介入させ、学校内で処理するという状況で抑えてはいけない。本来、それは先生の仕事の領分ではない。 でないと「授業は受けたくてもいじめが怖くて学校に行きたくない」状況にしたら学校運営者として失格ではないか?もういじめられる側に責任を押し付けるのはやめよう。
2019.09.10
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台風の影響で千葉方面の停電全面解消が、当初は一両日中だったのが3日になり、さらに2週間はかかる、になったことについて。 で、思ったのはこれ、「早く復旧しなければいけない」という上層部の勝手なタイムテーブルに現実的な現場判断が伴っていなかったのではないかと思うんです。 似たことは台風翌日のJRの都内電車遅延にもありまして。当初は朝8時から運転再開となっていたのが9時になり、10時になり、11時になり...小出しに運転再開の時間が伸びていく。 倒木の撤去などに時間がかかることは運転前の保線の段階でわかっていたはず。にもかかわらず当初予定の時間に間に合わせることを優先し、でも結局どうにもならずに小出しに予定時間を延期する。その復旧予定時間を信じた客がいつまでも駅構内で延々と待たされる。 私は、こういう自然災害に伴う遅延責任は「東電が悪い」とか「JRが悪い」と問うべきじゃないと思うんです。もし、責めるとしたら現場で必死に働いている人が無茶な当初スケジュールに合わせるために疲弊させられたり、絶対に不可能なロードマップを「利用者から責められることを恐れて」発表し、それでお茶を濁そうとする行為だと。これは二重三重のトラブルの原因になる。 日本だけじゃありませんが、世の中には現実よりタイムスケジュールを優先する人々がいる。炎天下のオリンピックもそうですが、「先にもうスケジュールが決まってるんだから」で命の危険すら無視される。 ゲーム業界にもあって、作業の見積もりを出せ、と言われて土日休み含めた現実的な数字を出したら「これじゃ間に合わないだろう!見積りやりなおせ」と・・・結局、スケジュールにあわせるための見積もりは絶対に無理が出る。本来はスケジュールに間に合わないとわかった時点で、ボリュームを削るなり、人を増やすなりして計画を立て直すのが筋なんですが。 「これから一年、土日もなく、毎日6時間残業すれば間に合う」なんてのは100Mを10秒で走れる選手なのだからフルマラソンは1時間以内に走れるよね、みたいなこと。 今回の停電も台風後、鉄塔がひっくり返っている映像、電柱が軒並み倒れている現状を見たら「こりゃ数日で復旧は無理だろ・・・」と思うはず。にもかかわらず政治家が「地域住民のため、現場職員は不眠不休で復旧を急ぐべき」なんてふざけたことを言い出す。ただでさえ大切な職員や技術者を使いつぶすつもりかと。 だからこそ、現実を見ないスケジュールに意味はないんです。
2019.09.14
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