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2017.11.06
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 ネットで一時話題になっていたニュースで「男女で旅館に行き、部屋に料理を出された際、ご飯のおひつが必ず女性側に置かれる、暗にご飯をよそうのは女性の役目とされていて嫌だ」という意見。

 これに対して主に男性側から反論が多数出ました。要約すると「性差別意識はなく、単に慣例的、確率的なもの」と。
以前の私であればこの意見に近かったと思います。

 しかし、映画「ドリーム」を見て、こういう「意識のない差別の破壊力」というものを考えるようになりまして。料理を準備してくれた人も、別に差別意識があったわけじゃない。なんとなく「ご飯は女性が盛るもの」という常識で行動している。しかし、こういう小さなことでも一段低く見られている、雑用に使われている、と思う女性がいて当然で。

 男性であっても、たとえば会社の先輩に業務以外の私的な、たとえば「ガム買ってきて」みたいなことを言われたらムっとすると思う。頼んだ側は無意識に上下関係の力を行使している。しかし、命令された側には納得のいかないことを会社の人間関係があるからとぐっと我慢して従う、みたいな。

 ちなみに老舗旅館では「ご飯のおひつを2人の中央に置いて、好きなほうがとるように任せる」という風にしているとか。外国人観光客などの場合、男性が「レディーファースト」として盛る場合もある。確かにスマートな考え方です。

 だから「たかがご飯のおひつの場所ぐらいで」というのは皆が思っているとは限らないし、そういう小さな、ほんのわずかな段差が積み重なるととても大きな差別になる。

 先ほど紹介した映画「ドリーム」の中で、NASAで計算士として働くヒロインに男性が「女なのにすごいな」と褒める意味で声をかけたけど、本人はとても傷ついた、そういうシーンがあります。きっと、上のことと似ている。差別していると思っていない差別もある、それに気が付かないと「そのぐらいのことで」とつい言ってしまうのだろうなと思います。





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最終更新日  2017.11.06 08:30:37
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