アレ、ときどき啓人 そらそうよ おーん

アレ、ときどき啓人 そらそうよ おーん

2007.09.26
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カテゴリ: 映画 イ



あらすじ

我が子も手放してしまった父親ジャンニ。
15年の空白を経て、障害を持った息子パオロと
出会った彼は、パオロをミュンヘンからベルリンの
リハビリ施設に送り届けることになった・・・。

感想
文部科学省選定
推奨の映画。


今や、DS の時代なのに
ゲームボーイ が登場する。
この映画の日本公開は昨年でしたが
04年に製作された作品だからだ。
良い作品でも、 地味 なのは
大体そうなる風潮ですよね~

障害 のある子供を持つ親の 苦悩 が描かれた作品。
ただでさえ、子供を育てるのは大変な事でしょうが
障害を持つ子なら、尚更ですね。
しかも、普通の子育ては、次第に解放されるものですが
障害児の場合、それは、あまり期待できないのだから。

冒頭に、 「2人のアンドレアに」 の文字が出る。
1人は、この映画の中にも登場し、この映画の原案
となった『明日、生まれ変わる』 という
ジュゼッペ・ポンティッジャの自伝的小説の登場人物。

もう一人は、障害を持つパオロを演じた
アンドレア・ロッシ君の事だ。
彼自身、本当に障害を抱えている。
監督は、 「彼無しでは、この映画を撮れなかった」 と語る程
彼の演技が、この映画の 最大の魅力 と言える。

パオロの父ジャンニを演じた イケメン俳優
キム・ロッシ・スチュアートは、抑えた演技ながら
微妙な心の内が、とても伝わってきた。

重度の障害を持つ娘の母親を演じた
大女優 のシャーロット・ランプリングは
さすがの存在感やな~

『小さな旅人』で、カンヌで 審査員特別グランプリ
『いつか来た道』で、ベネチア映画祭の 金獅子賞
イタリア人のジャンニ・アメリオ監督の作品を観たのは
今回が初めてだが、今後は注目しようと思う。

『家の鍵』公式サイト

ネタバレ感想
マウスでクリックしながら、なぞって下さい↓



「死んでくれれば、良いのに」
は衝撃的だった。
障害を持つ子供を育てる事の困難さを
とても強く感じた。

最初は、再会した息子に接する事に
戸惑いを隠せなかったジャンニだが
次第に、父親としての喜びが芽生え
息子を引き取る事を決意した。

二人の距離は近づいたように思えた帰りの車内
パオロは出会った頃に戻ったかのような言動をとり
絶望を感じたジャンニは、泣き崩れる。

それを見たパオロは、「そんなの、なしだよ」と言って
ジャンニを慰める所で映画は終わる。

この後も、ジャンニはパオロに手を焼かされるだろう。
しかし、パオロに救われもするだろう。
それが親子というものだから。

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Last updated  2007.09.30 23:21:07


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