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2009.01.27

『４ヶ月、３週と２日』'０７・ルーマニア

テーマ：レンタル映画(817)

カテゴリ：映画　ヤ行

あらすじ

ルーマニアで、大学生のオティリアは寮のルームメイトの
ガビツァとせわしくなく動き回っていた。
寮を出たオティリアはホテルへ行くが、予約が
入っていない事を知り、仕方なく別のホテルを取る。
またガビツァの代わりに、ある男に会う事に・・・。

感想

カンヌ国際映画祭
パルム・ドール受賞

その情報だけで観たんで、ルーマニアって携帯が無くて
遅れてるなと思ったら、現代の話ちゃうかって
チャウセスク

政権下ちゅう事やった

まぁ、内容を知らなかったから
面白く観れたというのも、ありましたが。

内容は、社会のしわ寄せを１番に被る

女性って
大変やな～

と思わせられるお話でした。

それから、友達は選ばないと、えらい目に合うと
『コッポラの胡蝶の夢』

の
アナマリア・マリンカが演じた
ヒロインの表情から、ひしひしと伝わってくる作品でしたね～

『クィーン』

のヘレン・ミレン
『やわらかい手』

のマリアンヌ・フェイスフル
『エディット・ピアフ　愛の讃歌』

の
マリアン・コティヤール等と共に、ヨーロッパ映画賞の
主演女優賞候補に名を連ねたのも、納得の演技やったな

ネタバレ感想
マウスでクリックしながら、なぞって下さい。

商売なんか、してんねんな。

内容を知らなかったので、怪しげな行動の理由は
最初は分からなかったが、次第に題名の意味が
分かってきて、『ヴェラ・ドレイク』を連想したが
女性の立場で善意で行ったヴェラと違い
ベベという男は、４ヵ月の中絶だと
殺人罪で５年１０年の懲役になるのに
そんなはした金で、危険を犯すと思うか？と
逃げ場のない女性の弱味につけこんで体を要求する。

男って、最低な生き物(^_^;)だなと思いつつ
女と寝る為だったら、危険を犯せるなんて
ある意味、凄い生き物だとも思った(笑)

ナイフを奪い、ベベを刺すのかと思ったけど
普通の人間は、そんな簡単には、人は殺せないわな。

事情を知らないオティリアの恋人にとって
花を頼んだのに逆ギレされて、困惑しただろうな(^_^;)
あの恋人には、そんなに悪気は感じなかったが
妊娠したら逃げれない女性と
妊娠しても逃げれる男では
どうしても温度差があったよな。

２ヶ月と言ったり、オティリアを姉と言ったり
意味の分からん嘘つくは、ビニールシート忘れるわ
ガビツァの馬鹿っぷり、マイペースぶりには
ムカつかさせて頂きました(笑)

オティリアが、電話に出ないガビを心配して
戻ってみると、うるさいから
バスルームに入れたって、ふざけんな！（怒）

オティリアが必死になって胎児を処理して
ホテルに戻った時、ガビは部屋におらず
レストランで食事していて、しかも、胎児を連想させる
肉料理だし、更に注文しようとしてるし
あの無神経ぶりには呆れるよな～(´Д｀)

オティリアは、胎児は投げないで埋めてと頼まれたが
バスもタクシーも無いから、仕方なく約束を破り
マンションに投げ捨てた訳けど、自分の事なのに
嫌な事は全て人任せにしたガビツァが悪いよな。

明日は我が身という思いで、オティリアは手助けしたろうが
あのガビツァは、信用出来へんよな(^_^;)

ヨーロッパ映画では、よくある事だけど
あまりにも、突然に終わったな。
それでも、人生は続くって事かな。

エンドロールで流れた曲が、陽気な愛の歌だったのは
度肝ぬかれたな(笑)

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