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2009.03.02

『ベンジャミン・バトン　数奇な人生』'０８・米

テーマ：映画館で観た映画(8389)

カテゴリ：映画　ヘ

あらすじ

運命のもとに生まれた男ベンジャミン・バトン
（ブラッド・ピット）は、愛する人との出会いと
別れを経験していくが・・・。

感想

映画の日に、久しぶりに劇場鑑賞。

『セブン』

、『ファイト・クラブ』

のデヴィッド・フィンチャー監督とブラッド・ピットのコンビに
『バベル』

でもブラピと共演した
ケイト・ブランシェットが加わり、「グレート・ギャツビー」の
Ｆ・スコット・フィッツジェラルドの短編を映画化。

上映時間は、なんと１６７分

でも、そんな長さを感じさせない作品

・・・なんて言うつもりは、ありません

劇場の椅子に、長時間座り続ける事は楽ではないし
トイレに立つ人の多さとかにも、嫌が応にも

長さを感じた

ですが、嫌いじゃない映画でした

アカデミー賞では、最多１３部門に
ノミネートされて話題になり、結局は
メイクアップ賞など、３部門どまりでしたが
(まぁ、ノミネートされるだけで凄い事やねんけど)
ブラピやケイトの変身ぶり、特に、オスカー候補の
ブラピの老人少年っぷりは見所です。

それから、『フォレスト・ガンプ　一期一会』

で
オスカーを獲得したエリック・ロスが脚本でもあり
似たような構成をしていて、時代にリンクして
物語が展開していくのも、見所と言える。

そして、とても数奇な人生を描いているのに
共感できる物語なのが、最大の魅力。

その他のキャストは、久しぶりのメジャー作品？
『レジェンド・オブ・フォール　果てしなき想い』

のジュリア・オーモンドや
『フィクサー』

のティルダ・スウィントン
『ハッスル＆フロウ』

のタラジ・Ｐ・ヘンソン
『スナッチ』

のジェイソン・フレミング
『ゾディアック』

のイライアス・コティーズ
『ベティ・ペイジ』

のジャレッド・ハリス
『バベル』のエル・ファニング等。

『ベンジャミン・バトン　数奇な人生』公式サイト

ネタバレ感想

ブッシュマンやタトゥーアーティスト
スパイから高齢で海峡横断したエリザベス
米国人初のボリショイに招かれたダンサーのデイジー
彼が出会う人々も、かなり数奇な人生揃いやな。

雷に７回打たれた男には、笑わせてもらった(^_^;)

それから、老犬だから長生きしないと言ってたのに
めちゃめちゃ長生きしてたのが、笑った(笑)

そんな数奇な人生を送った彼等だが
裸で生まれ、沢山の死を見送り、そして
どんなに腹わたが煮えくりかえっても
お迎えがきたら、逝かざるえないのは
多くの人と何ら変わらない。

人とは逆に若返るベンジャミンの人生は
色んなところに、毛が生えてくる事に驚き(笑)
女を知り、酒を知り、様々な経験をし、人を愛して
子供をもうけ、認知症になり亡くなるが
クィニーが妊娠して、不安になる気持ちは
弟や妹がいる人には、理解できただろうし
誰もが彼の人生に、共感できる部分があった筈だ。

完璧だわ！

って言われた人は、多くないだろうが(笑)

人の人生は様々だけど、そんなに大きな違いはなく
等しく素晴らしいものってのがメッセージなんやろうね。

ただ、そう見せる為に、体は老人なのに
中身は思春期真っ盛りだから性欲旺盛とか
所々に矛盾を感じる場面があったな。

まぁ、若返る人間自体が不自然だから
そんなのは気にしても仕方ないかな(^_^;)

人形遊びをしたり、絵本を読んでもらう様子は
普通の子供と何ら変わらないのに
周りからは子供と思われない
ベンジャミンが可哀想やったな。

でも、あの風貌のおかげで、未成年なのに
酒が飲めたし、童貞が捨てられ、得もしてたが(笑)

ベンジャミンのおかげで奇跡を起こした
胡散臭そうな宗教家は、死んで何よりやった(笑)

クィニーが妊娠したから、本当に奇跡の男なんか？(^_^;)

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