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2009.12.23

『みなさん、さようなら』'０３・加・仏

テーマ：ＴＶで観た映画(3819)

カテゴリ：映画　マ行

あらすじ

（ステファン・ルソー）は、長い間冷戦状態にあった
父（レミ・ジラール）が重病だと知らされる。
彼はモントリオールに戻り、父の”幸せな最期”を
演出しようとするが・・・。

感想
カンヌ国際映画祭の国際映画批評家連盟賞
受賞の『アメリカ帝国の滅亡』、同じくカンヌの
審査員賞に輝いた『モントリオールのジーザス』や
『しあわせの選択』

等のドゥニ・アルカン監督の
作品で、アカデミー賞外国語映画賞
カンヌ国際映画祭、女優賞、脚本賞など
様々な映画賞に輝いた。

『アメリカ帝国の滅亡』の続編という事らしいが
観てなくても、全く問題なかったです

せんせい、さようなら

みなさん、さようなら

この邦題は、幼稚園時代を思い出すな

それから、今年、父を亡くしたんですけど
こんな映画みたいな幸せな最期を
演出できへんかったダメ息子なんで
父に申し訳ない気になったなぁ

出演は、レミー・ジラール、ステファン・ルソー
『潜水服は蝶の夢を見る』

のマリ＝ジョゼ・クローズ
『レディ・チャタレー』

のマリナ・ハンズ
『セックス依存症だった私へ』

のイザベル・ブレ。

ネタバレ感想
マウスでクリックしながら、なぞって下さい。

父親の苦痛を和らげる為に、警察の
麻薬課にヘロインの入手先を聞きに行くとは。

父親の教え子の見舞いをバイトで頼むし
（女の子は良心が痛んで、お金を受け取らず）
やっぱ、金持ちって違うよな(^_^;)
札束ばら撒いて、なんでも思うままやん。

あの父親にとって、贅沢をする事は主義に反するけど

「元気か？ブタ野郎」

「何しに来た？オカマ野郎」

気の置けない友人に囲まれながら
最後は苦しまずに安楽死で、安らかに
逝けたんやから、最高の死に方やったね。

野心的な資本主義者の息子セバスチャン
好色的な社会主義者の父親は、反目しながらも

「お前は自分のような息子を作れ」

最後は分かり合える事が出来たし良かった。

「みんなが思うほど２０世紀は
　血なまぐさくない
　戦争で１億人死んだだけ

　教会が支援して、１６世紀のスペインとポルトガル
　１億５０００万人のインディオを消滅させた
　北米、オランダ、イギリス、フランス、アメリカ
　それぞれ５０００万人原住民殺す」

と、シスターに嫌味を言う父親のキャラが良かったな。
死ぬ間際まで、女を押し倒そうとする
気力は尊敬に値する（笑）

でも、最後に思い浮かべたのが
イネス・オルシーニという女優の
浅瀬を歩く太ももってのは、どうかな(^_^;)

家族ちゃうんかい（笑）

「ジャン○ーを信じないで」

最後、ナタリーはセバスチャンに自分から
キスしておきながら、突き飛ばすって
あんな事されたら、男は惚れてまうやろ（笑）

女性ってのは切り替えるのが早いから
ナタリーは吹っ切ったような表情やけど
セバスチャンは、引きずってるやん(^_^;)

男を惑わすような事、平気でしおるから、女は怖いわ（笑）

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