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2010.01.17

『大阪ハムレット』'０９・日

テーマ：ＴＶで観た映画(3817)

カテゴリ：映画　オ

あらすじ

昼は病院でヘルパー夜はスナックと、働き者のお母ちゃん
房子は三人の息子を抱え、一家の大黒柱となっている。
お父ちゃんが急死し、弟と名乗る男が転がり込んできた。
一方、中３の長男・政司は、偶然出会った大学生と恋人同士に。
やんちゃな中１の次男・行雄は、柄にもなく
シェイクスピアの「ハムレット」を読み始める。
三男の宏基は「女の子になりたい」と宣言して
クライスメイトにからかわれ・・・。

感想

少年アシベ

で知られる森下裕美の
同名マンガ

の映画化。

原作マンガはオムニバス形式で
各話ごとに主人公が異なるんですが
その主人公達を映画では兄弟にして
１つのエピソードに纏めている。

原作は、 Yahoo!コミックで立ち読みしただけやけど
その変更は、少しマイナスに働いてたかな

それから、大阪の人間以外は分からんと思うけど
出演者の中に、ネイティブの大阪弁と
ちゃうのがおって、気になった点もマイナス

でも、原作の良さも残ってたし、大阪が舞台やし
嫌いやない作品やったけどな

出演は、『火垂るの墓』

の松坂慶子
『のんちゃんのり弁の岸部一徳
『酒井家のしあわせ』

の森田直幸
『かぞくのひけつ』

の久野雅弘
『クローズ・ユア・マインド　馬熊横町』

の加藤夏希
大塚智哉、白川和子、本上まなみ、間寛平

。

監督は、『おぎゃあ。』

の光石富士朗。

『大阪ハムレット』公式サイト

ネタバレ感想
マウスでクリックしながら、なぞって下さい。

不自然な部分が結構あったな。

まず、叔父さんの事で悩んでるのが
行雄だけってのが、おかしい。

それから、あの３人は異父兄弟やのに
今さら、行雄が母親に出来た子供が
誰の子か悩むのが、不自然やな。

それと、血の繋がってない叔父さんと
女の子が風呂に入るのは、まずいやろ（笑）

とっときのヘアパック３２００円を見て

お前どこぞの姫ぞ

と突っ込む場面がカットされてるのも納得いかん（笑）

１番納得いかんのは、叔父さんがマジ泣きしながら

「そんなん違うもん
　ユキオ君とお母ちゃんと同じの持ってんの
　嬉しかっただけやもん」

あの名場面がカットされてること（笑）

岸部一徳が、そんなんしたら白けるだけやし
マンガと実写は違うし、しゃーないか(^_^;)

原作では、行雄は先生に暴力ふるいまくってたけど
スポンサーがいる映画では、そうもいかんか(^_^;)

アキおばちゃんが自殺ではなく
病気で死んだ事になったんも
そういう大人の事情かな？

行雄が歩きながら、大阪弁ハムレットを
喋るシーンは映画オリジナルやね。

あーたんに岸里玉出駅で、おんぶされた由加が
大阪の良いところは、こんな事しても
恥ずかしくないとこって言ってたけど
普通に恥ずかしいって（笑）

流石に、教室に阪神の旗は普通飾ってへんし
大阪を勘違いしてへんか(^_^;)

大塚智哉クンは原作のイメージ通りの子で良かったな。

行雄が、赤ちゃんが誰の子か
考えてる時に、おっちゃんが言う。

「男の子やったら緑
　女の子やったら桃色」

その言葉で行雄は、誰の子でもエエと気付き

「おっちゃんナイスや
　ごっつシンプルで
　ほんまナイスや」

と言うけど、原作では口に出さへんかったのにな。

主人公が３人になったせいで、ナレーションに
出来へんかったにしろ、パチモンの時も気を遣って
口にせんかったり、原作の行雄に比べると
優しさや思いやりに欠けるキャラになってたな。

行雄以外の登場人物も、原作の方が良い奴ばっかりで
読んでたら温かい気持ちになるんやけどな。

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