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2012.03.18

『セラフィーヌの庭』'０８・仏・白・独

テーマ：ＴＶで観た映画(3825)

カテゴリ：映画　セ

あらすじ

自室で黙々と絵を描く日々を送っていた。
そんなある日、彼女の前にドイツ人画商ウーデが現われ・・・。

解説

セザール賞
７部門受賞

撮影賞・美術賞・衣装デザイン賞）

出演は、『ミックマック』

のヨランド・モロー
『善き人のためのソナタ』

のウルリッヒ・トゥクール
『７１フラグメンツ』

のアンヌ・ベネント
『愛されるために、ここにいる』

のジュヌヴィエーヴ・ムニシュ
『ママと娼婦』のフランソワーズ・ルブラン
『フランドル』

のアデライード・ルルー。

撮影は『フリー・ゾーン　明日が見える場所』

のロラン・ブリュネ。

家政婦のガカ

セラフィーヌ・ルイという実在した
女性画家の半生を描いた作品です。

天才と
狂人は
紙一重

天才でなくて、良かったと思った

『セラフィーヌの庭』公式サイト

ネタバレ感想
マウスでクリックしながら、なぞって下さい。

しかも、みんなが洗濯してる近くで(^_^；

木登りと一緒で、自然愛を表現した場面なんだろうけど
誰得な水浴びヌード？(^_^；
ミヌーシュのが、観たかった（笑）

セラフィーヌが画家である事は、もったいぶって
なかなか明かさんかったけど、実在の画家を描いた
映画だと知った上で、観てるからな(笑）

当然、血や蝋を瓶に集め、泥や草を採取してるのは
画材にする為なのは分かったが、もし画家だと
知らんかったら、訳分からんやろな(^_^；

聖歌を歌いながら、シスターと食事をする場面で
かつて修道院にいた事は分かったが、１８歳から
２０年間いたらしい。

絵は独学って事になってたけど、女学校で働いてた時
デッサンの教師を観て、学んだそうだ。
彼女の独特な才能を強調する為の演出として、その事は
あえて隠したんだろうな。

妹のアンヌマリーに嫉妬するセラフィーヌに対して
女と付き合う事は無いと言ってたウーデやけど、実際は
画家のロベール・ドローネーの奥さんと結婚してたらしい。

結婚後、ゲイなのを確信して離婚して、ゲイ一筋に
なったんかな？（笑）

セラフィーヌのルックスからして、下心とは考えにくいが（笑）
絵画の才能を、純粋に評価したと伝えるには、実際は
バイだったとしても、完全なゲイとして描いた方がええしな。

「有名になったら、車が必要」

家にウェディングドレスに、店ごとショッピング
貧乏人が急に金持ちになると、調子に乗っちゃうねんな(^_^；

ウーデが戦争で帰国するのすら理解できなかった
セラフィーヌに、世界恐慌が分かる筈もなく
ウーデに愛想を尽かされたと勘違いして、徐々に
精神に異常をきたし、ウェディングドレスを着て
燭台を配る奇行で警察に捕まり、精神病院に入れられる。

美術愛好家にとって、ウーデが発掘した事は功績だけど
セラフィーヌにとって、ウーデと出会えたのは
果たして良い事だったんかな？

死後、作品が多くの人に知られた事、馬鹿にしてた人間を
見返す事が出来た事、束の間だけど、良い生活が出来て
夢が見れた事は良かったけど、ずっとあのまま掃除して
スタミナ酒を飲み、人知れず絵を描いて、細々と暮らしたら
ちょっと信心深い程度で、心を病む事もなかったろうに。

ただ、金儲けの為ではなく、芸術を愛するがゆえの行動だし
ウーデを責める気にもならんけど。

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