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2015.01.24

『四十九日のレシピ』’１３・日

テーマ：ＴＶで観た映画(3827)

カテゴリ：映画　シ

あらすじ

良平は、これからのことが見当もつかず・・・。

解説

ブルーリボン賞
助演女優賞

４作目『ミッドナイト・バス』が直木賞候補となった
伊吹有喜のドラマ化もされた２作目の小説の映画化。

出演は『石井のおとうさんありがとう』の永作博美

『さくらん』の石橋蓮司

『潔く柔く』の岡田将生

『ヒミズ』の二階堂ふみ

『アントキノイノチ』の原田泰造
『ぷりてぃ・ウーマン』の淡路恵子
『恋の罪』の内田慈
『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』の荻野友里
『マイ・バック・ページ』の中野英樹

『ふがいない僕は空を見た』の小篠恵奈
『はるか、ノスタルジィ』の赤座美代子
『東京家族』の茅島成美。

監督は『赤い文化住宅の初子』のタナダユキ
脚本は「蒼井優×４つの嘘　カムフラージュ」の黒沢久子
撮影は『私の男』の近藤龍人
音楽は「向田邦子　イノセント」の周防義和。

『四十九日のレシピ』公式サイト

ネタバレ感想
マウスでクリックしながら、なぞるか、右クリック。

お母さんと呼べず「おっか」と読んでいた義理の娘
亡くなった乙美に対する悔いが残る２人が、遺言の
四十九日の大宴会を手伝いに来た乙美の知り合いの
若者イモとハル２人との交流が踏み切り板になって
喪失感を埋めて、新たな人生を歩みだす。

窓ガラスに書いたＩＭＯＴＯの文字を裏から見た
ダーリンがイモトに乙美か？と言う場面があるが
和久井映見主演のドラマ版では実際に、イモは
乙美の化身で、ハルは百合子の死んだ弟の化身で
乙美が乗っていたハルのビートルは霊界の乗り物
そういう結末やったが、良いドラマやったのに
そのオチだけがイマイチ腑に落ちんかったんで
イモがリボンハウスの仲間と一緒に去って行き
百合子が夫と共にビートルに乗って帰って終わり
イモもハルも実在する映画版の方がしっくりきた。

血が繋がらない母娘ながら、奇しくも乙美と同じく
子供を産まない人生を歩んできた百合子は、ずっと
子供を欲していて、乙美の白紙の年表に自分の事を
重ね合わせて落ち込むが、多くの人の踏み切り板に
なった乙美の人生を知り、子供を産む事だけが女の
幸せではないと悟るって本筋だけで十分ええから
ファンタジーな要素なんていらんねん(^_^；

川を三途の川に見立ててるが、川に行くと乙美との
思い出が思い出せる位の設定で良かったんちゃう。

小さな子供に串付きの物は危険だと、子供のいない
百合子は知らなかったから落ち込むって事を描ければ
ええから、ドラマでは手作りのアメリカンドッグが
映画では買ってきた物に変更されてたな。

危険だからってアメリカンドッグを捨てるって
勿体無いし、子供の教育に良くないやろ(^_^；

子供が欲しい百合子に子供が出来ず、子供よりも
男が大事な愛人が妊娠するって、皮肉な話(^_^；

子供を産まなかった女の人生が真っ白だと嘆いた
百合子が作った乙美の年表が、多くの人々の手で
埋まっていく結末は知ってたけど、やっぱ感動した。

嫌味な事ばかり言ってる叔母さんがフラダンスして
大宴会を盛り上げるんも、後味が良くてええねんけど
フラダンスの場面は、ちょっと長すぎた気が(^_^；

乙美は言わないで亡くなったが、怒ってるように
勘違いされる良平の大きな声が、暑い夏祭りに
熱い豚まんを売りに苦戦してた乙美を助けたのが
お見合いの切っ掛けだったって話も好き。

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