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September 17, 2024
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8月19日に愛天堂の★AM/FM2バンドラジオキット[ZX-2051]を作ったのだけれども、

FMはどうしても動作せずに、ついには壊してしまいAM専用ラジオになってしまった。
愛天堂の★AM/FM2バンドラジオキット[ZX-2051]を作りました

AMの不備とは愛天堂が「性能向上の為?」にバーアンテナをAMAZON等で売っている
従来品の四角いバーアンテナから黒くて丸いバーアンテナを変える際に、
間違えて900µH(従来品は660µH)の物にしてしまったせいで、
1100kHzよりも高い周波数が受信できなくなってしまっていたことである。


でもFMはどうしても問題が解決しなかった。
そこで仕方ないのでAMAZONの同等品を買ってリベンジすることにした。
ところが、AMAZONに発注したのは8月19日の「AMAZONのラジオ」=四角いバーアンテナ
だったのに、実際に届いたのは愛天堂のと同じ黒くて円いバージョンだった。
このやろうと思ったが、逆に愛えば愛天堂の製作に失敗したラジオのリベンジになるのでOK。

さっそく作ってみた。
AMは前回と同じでバーアンテナの接続を読み替えて接続したら簡単に鳴るようになった。
せっかくなので、接続方法(読み替え)を載せる。

付属説明書の一部なんだけれども、a-c間は900~1000µHコアの場所により変化)もあり、
バリコンと組み合わせるとインダクタンスが大きすぎて使えない。
(8月19日のブログ参照)

バリコンに並列にa-b(660µH)が接続されて、ICの入力はb-c間になる。
回路図を見ると元々b-c間がICの入力なのでインピーダンスもこれで合う。
なお、a-b間をバリコンに並列になるようにすれば別の組み合わせでもOK.
例えばcの穴にb、aの穴にa、bの穴にcでも良い。
但し、この場合受信範囲はa-bがバリコンに並列になるので良いのだが、


参考に回路図を載せる。



この回路図がツッコミどころ満載で、
まずAMバーアンテナのbcって何でこんな感じなのかなと思ったけれども、
中間タップの所にbが無くてcの所にあるのを善意に解釈すると、
bとcをショートして660µHとして使えと言うことかもしれないと思った。
でもそれならば上の基板の図面もそう書いて欲しいなと思う。
また、AMバーアンテナのcから伸びる緑の線がおかしく、これではaとcがショートする。
まぁ実際の基板にはこの緑の線は無いので大丈夫。
FM用のL1とL2が部品一覧とは入れ替わっている。
多分部品一覧の方が正しく、上の回路図は間違いなんだろうと思う。
(SONYのデータシートを見るとL1が3.5回、L2が4.5回巻きになっている。
 そしてその代わりC3が18pFでC4が22pFになっている。
 巻き数は違うけれどもコンデンサーが大きい事を考慮すると、
 L1の方が巻き数が巻き数が少ないのは確かなので、
 部品一覧が間違いで、回路図の方が正解だと思われる。なので回路図への書き込みを修正した。)
それよりも大変だったのはC-16が121のはずなのに袋の中には120が入っていた。
これは明らかな間違いでAM受信に影響するので、もし120が入っていたら121に変えた方が良い。

でAMはOKになったんだけれどもFMが動かない。
でも今回は前の失敗を教訓に「ここに違いない」と言う場所を特定していたので、
さっそく調べてみた。

基板のパターンはAMAZONの旧タイプと全く変わっていない。
部品もAMのバーアンテナ以外は変わっていない。
旧タイプではYOUTUBEを見ると外人さんがみんな製作に成功しているし、
日本人でも製作に成功した人がいる。
では製作に成功した場合と失敗した場合で何が違うか?
それは僕と言う作業者と部品のロットである。
僕と言う作業者に関しては、それほどひどいとは思わない。
部品の中で怪しいのはセラミックフイルターである。

なので、半田付けを外して、愛天堂で買った新しいセラミックフイルターと比較してみた。
すると予想はぴったりと当たった。
このセラミックフイルターは変じゃん!
実証実験には7月18日に作った「愛天堂の水晶発振子周波数測定キットK-XTAL628Bで
SGもどきを作りました。」で作った周波数測定キットを使った。
愛天堂の水晶発振子周波数測定キットK-XTAL628BでSGもどきを作りました。

なお、この周波数測定キットはたった950円で、使うコイルにより、1-45MHzを発生し、
その周波数が表示される優れものなのだが(自画自賛)、
今回は3.3µHを使った。このコイルだとちょうど使いやすいバリコンの回転角度で使える。


さすがにプロやハイレベルアマチュアの使うSG(100万円近くもする)と違い950円なので、
指で回すバリコンを正確に10.7MHzに合わせるのは難しいが、まぁこのレベルならOK。

すると思った通りと言うか、外したセラミックフイルターは全然使えない不良品だった。
10.7MHz付近の入力と出力の変化。


全然機能してないじゃん!
ちなみに下の正常品の試験では入力をCH1(赤い線)、出力をCH2(黄色い線)にしているが、
出力がCH2の測定可能レベル(50mV/div)以下なので、
この不良品の測定ではCH1とCH2を入れ替えている。
(CH1は5mV/divから使える。)
入力3Vp-pに対して出力は15mVp-pくらいしか出ていない。
ほとんど信号は消えている。

対して愛天堂で買った正常品。これを試験する時は面白くて震えた。


赤い線で表示された入力が0.8Vp-pで一定なのに出力が10.7MHz付近でグワーッと大きくなる。
しかも良く観察すると、その前後で位相がぐるぐるっとひっくり返るような気がする。
さすがに950円なので気がするけれども記録に残せるほどの安定さは無い。
でも、出力信号のレベルは不良品と正常品でこれほど違うのかと言うくらい違う。
FM放送が聞こえないはずだと思った。

ちなみに製造メーカーのデータシートを見ると、その特性が載っている。


dB表示なので絶対値としての比較はできないが、セラミックフイルターって性能が良いんだな。

ここで気になるのが8月19日にも書いたけれども、入出力を入れ替えるとどうなるかである。
事前にWindow11のcopilotで調べてみた。


これも実験で「その通り!」って感じで確かめられた。
事前に僕が想像していたような「10.7MHz付近で信号が遮断される」ことはない。
でも特性はcopilotが言うとおりである。
まずものすごく不安定で10.3-11.0MHz付近は周波数を固定できない。
また、これが「うーんそうだったのか」なんだけれども位相が反転する。


これが見たかった。copilotの言う通り。でも実際に目で見たかったのでうれしい。
実際に目で見たことがある人って学校の先生でも少ないんじゃないだろうか?

まぁ何にしてもセラミックフイルターを取り換えるしかない。
取り換えるとあっさりと直った。
しかも僕はちゃんと前の失敗の際に色々と研究していたので、
FM用のコイルを少し工夫している。
通常は4.5Tと5.5Tなんだけれども、足が少し長いのでそれを利用して5Tと6Tにした。
多分そうすれば受信範囲が下の方に伸びると思ったから。
できれば巻きなおして5.5Tと6.5Tにしたかったけれども、ちょっと気力がなかった。
その結果がこれ。


だいたい80-100MHzが受信できている。
もう少し頑張ればNACK5(79.5MHz)やinnterFMが受信できたかもしれないが、
interFMは上の方の周波数は受信できるのでOKだし、NACK5はあきらめれば良い。
まぁとにかく僕にとってはニッポン放送が入れば良いので、これでOKである。

自分で予想した失敗の原因が判明して、問題を解決できたのでうれしかった。





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最終更新日  February 11, 2026 04:31:32 PM
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